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更新日:2024年11月03日
「重い腰を上げる」という慣用句の正しい意味や使い方を知っていますか。この記事では、「重い腰を上げる」について意味や使い方、類語や英語表現を紹介しています。ビジネスに限らず日常生活でも使われる言葉なので、ぜひチェックして正しい使い方を理解しておきましょう。
「重い腰を上げる」と似たような意味を持つ言葉を3つ紹介します。どれも「物事に取り掛かる」という意味を持ちますが、違いもあります。 それぞれがどのように使われるのか、確認してみましょう。
「一歩踏み出す」は、「一歩前に出る」や「勇気を出して実行してみる」といった意味があります。なかなか決断できず、足踏み状態の人に対するアドバイスとして使う時に定番の言葉です。 「周囲に促されて仕方なく行動する」というマイナスのイメージがつきまとう「重い腰を上げる」に対し、「一歩踏み出す」は「自発的に行動に移す」ポジティブさを感じさせます。「行動に移す」という意味では「重い腰を上げる」と似ている「一歩踏み出す」という言葉ですが、両者にはこのように明確な違いがあるのを理解しておきましょう。
「しぶしぶ始める」は、「仕方なく物事を始める」様子を表現する言葉です。この表現は、決して前向きな気持ちで物事に取り掛かっていない点が、「重い腰を上げる」と共通しています。 「しぶしぶ」は、「不本意ながら」や「嫌々ながら」といった物事をマイナスに捉えている意味を含ませる言葉です。「しぶしぶ承諾する」や「しぶしぶ契約に合意する」などのように、「自分の本心や本音ではやりたくないと考えているけれど、やむを得ずにやる」という気持ちを端的に伝えられるようになります。
「御輿(神輿)を上げる」は「みこしをあげる」と読む言葉で、「腰を上げて立つ・物事に取り掛かる」という意味の言葉です。「重い腰を上げる」の意味により近づけたいなら、物事に取り掛かるまでに時間を要していることを表す「ようやく」や「そろそろ」を添えます。 「御輿」を使った慣用句には「神輿を担ぐ」というものもありますが、こちらは「他人をおだてる」という意味の言葉です。一見同じ動作に思える「上げる」と「担ぐ」ですが、まったく別の意味を表す言葉になることに注意しましょう。
「重い腰を上げる」の英語表現は、「move someone's butt」です。海外では腰に当たる言葉がないため、「back(背中)」や「butt(お尻)」を使います。 具体的な使い方は、「I must move my butt and pack now.(重い腰を上げて今すぐ荷物をまとめなければならない)」です。より「重い」を強調したいなら「lazy」を用いて「move someone's lazy butt」と表現できることを覚えておきましょう。
「重い腰を上げる」は、なかなか行動に移せない人がようやく物事に手を付け始めることを表す言葉です。ビジネスの世界でよく使われる慣用句ですが、日常生活で使う場面もあるほど、私たちに浸透している言葉でもあります。 今まで言葉の意味や使い方を学ぶことを後回しにしていた人は、ぜひこの機会に「重い腰を上げて」正しい言葉の使い方を学習する機会を増やしていきましょう。
記載されている内容は2022年08月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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