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「前面に出す」の意味とは?使い方・例文・言い換え表現も解説

更新日:2023年12月09日

言葉の意味・例文

「前面に出す」と「全面に出す」の違いをご存じでしょうか。また、どのような場面で使い分けられるか説明できますか。この記事では、例文や使い方を記載しながら「前面に出す」について詳しく解説しています。それぞれの意味を知って正しく日本語を使えるようにしましょう。

「前面に出す」の類語・言い換え表現

「前面に出す」の類語や言い換え表現と聞いて、どのような言葉が思い浮かぶでしょうか。 意味や例文で用いてきた「主張する」は言い換え表現の1つですが、実はもう1つあります。類語や言い換え表現を知っておくと、会話や文章に応用できコミュニケーションの幅が広がるでしょう。ぜひ参考にしてください。 ちなみに類語とは、形は異なるが意味が似通っている言葉のことです。例えば、本・書籍・書物、扉・門口・枢などがあります。 一方、言い換え表現とは、ある特定の言葉を別の言葉に言い直すことです。例えば「育てる」の場合「育む(はぐくむ)」「養い育てる」などがあります。

「表に出る」

「前面に出す」の類語として「表に出る」という言葉があります。 「前面に出す」は自分から主張したり、意見を言ったりするので意図的である場合に使われることがほとんどです。 一方「表に出る」とは、なにかが作用した結果、周囲に知られてしまうという意味なので、意図的でない場合に使われます。 例えば「公表していない情報が表に出てしまった」のように表現でき、これは自分の意思ではなく、理由は分からないがそうなってしまったと解釈できます。 感情や気持ちに対して「表に出る」と使えるほか、都合の悪いことや隠し事が明るみに出てしまった際にも使われる言葉です。

「主張する」

「前面に出す」の言い換え表現は、既述してきたように「主張する」が該当します。 「主張する」とは「持論や意見を強く言い張ること」という意味です。周囲に発信していく様子から「前面に出す」の言い換え表現といえます。 また、主張には少なからずその人の感情が含まれているので、「主張する」は「前面に出す」に相当する言葉だということが分かるでしょう。 ぜひ、ここで紹介した言い換え表現を使ってみてください。

「前面に出す」を含む代表的な英語表現

では「前面に出す」を英語表現にするとどのようになるでしょうか。ここで紹介する「前面に出す」を含む代表的な英語表現は以下の2つです。 ・「Highlight the importance of~」 ・「Bring the issue once again to the fore.」 まず「Highlight the importance of~」という文章です。直訳すると「~の重要性を前面に出す」となります。 この場合「Highlight」が「強調」、「importance」が「重要性」という意味です。 重要な部分にマーカー線を引くことを日本語で「ハイライトする」と言います。これは重要な部分を「強調する」という意味で、日本語でも同じように「ハイライト」として使われているのです。 もう1つの文章は「Bring the issue once again to the fore.」です。こちらも直訳すると「その問題を再び前面に出す」となります。 この場合「bring to the fore」が「前面に出す」に該当します。「bring」は「持ち出す」、「fore」は「前方の・前部に」という意味です。 ビジネスシーンのほか日常生活でも使える表現なので、ぜひ活用してみてください。

「前面に出す」の意味を理解して正しく使おう

この記事では「前面に出す」と「全面に出す」の違いについて解説してきました。 違いをまとめると、感情や気持ち、主張を表現する場合は「前面に出す」を、人や物の特徴や特色、雰囲気を表現する場合は「全面に出す」となります。 読み方が同じのため会話のなかでは意識できませんが、漢字表記する際は間違えないようにしましょう。「どちらの意味だろう?」と混乱してしまうかもしれませんし、伝えたい意図が伝わらない場合もあります。 「前面に出す」と「全面に出す」の意味や違いを理解して正しく使い分けてください。

初回公開日:2022年09月09日

記載されている内容は2022年09月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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