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更新日:2024年09月05日
学級目標にお悩みの方はいらっしゃいませんか。一体、どのような言葉が中学校の学級目標に適切でしょうか。この記事では中学校の先生や生徒の方向けに、シンプルで分かりやすい学級目標をご紹介します。カッコよくシンプルなワードをぜひチェックしてください。
初めに決断したことを、その終わりまで保つことです。志は、こころざしとも読みます。 学級目標に設定する場合は、学期初めに決めた目標・約束を守るといった意味合いになるでしょう。 初志貫徹はあくまでキーワードであって、それぞれの目指すべき場所に向けて歩き出すように促せる言葉です。決して大上段から目標を押し付けるような意味にはなりません。 ただし、生徒一人一人が個人の目標を持っている、あるいは持つために模索することが前提の言葉です。あらかじめ何かに書き出させることで、個々の目的を確認させておきましょう。 その目的を長く持ち続けるためのモチベーションとして、この学級目標、初志貫徹は子どもたちを力強く支えてくれることでしょう。
失敗や過ち、過酷な体験を過剰に引きずらない力、レジリエンスが近年、重要視されています。 現代社会は、変化のスピードが速いために環境に適応する能力は重要です。 学校では、いじめや不登校などの精神的な問題を抱える子どもたちが一定数います。さらに、元気に過ごしているようでも問題を抱えている子どもたちもいらっしゃいます。 失敗に挫けないは、単に個々に対するエールではなくて、集団としても失敗に寛容な雰囲気づくりに貢献する言葉です。 子どもたちにとってクラス学級は一つの社会です。少なからず、互いに競争し合う部分はあります。これはある程度、やむをえません。しかし、競争が行き過ぎれば問題が生じてしまうことは明らかです。 お互いに足を引っ張り合うのではなくて、互いに高め合う関係を築いてもらうためにも、あえて失敗にフォーカスすることは、決して奇をてらうことにはなりません。 人生は順調なときばかりでないということを、中学校の段階で理解しておくことはそれぞれの今後にとって大いに助けになるでしょう。 学級目標、失敗に挫けないはまさに、現代にこそ求められている学級目標の一つです。
いわゆる英語表現とは違った使い方です。英語では、お先にどうぞなどの意味で用いることが多いようです。 これは、直訳による和製英語と言えます。前に進もう、とクラス全体に対して呼びかけるメッセージです。 明るさと前向きさがあり、中学校から本格的に習う英語によるかっこよさもあり、まさに王道の学級目標です。 短い文なのですぐに意味が分かりやすく、覚えやすいでしょう。
日本のお笑い芸人の中でも著名な人物の一人である明石家さんまさんの座右の銘として有名です。 丸儲けという言葉自体はややネガティブな意味で使われることが多いです。しかし、この言葉を明石家さんまさんが言うと、その陽気でひょうきんなところと相まって、むしろ生きていく力強さがハッキリと感じられます。 さんまさんが間一髪、その命を救われたエピソードとして、1985年の日本航空の墜落事故に巻き込まれかけたことがあまりにも有名です。偶然、さんまさんの収録が早く終わって一便早めたために、事故を起こした123便に乗り合わせずに済んだのです。 さんまさんの娘である、いまるさんの名前も「生きているだけで丸儲け」から来ています。 命の儚さを、あえて物ともしない明るさに裏打ちされた素敵な言葉ですね。
「常日頃から正直でいなさい」という意味になります。 正直でいることの難しさは、大人であるほど痛切に感じられるもの。 ときに人は嘘をつく誘惑にかられることもあります。しかし、正直にミスを打ち明けられる勇気があれば、結果として嘘が原因で信頼を失ってしまうような事態を避けられるでしょう。 時には言えないことや、やむをえず嘘をつくこともあります。しかし、嘘でやりくりすることが習慣になってしまえば、結局困るのは子どもです。学生のうちはともかく社会人になってから嘘がバレてしまえば、深刻な状況に陥ってしまいます。 一見、Alaways be honestは教科書的なお説教に思えるかもしれませんが、生きていくうえで大切な含蓄があります。虚偽が罪であることは、いにしえではあの有名なモーセの十戒にも定められているそうです。 この目標は、子どもたちが事実に責任をもって言及することを、大切にするきっかけになるでしょう。Alaways be honestは、学級目標や座右の銘として、とてもオススメです。
一日一生は3つの意味に分けられます。 1つ目は、時間を浪費せず大切にしようという意味です。 2つ目は、今日という日を一人の人生のように生きなさい。明日はまた、新しい人生が始まるという意味です。 3つ目は、一日一日を人生の最後の日として大切にせよ、という意味です。 要するに、一日を大切にせよと言っていて、比較的歴史の新しい造語のようです。 キリスト者で明治時代の社会思想家として有名な内村鑑三が一日一生という題名で本を出版しています。それからこの言葉は社会的にある程度、認知されるようになりました。 そうした経緯から宗教やスピリチュアルに興味を持つ方に、響きやすい言葉のようです。 子どもたちの学級目標として提示するときには、一日一生の意味から始まって、内村鑑三にも言及することで、子どもたちの知的な好奇心をよりいっそう高めてくれるでしょう。 キリスト教の信仰は、イエス・キリストを救い主と告白することで始まります。イエス自身も内村鑑三のように一日の過ごし方に言及しています。 今日も明日もまた次の日も自分の道を歩むこと、だそうです。 一日一生は、シンプルな学級目標ですが、深い人生に対する洞察に裏打ちされた素晴らしい言葉です。
学ぶことを通して、人格の健やかな成長や、成績の向上に務めることです。さらに友達同士で互いに競い合って、成長に励むことも指します。 学校のクラスでは、過酷な競争があると生徒たちにとって当然、ストレスになってしまいます。しかし、適切な形でお互いに高め合えるならば、クラスメートと過ごす時間はかけがえのない大切な日々になりうるでしょう。 切磋琢磨することを通じて、単なるクラスメートに留まらず、信頼できる仲間を見つける子もいるはずです。 こうした適切なクラス学級にするための第一歩として、切磋琢磨を目標として確認することは生徒を導くべき先生にとっても助けになります。 考えられるなかで素晴らしい中学校の学級目標の一つです。
シンプルで覚えやすいワードを中心に学級目標の候補を見てきました。 中学校は、学生生活の折り返し地点です。これから大人になるに向けて、どのように人生を歩むか真剣に考えるべき時期に差し掛かっていると言えます。 心を燃やせなどのシンプルでありながら、効果的な表現が子どもたちの胸にしっかりと届いていれば、先生も含めてより良い雰囲気で真っ直ぐに、個々それぞれの目標へと立ち向かっていけます。 あえて語弊を恐れずに述べると、大切なことは、どの学級目標を選ぶかではなく、考える過程で先生と子どもたちがどれだけ目標を決めることに向き合えるかです。 意味や意義も知らず、何となく目標を先生から与えるだけでは、ただ体裁のみを整えただけで目標に命が吹き込まれていません。 目標を決めるときも、中学生らしい話し合いで解決する必要がありますし、普段の学校生活が始まってからも常に目標に戻って、現在位置を確認することが大事です。 そうすることで、問題が起きてしまった時に解決するための指針にもなりえます。 初めに学級目標を決める意味や意義を、クラス全員で改めて確認することで、それぞれが長い学校生活で前に向かって歩み出す一歩になるでしょう。
記載されている内容は2022年10月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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