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レーサム創業者兼元会長 田中剛 新たな価値を創出するビジネスモデルで不動産業界を変革

更新日:2024年03月31日

インタビュー記事

レーサム元会長の田中剛氏は、不動産の流動化に先鞭をつけた存在です。こちらの記事では、レーサム会長時代に田中剛氏が手掛けてきたプロジェクトなどを紹介します。不動産業界に変革を起こした株式会社レーサムの取り組みをぜひご覧ください。

中古物件をリノベーションする場合、一番簡単な方策は、オフィスや店舗をテナントに誘致 することです。しかしレーサムは、立地、周辺環境、社会状況など諸条件を多面的に考えた とき、必ずしもそれがベストではないと、既成の概念を捨てて方向性を探ります。 レーサムは田中剛会長時代から、もし条件が適合する物件があれば、どこにでもあるテナン トを入れ陳腐化してしまうリスクを負うより、社会課題の解決に貢献できる施設に転換する 方が、地域社会にとっても、顧客の資産形成という点でも、メリットが大きいと考えていま した。 都心における待機児童問題は大きな社会課題です。そこで都心の物件のリノベーションに対 して「保育園」を誘致するという、大胆な用途変更を行っています。 まずは東京・江東区豊洲で老朽化した遊技場を取得した際、解体して新築の認可保育園「日生豊洲駅前保育園ひびき」に転換しました。 この成功を足掛かりに、続いて東京・飯田橋駅近くに建つ、大型オフィス約1400坪の物件を用途変更し、認可保育園「グローバルキッズ飯田橋園」と認定こども園「グローバルキッズ飯田橋こども園」に転換。 第三弾は東京・目黒区で築12年の元美術館を認可保育園に転換し、「アソシエ目黒おおとり保育園」として開園。続いて池尻大橋の医大研修施設を用途変更し、「アソシエ大橋保育園」としてオープンさせています。 さらに2019年春には東京圏の主要ターミナルである武蔵小杉駅近隣で、「しらかし保育園」を開園させました。手がけた5物件で、合計700名近い児童が就園機会を得ています。

京都「たわら庵」:歴史的建造物を守り現代に活かす

京都「たわら庵」:歴史的建造物を守り現代に活かす

経済効率を理由にした安易なスクラップ&ビルドは、文化を破壊する行為です。しかしそうした破壊行為が日本中で行われている現状があります。 京町家も、そんな危機に瀕する文化財のひとつです。「鰻の寝床」とも呼ばれる独特な細長い構造のため、転用が困難だからです。京都御所の南に位置する築120年の京町家も、例外ではありませんでした。 レーサムの田中剛元会長はこの延床面積が280㎡ある京町屋を、基本的な遵法性を満たす宿泊施設として復活させるため、「減築」という不動産会社の常識を覆す方法を用いることにしました。 宿泊施設は規模に応じて内装に制限があり、この物件では全体を不燃材料建築に改築することが必須で、取り壊すしかない状況でしたが、レーサムは延床面積を200㎡未満に減らして現行法制をクリアし、希少な歴史建造物の保全と経済価値の創出に成功しています。

まとめ

 まとめ

レーサムは元会長の田中剛氏によって創業された、不動産再生により富裕層の資産運用をサポートする不動産会社です。 田中剛元会長は、日本での建物の二次流通の市場を切り拓くために起業しました。そして地価の上昇に頼ることなく、潜在力のある中古の不動産を取得し、大胆な用途変更などで価値を創造し、投資用物件として販売してきました。 そのDNAは現在もレーサムに受け継がれ、富裕層に持続可能な再生不動産を提案するだけでなく、持続可能な都市づくりや、不動産による社会課題の解決といった、本業を通じて未来の日本社会に貢献する挑戦を続けています。

会社概要

会社概要

会社名:株式会社レーサム 代表者:代表取締役社長 小町剛 創業者:元取締役会長 田中剛 本社所在地:〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館36 階 電話番号: 03-5157-8888 (代表) URL:https://www.raysum.co.jp/

初回公開日:2022年08月02日

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