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目標や努力をアピールする四字熟語とは?各熟語をテーマごとに解説

更新日:2024年03月22日

四字熟語

目的や努力の意味を持つ四字熟語を、テーマ別に40個紹介します。自身の努力をどんな言葉で表現したらいいか、悩むことは多いですよね。この記事を読めば、目標達成に向かって努力する様子を簡単に表現できます!ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

ふんどしを締めて、ここぞという場面に臨む。そんな状態を指した四字熟語が「緊褌一番(きんこんいちばん)」です。 「緊褌一番」は「気を引き締めて物事に取り組むこと」のたとえです。有島武郎の小説『或る女』では「緊褌一番する」といった表現で使われています。

臥薪嘗胆

薪の上に寝て苦い肝を舐めるほどの苦労の様子から、目的を達成するために苦労を耐えることを「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」と言います。 「臥薪嘗胆」は、中国の故事からの言葉です。中国春秋時代の呉王夫差(ふさ)が、父の仇である越王勾践(こうせん)を討つため、薪の上に寝て復讐心をかきたてていました(臥薪嘗胆の「臥薪」)。 夫差は長い苦労の末、勾践に勝利します。一方、敗れた勾践は苦い肝を起き臥しのたびに舐め、敗北した恥を忘れまいとしました(臥薪嘗胆の「嘗胆」)。 このエピソードは『十八史略』という子供向けの歴史読本に収められており、「臥薪嘗胆」の由来として有名です。

君子不器

「君子不器(くんしふき)」とは、「優れた人物はどんなことにも通用する才能を持っている」という意味の四字熟語です。 出典は中国の儒教書『論語』です。『論語』の『為政第二』に「子曰、君子不器。」という文章が出てきます。 「器は使い道が決まっているが、君子(優れた人物)は器のようにひとつの用途では収まらない」と孔子が言ったとされています。 また、孔子が言った「君子」とは「為政者」を指しているとも言われます。「君子不器」の君子とは、「器を使いこなす人」とも解釈できます。

剛毅果断

「剛毅果断(ごうきかだん)」には「決断力がある」「意思がしっかりしていて、思い切って行動する様子」などの意味があります。 「剛毅果断」の対義語は「優柔不断(ゆうじゅうふだん)」です。優柔不断は物事をなかなか決められず行動できない様子を示しています。 「優柔不断」を思い浮かべれば、対する「剛毅果断」のイメージが想像しやすいのではないでしょうか。

射石飲羽

射った矢が、矢羽の部分まで岩に刺さっている様子を表しているのが「射石飲羽(しゃせきいんう)」です。 『韓詩外伝』という故事が出典の四字熟語です。母を虎に食べられた男性が、仇である虎と岩を見間違えて矢を放ったところ、岩に矢羽まで食い込んだというエピソードが元になっています。 このことから「射石飲羽」には「どんな困難な目標も集中して取り組めば成せる」という意味があります。

十年一剣

中国唐代の詩人、賈島(かんう)が読んだ「剣客」という詩が「十年一剣(じゅうねんいっけん)」の出どころです。 十年もの間、ひと振りの剣を磨き続ける(修練する)様子から、「十年一剣」の意味は「長い間修練を積み、力を発揮する機会を待つこと」とされています。 「十年一剣の努力が報われる時が来た」といった使い方ができます。

率先垂範

「率先垂範(そっせんすいはん)」は、「先んじて人の模範になる言動をすること」の意味がある四字熟語です。 「上司として率先垂範を心がける」といった使い方ができます。「〜する」をつけて例文を作れます。 類義語に「率先励行(そっせんれいこう)」「実践躬行(じっせんきゅうこう)」「率先躬行(そっせんきゅうこう)」があげられます。

独立独歩

「他人の力に頼らず、目標達成に向けて自分の信じる道を進むこと」を「独立独歩(どくりつどっぽ)」という四字熟語で表せます。 また「独立して自分の思う通りにやる」の意味もあります。 「独立独歩」を会話や文章に使いたいときは、「〜する」といった行動を示すように意識してみましょう。「独立独歩を目指す」「独立独歩を貫く」などです。

百折不撓

百回挫折しても目標を諦めない、そんな様子を「百折不撓(ひゃくせつふとう)」と言います。 「何度失敗しても志を曲げない」「挫折を繰り返しても目標を貫く」といった意味としても使われる四字熟語です。 ちなみに、「百折不撓」の「撓」は、木の枝などがたわんだり、曲がったりしている様子を表しています。 「撓」の前に「不」がついて「不撓」となっているので、たわんだり曲がったりしてもくじけない、という意味になります。

不撓不屈

「不撓不屈(ふとうふくつ)」は、「どんな困難にあってもくじけない」という意味の四字熟語です。「不屈不撓」という場合もあります。 「百折不撓(ひゃくせつふとう)」や「独立不撓(どくりつふとう)」が類義語です。 「不撓不屈」の出典は、中国後漢の時代の正史『漢書』です。楽昌(楽昌侯)という人物を評する文章として登場します。

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初回公開日:2022年08月13日

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