IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「囃し立てる」の意味や使い方と例文|やじるなどの類語との違い

更新日:2024年03月20日

言葉の意味・例文

「囃し立てる」は使う場面や状況によりその意味が違ってくるため、その場にあった使い方に悩んでしまうでしょう。この記事ではそれぞれの用例を細かく挙げて適切な使い方を説明します。ここで得た知識や情報を活用して、よりグレードアップした自己表現のツールを獲得しましょう。

この例文は、相手の言い間違いや小さな失敗などをとらえて、ことさらになじったりからかったりするさまを表しています。相手のちょっとした誤りにつけ込んで攻撃する悪意のある表現です。

「囃し立てる(はやしたてる)」を使った例文2

「笛や太鼓で賑やかに囃し立てる」とは、太鼓・笛などの鳴り物を使い場面展開や盛り上がりを演出することを意味します。このような鳴り物を賑やかに奏することが「囃し立てる」の由来となっています。

観客は選手がミスすると一斉に囃し立てた

この例文は、野球やサッカーなどのゲームで選手のプレイのミスをとらえて、観客が一斉にブーイングするなどよく見られる光景を表していて、悪意のある「囃し立てる」行為になります。

新入生を囃し立てサークルに勧誘する

この例文は、新入生をみんなで囲み声をそろえて褒め讃えて、すっかりその気になった新入生をサークル勧誘する手口を示しています。これは善意の「囃し立てる」になりますが、いわゆる褒め殺しの一種と言えます。

アイドルが出てくるとみんなが囃し立てた

この例文は、アイドルの登場という期待していた場面をとらえて、観客が一斉に声を上げて全体の雰囲気を高めることを表します。これは善意の「囃し立てる」の典型で、観客に強烈な興奮作用をもたらします。

思いやりが無い言葉で囃し立てられ意欲がなくなった

この例文は、相手の立場や気持ちを理解していない言葉を盛んに浴びせられて、積極的に何かしようとする気持ちが萎えてしまったさまを表しています。この「囃し立てる」には表面的には悪意はありませんが、内心には嫉妬や嫌悪の心がある場合も考えられます。

どこにでもものみ高く囃し立てる人はいるものだ

次のページ:「囃し立てる」の類語
初回公開日:2022年08月17日

記載されている内容は2022年08月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

アクセスランキング