「印象に残る」とは？意味や使い方・例文・類語・英語表現を紹介

「琴線」は琴の糸を指す言葉ですが、物事が心の奥底に触れて感動する心情を表すときも使用します。琴の糸は共鳴しやすい性質がありますので、その特徴を使って、物事に感動する繊細な感情を例えることができます。 「琴線に触れる」は、良いものや素晴らしいものに触れたとき、心の奥底から感動したり感銘を受けたことを表す言葉です。 「琴線に触れる」だけでも使用できますが、「心の琴線に触れる」と表現することもあります。

「感銘」は、「忘れられないほど心に深く刻み付くこと」を意味します。そのため「感銘を受ける」は心に強く残るような感動を表し、人生や考えに変化を与えるほど大きな影響を受けた場合に使う表現です。 深い感動などを表す言葉ですが、少し硬い表現でもあるため就職活動などのあらたまった場面で使用します。 あくまでも「深く感動したこと」に使用する表現であるため、ちょっとした感動などには適していませんので注意しましょう。

「インパクト」は物理的や心理的な衝撃を表す英語です。そのため、「インパクトが強い」は「強い衝撃、強い影響」を意味します。ショックを受けたり、衝撃的な内容に対して使うことがほとんどでしょう。 「強い衝撃」を意味するため「印象に残る」同様に、人や芸術作品などにも使用できますが、ホラー映画などの刺激の強い内容に対しても使う表現です。

「記憶」の意味は「過去に体験したことや覚えたことを忘れずにとどめておくこと」です。「印象に残る」は、「人や物などの対象から受ける感じが強くて、なかなか忘れられないこと」を意味しますので、「記憶に残る」も同じ意味として使用できると言えるでしょう。 また、「記憶に残る」と同じ意味で「記憶に刻まれる」という言葉もあります。こちらも「印象に残る」と同様に、忘れられない思い出などに使用する表現です。

「焼き付く」は、「焼けて跡が付く」という意味の他に、「心に強く残る」という意味もあります。そのため、「目に焼き付く」は「強く覚えている」という意味となり、大切な記憶などを表すことができる表現です。 強く印象に残ったことや感銘を受けたことなどを「目に焼き付く」と表現し、忘れられないことであると伝えられるため、「印象に残る」の言い換えとしても使用できます。 また、忘れたくない光景などに対して「目に焼き付ける」と表現することもできます。

「目の覚めるような」は、「はっと驚くほど見た目や動作が美しいさま」を意味します。対象の鮮やかさや美しさに驚き、眠気も覚めてしまうことを例えた言葉です。 「目の覚めるような」には驚くというニュアンスも含まれているため、「あまりの美しさに驚いた」と伝える場合に使用します。 「印象に残る」のような「忘れられない」という意味よりも、「目の覚めるような」は「素晴らしい、美しい」と表現する言葉とも言えるでしょう。

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「印象に残る」と「印象が残る」には、助詞である「に」と「が」の働きに違いがあります。 「印象に残る」の場合は、「～の印象に残る」や「～が印象に残る」などの表現が可能です。例えば「彼女の作品が印象に残る」、「彼女の印象に残る」という使い方をします。 しかし、「印象が残る」は「印象」を主語としているため、「～が印象が残る」という使い方はできません。「～の印象が残る」という使い方のみとなります。 そのため、「印象に残る」のほうが一般的に使用されやすいフレーズと言えるでしょう。

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海外で「忘れられない日本での思い出」や「印象に残った出来事」を英語で伝えたいとき、どのようなフレーズが使えるのでしょうか。ここからは「印象に残る」の英語表現を紹介します。 これらのフレーズを使ってコミュニケーションの幅を広げてみましょう。

「impression」の意味は「印象」です。そのため、「impression」に「残す」という意味の「leave an～」をくわえた「leave an impression on～」というフレーズで「印象に残す」を表現できます。 また、「印象に残った」と表現する場合は「leave」の過去形の「left」を使うと良いでしょう。 例 ・The song left an impression. 「その歌が印象に残りました。」