「ほんの気持ち」はどんな時に使う？正しい使い方や例文も紹介

出典: 手すりに置かれた花束の写真素材 - ぱくたそ

「ささやかですが」は「たいしたものではないですが」という意味で使われます。 贈り物を渡す際に使うと「たいしたものではないので、遠慮なく受け取ってください。」といった、相手に気を遣わせない配慮ができる言い方です。 他に贈り物以外でも、ちょっとした金品を渡す時や、何かの会を催す時にも使うことができます。例えば、「ささやかですが、歓迎会を開催したいと思います」といった使い方です。

贈り物をする時や、お土産を渡す時などに一言、「ほんの気持ちですが、皆さまでお召し上がり下さい。」といったように、「ほんの気持ち」を前置きとして使う丁寧です。 人によっては、贈り物などを遠慮して受け取ってもらえなかったりすることもあるので、「ほんの気持ちですが」と前置きすることで、相手の人も受け取りやすくなる気遣いの言葉でもあります。 ただし、どんな言葉に対してでも使えるわけではありません。どのような言葉に前置きとして使えるのか一部紹介しますので、参考にしてみてください。

出典: バレンタインデーのプレゼントの写真素材 - ぱくたそ

「ご笑納ください」は、その字の通り「笑って納めてください」という意味があります。 お中元やお歳暮などお世話になっている人への贈り物などに、「ほんの気持ちですが、ご笑納ください」と一言添えると「つまらないものですが、笑って納めてください」といった、へりくだった意味になります。 笑って納めるものなので、手紙や書類など品物がない時には使用できない言葉です。

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「お召し上がりください」は、食べ物や飲み物を目上の人に「どうぞ食べて下さい。」と丁寧に伝える時に使う言葉です。 「召す」という言葉は、食べ物や飲み物をあらわしています。そして「上がる」という尊敬語を合わせて「召し上がる」という言葉として使われるようになりました。 食べ物や飲み物を贈る時、おもてなしをする時などに「ほんの気持ちばかりですが、お召し上がりください。」と伝えると、謙虚で丁寧な伝え方ができるでしょう。

出典: 御霊前（ごれいぜん）の写真素材 - ぱくたそ

葬儀などで香典持っていく時には、 「ほんの気持ちばかりですが、御霊前にお供えくださいますよう、お願いいたします。」 といった使い方をします。 「ほんの気持ち」以外にも「心ばかり」という言葉が使えます。

「ほんの気持ち」は、幅広く使える言葉です。 例えば、 ・食べ物や飲み物「ほんの気持ちだけですが、皆さまでお召し上がりください。」 ・お中元やお歳暮「ほんの気持ちばかりですが、ご笑納いただけると幸いです。」 ・お土産「家族で旅行にいってまいりました。気持ちだけですがどうぞ皆さまでお召し上がりください。」 ・商品券「ほんの気持ちばかりのものですが、受け取ってくださると幸いです。」 ・出産や結婚などお祝いの品物「この度はおめでとうございます。ほんの気持ちですが、お祝いの品を贈ります。」 どのような使い方でも、相手に対して心からの感謝の気持ちがこもっているので、とても使いやすい言葉です。

「ほんの気持ち」という言葉は、英語で表記すると ・It's just a little something from me. ・Here is a little something for you. I hope you like it. ・This is a small gift for you. I thought you might like it. このように表記することができます。 「a little something」「a small gift」という言葉が、「ほんの気持ち」という意味を表しています。 「気に入ってもらえるとうれしい」という言葉を更に添えることで、より丁寧な言い方になります。