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「あながち間違いではない」の意味とは?使い方や類義語について紹介

更新日:2024年06月26日

言葉の意味・例文

「あながち間違いではない」という言い回しを使うべきか迷った経験のある方はいるのではないでしょうか。本記事では「あながち間違いではない」の意味や使いどころ、類義語などを詳しく解説していきます。語彙を増やしたい方はぜひご覧ください。

「あながち間違いではない」は、中間的な意見を発言する際に便利な言い回しです。しかし、この1語だけに頼りすぎてしまうと、あまり良い印象を持たれないかもしれません。 そこで、ここでは「あながち間違いではない」の類義語や言い換えを紹介していきます。ここを確認すれば、語彙に幅を持たせることができるだけでなく、さらに微妙なニュアンスの意見も伝えやすくなるでしょう。

一概に

「あながち間違いではない」の類義語として挙げられるのは、「一概には~ない」でしょう。 ここで使われる「一概」とは、もともと「強情なこと」を意味しています。自分勝手を表す「あながちなり」との同義語の関係として知られています。 これらの相違点としては、「あながち」はそれ自体が否定の意味を持つのに対し、「一概に」はその後ろに否定の意味を持つ語が付くということです。「一概」事態は「同列」や「ひとくくり」といった意味を持ちます。

まんざら

「まんざら○○ない」も「あながち」と同じような意味で使われます。漢字では「満更」と書きますが、起源は不明です。意味が確立した後に付与された当て字だと言われています。 「あながち」との違いは、それ自体の意味とニュアンスの違いです。「まんざら」も後ろに否定の語を付けることで「あながち間違いではない」と同じような意味を持ちます。 ニュアンスの違いとしては、「あながち間違いではない」が否定寄りなのに対し、「まんざら○○ない」は若干肯定に寄った意見の際に使われています。「悪いとは言えない、むしろ好ましい」といったような感覚の時は「まんざら」を使いましょう。

いささか

「いささか」は「わずかに」や「ほんの少し」といった意味を持ち、「あながち」と同じような場面で使われます。しかし、使われる場面こそ似ているものの、ニュアンスは全く異なるものであることを覚えておいてください。 この語は「いささか○○ない」として使われるため、「あながち」と混同してしまうことが多いようです。しかし、「いささか」の場合は完全な否定の表現となり、「全くない」といった意味を持つようになります。 「いささか」を使う際は、感情の起伏を緩やかに伝える場合などです。主語を自分にする時は、謙遜の意味を含めて使うようにしましょう。

必ずしも

「必ずしも○○ない」というように「必ずしも」という語も「あながち」と同じような意味として使われます。この2つにあまり大きな差はなく、同じようなタイミングで使われます。 ニュアンス的な違いでいえば、「必ずしも悪いとは言えない」の場合、「悪くないとされる部分」にフォーカスを当てるような表現として使われることが多いようです。

「あながち間違いではない」の英語表現

「あながち」と同じような意味を持っても、それぞれ少し違うニュアンスを持っていることが分かっていただけたでしょうか。 ここからは、「あながち間違いではない」の英語表現を紹介していきます。英会話の中でも、自分の意見を的確に伝えられるよう準備しましょう。

「not...exactly」「not...quite」

「あながち間違いではない」を英語で表現する場合は、「not...exactly」もしくは「not...quite」が一般的に使われます。 「not...exactly」は、どちらかというと否定的な表現として使われ、「~とは言えない」といった意味も併せて持っています。 「not...quite」の場合、「必ずしもそうではない」といった表現になります。ただ単に「No」と返答すると冷たい印象を持たれてしまうため、やわらかく否定する場合などに使っていきましょう。

「あながち間違いではない」の意味を知って正しく使おう

ここまで、「あながち間違いではない」という語について詳しく解説してきました。たびたび耳にする機会はありつつも、起源や詳しい意味までは考えてこなかったという方は多いのではないでしょうか。 似たような意味の言葉でもそれぞれに使うべきタイミングがあり、最適な語彙を選んで素早く返答することが会話では非常に重要となってきます。 本記事を参考に、言い回しや異義語などを駆使しつつ、正しく「あながち間違いではない」という語を使い分けてください。

初回公開日:2022年10月03日

記載されている内容は2022年10月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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