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弁護士になるために必要な進路とかかる費用|社会人からでもなれる?

更新日:2024年06月10日

職種研究

法律の専門家として、様々な場面で活躍する弁護士。弁護士になるには、どういった資格が必要か、弁護士になるにはいくらぐらいかかるのか、弁護士になるまでの年数は、といった内容を解説していきます。また、社会人でも弁護士になる方法についても合わせて紹介します。

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弁護士になるには? 資格・大学選び・費用・年数

 テレビドラマや漫画、ゲームなどでお馴染みの弁護士。弱い者のために戦うというイメージがかっこいいですよね。また、その社会的なイメージの良さだけでなく、独立して事務所を構えることができ、士業ということからも、収入面で一般企業に勤めるよりはよさそうというイメージがあると思います。  では、実際のところ、弁護士になるにはどうしたらよいのでしょうか? ここでは弁護士になるにはどうしたらいいの? という疑問にお答えするとともに、弁護士になるまでの費用や年数なども紹介します。

弁護士になるには司法試験への合格が必須

弁護士になるには、弁護士資格を取得する必要があります。弁護士資格を取得するには、毎年1回、法務省によって実施される司法試験に合格するしかありません。 参考までに、司法試験について紹介します。試験そのものは、マークシート式の短答試験と、論述試験の2つが行われます。出題分野としては、短答試験は憲法、民法、刑法から、論述試験は憲法、民法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法などなど法学の様々な分野から出題されています。平成28年は出願者7,730人に対して、最終合格者1,583人でした。合格率が約20%の狭き門です。 この司法試験に合格し、司法研修所で司法修習を修了して、司法修習考試に合格することで弁護士資格を得ることができます。 弁護士への転職・就職を考えているなら、エージェントへ相談してみましょう!転職のプロが求人の紹介から面接対策までサポートしてくれます。複数のエージェントに登録し、求人を比較しながら就職活動を進めるのがおすすめです。

司法試験を受けるための資格その1|法科大学院の修了

弁護士になるには、最難関と言われる司法試験に合格しなければなりません。けれども、司法試験を受験するためには資格が必要ってご存知でしたか? 司法試験を受けるための資格はどのようにすれば得られるのでしょうか? 法務省が定めている受験資格は2つあります。まず1つ目が、法科大学院(ロースクール)を修了した(もしくはその見込みのある)修了者。もう1つが司法試験予備試験の合格者です。 法科大学院を修了するためには、入学試験に合格し、入学しなければなりません。大学によって実施される入学試験内容に違いはありますが、論述試験と面接試験を受験し、合格する必要があります。 法科大学院にも、コースが2つあります。大学で法学を学んだ人向けの「法学既修者コース」と、これまでほとんど法学に触れたことのない人向けの「法学未修者コース」の2つです。法学既修者コースは2年制、法学未修者コースは3年制になっています。大学卒業後に大学院へ進学する感覚だと思っていただければ間違いはないです。 弁護士になるには、こちらを選ぶ方が大半です。

司法試験を受けるための資格その2|司法予備試験の受験

 司法試験予備試験を受験する場合、この予備試験には受験資格や制限などないため、何度でも受験することができます。上述の法科大学院に通いながら受験することもできるため、法科大学院の修了を待たずに司法試験予備試験の合格を狙い、司法試験に挑戦する方もいます。  また、法科大学院に通わなくてもすむため、経済的な理由で法科大学院に通えない方、あるいは働きながら司法試験の合格を目指す方が受験することが多いです。  予備試験は年に1回実施されます。短答式試験、論述試験、面接試験の3つが実施されますが、それぞれの合格者のみ、次の試験を受験することができる仕組みとなっています。最終的な合格率は3%前後となっており、司法試験の合格率も真っ青の非常に狭き門となっています。  弁護士になるには、非常に狭き門ということですね。

司法試験予備試験を受験する場合、この予備試験には受験資格や制限などないため、何度でも受験することができます。上述の法科大学院に通いながら受験することもできるため、法科大学院の修了を待たずに司法試験予備試験の合格を狙い、司法試験に挑戦する方もいます。 また、法科大学院に通わなくてもすむため、経済的な理由で法科大学院に通えない方、あるいは働きながら司法試験の合格を目指す方が受験することが多いです。 予備試験は年に1回実施されます。短答式試験、論述試験、面接試験の3つが実施されますが、それぞれの合格者のみ、次の試験を受験することができる仕組みとなっています。最終的な合格率は3%前後となっており、司法試験の合格率も真っ青の非常に狭き門となっています。 弁護士になるには、非常に狭き門ということですね。

司法試験を受験するにも制限がある

法科大学院を修了、もしくは司法試験予備試験を突破すれば司法試験を受験するための資格を手に入れたこととなりますが、無制限に司法試験を受験できるようになるわけではありません。法科大学院の修了後、もしくは司法試験予備試験の合格後、最初の4月1日から5年間が経過する間に、3回司法試験を受験することができます。 司法試験は毎年5月に実施されているため、弁護士になるには、1年目、3年目、5年目の5月にチャンスがある、ということになります。

弁護士になるには法学部がおすすめ

 弁護士になるには、かなり大変な道のりを通らなければならないということがおわかりいただけましたでしょうか。もう一度、ここまでの流れを整理しましょう。 1-1)大学卒業後、法科大学院に入学し、修了する 1-2)司法試験予備試験に合格する 2)司法試験を受験し、合格する 3)司法研修所で司法修習を修了し、司法修習考試に合格する この3ステップを経て、ようやく弁護士資格を手に入れることができます。弁護士になるには、必ずこのステップを踏まないとなりません。  最初のステップで書いてある大学の卒業についてですが、大学については特に制限はありません。法科大学院へは、大学卒業もしくは卒業見込みの者、もしくは大学卒業相当であれば出願できます。また、司法試験予備試験についても学歴による制限はありません。  ただし、もし大学受験の時点で将来の進路を弁護士と決めているなら、法学部のある大学を受験し、法学部に在籍しておくことをおすすめします。法学部卒業であれば、仮に法科大学院へ進学する場合、2年制のコースを選ぶことができるため、1年早く司法試験に挑戦できるからです。同級生や卒業生とのつながりも、将来、仕事に活かすことができますよね。  弁護士になるには、必ず大学を卒業していなければならないのか、高校卒業や中学卒業ではなれないのか、という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、大学卒業相当でなくてはならないのはあくまで法科大学院のみです。司法試験予備試験は学歴を問わないので、もし中学もしくは高校を卒業して働き始めた社会人であれば、司法試験予備試験に合格して司法試験を受ける資格を手に入れればよいのです。

弁護士になるには600万円ほど必要

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初回公開日:2017年02月18日

記載されている内容は2017年02月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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