履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
更新日:2024年10月31日
「お二方」という言葉について、意味を理解できるものの、自分では自信を持って使えないという方も少なくないでしょう。本記事では、「お二方」の意味と使い方を例文も提示しながら解説しています。ビジネスシーンで使いこなせるように類語もあわせて覚えておきましょう。
「お二方」とは2人を意味する言葉ですが、「お二方」というのと「お二人」というのでは、何が違うのでしょうか。プライベート、ビジネスどちらでも、2人を指す丁寧な言葉として「お二方」を使う場面は多いため、正しい使い方を理解しておきたいものです。 本記事では、「お二方」の意味や使い方、場面に応じた使い方の例文などを解説しています。また、同じ表現を英語にしたいときに使える単語や言い回しについても紹介しているので、あわせて覚えておきましょう。 この記事を参考に、例文を交えて学ぶことで、自信を持って「お二方」を使えるようになります。ビジネスシーンや状況に応じて言い換えもできるように、ぜひ読み進めてみてください。
「お二方」とは、「二方」を丁寧に表現した言葉で、「二人を敬っていう語」「おふたり」という意味があります。なお、「お二方」は「おふたかた」と読みます。全て漢字を使って「御二方」と表記することも可能です。 「二方」には「 二つの方面」「両方」という意味もありますが、「お」をつけて「お二方」とした場合は、人間の人数を敬って述べる言葉だと理解しましょう。さらに「様」をつけて「お二方様」としてしまうと二重敬語になってしまうので注意してください。
「お二方」と同じように「お〇方」の〇部分に漢数字をあてはめれば、他の人数の敬語表現もできるのでしょうか。「お〇方」で表現できる人数は、1人から3人までで、4人以上に対する敬称は別の表現になります。「お四方」という言葉は存在しません。 1人を表す「お一方」は「おひとかた」と読み、3人を表す「お三方」は「おさんかた」と読みます。4人以上の場合は、「四名様」や「ご一同様」という表現を使いましょう。1人から3人の場合は「〇名様」という表現も使えます。
「お二方」も「お二人」も2人を指して使う敬語ですが、ビジネスシーンや目上の人に対して使う場合は、「お二方」の方が適しています。「お二人」の方が堅苦しくないため、親しい目上の人との会話では「お二人」の方が適していることもあります。 ビジネスシーンでは「お二方の意見をお聞かせください」は正しい使い方ですが、「お二人の意見を-」は失礼な印象を持たれることもあるため、注意しましょう。 「あの人」というよりも「あの方」といった方が、対象の相手に対する敬意をより感じませんか。「お二方」と「お二人」も同じ感覚だと理解しておきましょう。
「お二方」は、2人を指す敬語として使われますが、人間が2人いればいつでも使えるという言葉ではありません。夫婦や友人、同僚など、何らかの関係性のある2人を指す場合のみに使われ、行列にたまたま並んでいた2人に対し「次のお二方」というのは失礼にあたります。 ここでは、「お二方」を使う可能性があるシーン別に、「お二方」の使い方を見ていきましょう。「お二方」が使われている場の雰囲気なども考えながら、使い方の感覚をつかみましょう。
接客業ではお客様の対応はすべて敬語で行われます。対応するお客様の名前を知らずに対応する場合には、人数の敬称である「お二方」のような表現も多く使われています。 混んでいるラーメン屋さんでやっと順番が回ってきたときに、「お二方ご案内します」や「次のお二方こちらへどうぞ」などと案内されたことがありませんか。名前はわからないけど、敬意を示してお客様を呼ぶときに便利です。 丁寧にしたいと考えるあまり、「お二方」に「様」をつけてしまうと二重敬語となってしまうので注意しましょう。「様」をつけたいときは、「お二人様」「二名様」などを使いましょう。
「お二方」は敬語であるため、ビジネスシーンで顧客や取引先、上司を相手とするときも使えます。「お二方」を使うときは、後に続ける文章は丁寧語か尊敬語を使うのが基本です。何かを見て欲しいときは、「お二方でご覧になってください」と表現します。 ただし、自分を主語にして「お二方」を使うときは、謙譲語が適切です。「お二方の職場に伺わせていただきます」という表現は、謙譲語「伺う」を使っていますが、主語は文章に表れていない「私が」であるため、適切な表現といえます。 ビジネスでは「お二方」が必ずしも人間を指すとは限らず、「会社」を指すこともあるので覚えておきましょう。
「お二方」は、メールのような文書の中でも使えます。メールでは表情や言葉の抑揚を伝えることができないため、会話時よりも使い方に注意しなければなりません。 複数に宛てて書いているメールの中で、「お二方」を使ってしまうと、アイコンタクトで対象を示すことができないため、どの2人を指しているのか読み取れず、誤解を招く危険性があります。 メールで「お二方」を使うときは、自分を含めて3名でやり取りしているメールに限るか、「鈴木様と山田様、お二方で」のように明記することが必要です。
「お二方」と「お二人」は、どちらも丁寧な表現であり、「2人を指す」という共通の意味を持っていますが、それぞれの言葉から受けるニュアンスには違いがあるといわれています。 「お二方」の方がより丁寧な表現とされており、ビジネスシーンでは「お二人」よりも適した表現として認識されています。「お二人」にはさらに「様」をつけたすことができますが、それでも「お二方」の方が丁寧な表現です。 「2人とも」という表現を相手に対して使いたいときに、「お二方とも」は使えますが、「お二人とも」は失礼な表現とされているので、注意しましょう。
記載されている内容は2022年08月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
いまいち難しくてなかなか正しい意味を調べることのない「ご健勝」「ご多幸」という言葉。使いづらそうだと思われがちです...
「ご査収ください/ご査収願いします/ご査収くださいますよう」と、ビジネスで使用される「ご査収」という言葉ですが、何...
選考で要求される履歴書。しかし、どんな風に書いたら良いのか分からない、という方も多いのではないかと思います。そんな...
通勤経路とは何でしょうか。通勤経路の届け出を提出したことがある人は多いと思います。通勤経路の書き方が良く分からない...