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「先見の明」とは?意味や使い方と例文・類語・対義語も紹介

更新日:2024年03月22日

言葉の意味・例文

「先見の明」という言葉の使い方はご存知でしょうか。本記事では、「先見の明」の意味に加えて、語源や由来も紹介しています。「先見の明」を使った例文も紹介しているため、例文を使用すると間違いなく使うことができるでしょう。「先見の明」の使い方が曖昧な人はご覧ください。

「先見の明ってどんな意味がある言葉?」 「どういう場面で使えばいいのか、分からない」 「先見の明がある人ってどんな人のことをいうの?」 このように、日常では使うことの少ない「先見の明」の、意味や使い方が分からない人もいるのではないでしょうか。 本記事では、「先見の明」の意味や使い方、例文はもちろんのこと、語源や由来も解説しています。言葉の意味だけでなく、語源や由来も把握することで、より深く「先見の明」を理解することができるでしょう。 この記事を読むことで、「先見の明」の言葉の意味や使い方を把握することができるため、間違った使い方ではなく、正しく使うことができます。 また、先見の明がある人の特徴も知ることができるため、先見の明がある人の特徴に自身を近づけることもできるでしょう。 難しい言葉を使いこなしたい人や、言葉の意味を深く知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。

「先見の明」とは

「先見の明」とは

「先見の明」は、中国の政治家・学者が関係して生まれた言葉です。 「先見の明」の正しい読み方と一緒に、意味や由来を確認しましょう。

「先見の明」の意味

「先見の明」とは、ことが起きる前に、その物事を見抜く見識、すなわち先を見る力のことをいいます。 「先見の明」を単語別に分けると、「先見」は未来の行方を見抜くという意味で、「明」は道理を見通すという意味です。

「先見の明」の語源・由来

「先見の明」の由来は中国の後漢書「楊彪伝」に登場する後漢時代の政治家、楊彪(ようひょう)、曹操(そうそう)、金日磾(きんじつてい)の話からきたといわれています。 楊彪には子供がおりました。しかし、曹操という政治家を不機嫌にさせてしまったことで、楊彪の子供は処刑されてしまいます。 同じく金日磾にも子供がいました。しかし、自身の子供が周囲に迷惑をかけると感じたことによって、金日磾自ら、子供に手をかけてしまいます。 周囲に迷惑をかけると感じ自身の子に手をかけた金日磾に対し、楊彪は自身の子に手をかけることができませんでした。そのため、楊彪は金日磾のような行動をとることができなかったという理由で、「先見の明がない自分が恥ずかしい」と答えたといいます。

「先見の明」の読み方

「先見の明」は「せんけんのめい」と読みます。 「せんけんのみょう」や「せんめいのめ」は正しい読み方ではないため、間違えないように気を付けましょう。

「先見の明」の正しい使い方

「先見の明」は先を見通す力を持つ人に対して使う言葉です。他にも仕事が成功したときや失敗したときの理由としても使われることがあるでしょう。

「先見の明」の例文

「先見の明」は、ビジネスシーンで使う言葉です。例文を覚えて、適切な場面で使えるように把握しておきましょう。

あの人は先見の明がある

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初回公開日:2022年10月03日

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