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異動願いの書き方・理由例文|結婚・人間関係・パワハラのとき

更新日:2024年08月19日

ビジネススキル

部署を異動したい時に提出する、異動願いについて、さまざまな情報をご紹介。異動願いの用紙の選び方や書き方、作成の際の注意点などをご紹介しています。また、異動願いに記入する理由の例などもまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

異動を願う一文

真ん中の辺りに「異動願い」と記載したら、その下に異動を願う一文を記入します。 例としては、「この度、以下のとおり異動を希望しております。何卒ご配慮いただけますようお願い申し上げます。(※1)」のように記入し、その下に異動願いの内容や条件、希望などを記入していくことになります。

所属部署と所属期間

続いて、異動の希望や条件などを記載していきます。 まずは、「所属部署」という項目を作り、そこに現在の自分が所属している部署を記入します。 その下には、現在の部署に所属してどれくらいの月日が経っているのか、「現在の部署の所属期間」という項目を作成して、記入しましょう。

希望する所属先の部署名と異動の希望時期

現在所属している部署について記入したら、今度はいつ、どの部署に異動したいのかを記入していきます。 上記でご紹介した「現在の部署の所属期間」の下に、「希望の移動先」や「希望する異動先部署名」などの項目を作り、どこの部署に異動したいのか、部署名を記入します。 更に、その下に「異動を希望する時期」という項目を作り、いつ頃異動したいのかも記入していきます。 希望時期の書き方としては、「○月定期人事異動(※1)」や「〇期定期人事異動(※2)」などと記入しましょう。

異動を希望する理由

最後に、「異動を希望する理由」を作成し、異動願いを提出した理由を記入します。 異動願いにおいて、この理由の部分は特に重要だと言われており、理由を上手く書かないと、異動が認められなかったり、トラブルになったりする可能性も、ゼロではありません。 異動の理由例は、以下でご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。 異動を希望する理由を記入したら、最後は右下に「以上」と記入します。

もし社内で希望通りの異動が難しい場合、転職するというのもひとつの手です。転職エージェントならあなたの希望に合った求人を紹介してくれますので、一度相談してみましょう。

異動願いにおすすめの理由例【1】:キャリアアップや目標

例え職場の人間環境や業務内容に不満があるとう理由で異動を希望したとしても、異動願いに記入する異動理由には、本音を書かないことをおすすめします。 一般的に、異動願いに記入する移動理由は、ポジティブなものや前向きな内容が良いと言われており、反対にネガティブな理由や不満などは、あまり書かない方が良いそうです。 おすすめの理由の1つとして、キャリアアップや目標について書くのも良いでしょう。 「私は、〇年間〇〇の業務に携わり、〇〇について深く学びました。その経験を、今度は入社当初から希望していた〇〇部署で発揮して、〇〇事業に携わりたいと強く思うようになり、異動を希望するようになりました。」

異動願いにおすすめの理由例【2】:勤務地の変更

複数の支社や店舗を持っている企業の場合、勤務地の変更を異動希望の理由とするのも、方法の1つと言えます。 「家庭の事情で、現在の勤務地で働き続けることが難しくなった為、勤務地を〇〇支社に変更して頂きたく思います」など、家庭や身内の事情を理由にすると、職場や業務内容への不満と思われにくい為、おすすめです。 しかし、希望が通れば実際に勤務地が変わることになるので、その点はよく考えるようにしましょう。

人間関係や結婚、パワハラの場合の異動希望理由

上記でご紹介したような、ポジティブな理由を異動願いに書けると、スムーズに異動できる可能性が高いと言われていますが、どうしても上記のような理由を使いたくない場合は、どうすれば良いのでしょうか。 人間関係やパワハラの場合、やはりなるべくは他の理由を書いた方が良いでしょう。人間関係・パワハラで異動したいということを上司に相談したり、異動願いに書いたりしても、「改善するようにまずは努力してほしい」「もう少し様子を見たらどうか?」などと、説得されてしまう可能性があります。 また、それらを理由に異動することで、その部署の人々との人間関係が、更に悪化してしまう可能性も。働く上ではその部署はあまり関係がないかもしれませんが、異動をしても同じ会社の人間です。後から、気まずくなる可能性も考えられます。 とはいえ、あまりにもパワハラが酷い場合は、会社の人事や他の部署の上司、また対応している機関などに相談をすることをおすすめします。 また、結婚をする場合は、結婚により家庭環境が変わったり、引っ越しをしたりといった、異動の必要性と合わせて説明することをおすすめします。 ただ結婚するだけでは、部署を異動したい理由として、弱い印象があります。結婚により、生活のリズムが変わったり、住居が変わったりといった生活の変化故に、「どうしても現状のまま働くのが難しい」といった必要性を訴えることが大切なのです。

もし社内での異動が難しい場合、転職するというのもひとつの道です。パワハラや人間関係で悩んでいるなら、転職することにより解決することが多いでしょう。転職エージェントなら相談だけでも可能ですので、一度話を聞いてみることをおすすめします。

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初回公開日:2017年01月15日

記載されている内容は2017年01月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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