「出向く」の意味とは？例文や敬語表現についてもあわせて紹介

「会社で『出向く』って使ってるけど、意味はあってるかな？」 「間違えてたら恥ずかしいから、　『出向く』の意味と使い方を教えてほしい！」 会社などで「出向く」という言葉を使うことがよくあります。「取引先に出向く」、「出張先に出向く」、といった感じで使われることが多いです。 しかし、使い方を間違えてしまうと相手に失礼な印象を与えてしまうことがあります。「出向く」の使い方を間違えて、相手に不快な思いをさせてしまった方も多いでしょう。そうならないように意味を理解して、間違った「出向く」の使い方をしないようにしましょう。 本記事では「出向く」の意味や使い方、言い換えた言葉について紹介しています。「出向く」という言葉の使い方を知れば、相手に悪い印象を与えることはありません。この記事を読んで、「出向く」の意味を理解して正しく使えるよう、参考にしてください。

「出向く」は、自分から率先して相手のもとへ行くという意味のニュアンスを持っています。「所属している組織、場所から目的の場所に行く」という意味以外はありません。 世界的に見ても微妙な表現を含んでいる言葉で、明確に区別して使っている人は少ないです。敬語表現としてはハードルが上がります。「出向く」という言葉を知らない人には、ネガティブな意味に感じるでしょう。 わざわざという意味が隠されていて、一般的に受け止められる言葉のため、社長や部長が目下の人間に向かって使うなら許容範囲です。一般の人が目上の人に対して使うのはあまりいい印象ではありません。 また、「出向く」は「出向」と混同されがちな言葉で、「しゅっこう」と読みます。「命令で出向く」という意味で、ビジネスでは「出向になった」などと使います。

「出向く」の類語表現は多くあります。「お越しになる」や「お見えになる」、「行く」なども類語表現です。その場にあった言葉を使わないと誤用になるので、主体を把握している必要がある言葉です。 一般的に「顔を出す」という意味で使われており、「少し顔を出してくる」、「様子を見てくる」というニュアンスもあります。 他には「連なる」、「出席」、「参列」などの言葉があり、どれも行くという意味の類義語です。

「お出向き」と使うことがあります。場合によっては出向く先を下に見るという意味になるので注意が必要です。しかし、「お出向きください」と使えば自分を低くしているので問題なく使えます。 「出向く」は目上の人が行く場合に使い、「そちらに行く」という意味です。敬語表現の例文で「お出向きくださる」という言葉遣いがあり、「来てくださってありがとうございます」という意味合いがあります。

「出向く」という言葉は、そもそも敬語表現ではありません。「出向く」という言葉自体には上下関係を意識させるような意味ではないです。しかし、否定的な意味を込めて使われるケースもあり、人によっては失礼に感じることもあるので気をつけましょう。 「お伺いして」よりも腰が低いイメージがある、「出向かせていただいて」というフレーズがあります。

「行きます」は丁寧語の表現です。相手の立場や状況、話す相手に関係なく使えます。日常でよく使う丁寧な言葉で幅広く使われています。 ビジネスシーンでは軽い表現になってしまいます。そのため、取引先や上司などにはあまり使わない方がいい敬語表現なので、その場に応じて使い分けましょう。 「行く」のベストな敬語表現は「お伺い」です。