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「ほんの気持ち」はどんな時に使う?正しい使い方や例文も紹介

更新日:2024年04月29日

言葉の意味・例文

この記事では、誰かに贈り物をする時に添える一言としてとても便利な言葉である「ほんの気持ち」という言葉について説明します。「ほんの気持ち」という言葉の意味や、どんな時に使用できるのかを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「贈り物を渡したいけれど、渡す時に何て言えばいいのかな?」 「ほんの気持ちですが、って正しい使い方なのかな?」 「ほんの気持ちの他にも言い方ってあるのかな。」 このように、プレゼントやお中元、お歳暮など、誰かにちょっとした贈り物をする時に、何と言って渡せばいいのか悩んだことのある人もいるでしょう。 この記事では、ちょっとした送り物を渡す時に使う言葉である「ほんの気持ち」という言葉について紹介します。「ほんの気持ち」にはどのような意味があるのか、またシチュエーションごとに、どのように使えば正しいのか解説していきます。 この記事を読むことで贈り物を渡す時に、相手に対して日頃の感謝の気持ちを伝えると同時に、謙虚で丁寧な一言を添えられるでしょう。 ちょっとした一言で、相手からの印象もよくなります。「ほんの気持ち」の他にも、類語をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「ほんの気持ち」の意味とは?

「ほんの気持ち」という言葉の中にある「ほんの」という部分には、「小さい」や「つまらない」といった謙虚な気持ちが込められています。 そのため「ほんの気持ち」という言葉は、「ちょっとした気持ち」「気持ちばかり」「ささやかな」などという意味で気軽に使われることが多いです。 他にも「この程度では感謝の気持ちを伝えきれない。」といった意味を持っていて、丁寧な敬語表現であることからビジネスシーンなど、目上の人に使うことができる正しい敬語です。

「ほんの気持ち」の正しい使い方

「ほんの気持ち」という言葉は、お中元やお歳暮など誰かに贈り物をする時に使うことが一般的です。 家族や友達、またビジネスシーンなどでも、日頃の感謝の気持ちをこめて「ほんの気持ちですが」と一言添えて贈り物すると、相手の人も受け取りやすくなるでしょう。 他にも遠方の人に品物を郵送する際に、手紙などに書き言葉として使用することもできます。 ただし、間違えた使い方をしてしまうと、相手にとって失礼に当たってしまうので、気を付けて使いましょう。

「ほんの気持ち」の誤った使い方

「ほんの気持ち」は、どんな時にでも使えるというわけではありません。 相手から贈り物を受け取ったときなどに、「ほんのお気持ちだけですが、ありがとうございます。」などとお礼を言ってしまうと「ほんの気持ちだけをありがとうございます。」という意味になり、大変失礼に当たってしまいます。 他にも「ほんのお気持ちだけですが、お希望にそえません。」などと謝罪などに使うこともできないので気を付けた方がいいでしょう。 ビジネスシーンなどにも便利な言葉ですが、「気持ちばかり」や「ちょっとした気持ち」といった意味合いがあるので、公の場や謝罪の場にはふさわしくないので、ビジネスシーンで使用する場合は言葉を選びましょう。

「ほんの気持ち」を使った例文

「ほんの気持ち」という言葉をどのように使えばいいのか、使い方の例文をいくつか紹介します。 「ほんの気持ちですが、お受け取りいただけますと幸いです。」 贈り物を渡す時や、お詫びの品物を渡す時に一言伝えると、相手も受り取りやすくなる言葉です。直接渡せなくても、メールやメモ書きなどに一言を添えると丁寧な印象をうけますよ。 「ほんとに気持ちだけですので。」 なかなか、相手の人に受け取ってもらえない時に、自分の気持ちであることを強調して伝えると受け取ってもらいやすくなります。 「先日はありがとうございました。ほんの気持ちばかりですが皆様で召し上がってください。」 何か、頼み事をした時や困っていた時に助けてもらったなど、お礼の気持ちを込めてちょっとした菓子折りなどを持っていくときにこのように伝えます。 「ほんの気持ちばかりですが、出産のお祝いのプレゼントです。この度はおめでとうございます。」 会社の同僚などのお祝いとして、ちょっとしたものを渡す時に一言添えると気持ちが伝わりますね。 「先日はご迷惑をおかけしました。ほんの気持ちばかりですが、受け取っていただけると幸いです。」 何かミスをしてしまった時などに、お詫びの品物を渡す時にも使用することができます。

「ほんの気持ち」の類語

「ほんの気持ち」には「つまらないもの」や「ささやかな」といった意味があります。 この記事では、「ほんの気持ち」と似た意味を持つ類語を紹介します。そのどれもが相手に対しての感謝の気持ちや、謙遜する意味がこめられていて、贈り物をする物や場面によって、使う言葉を選ぶと、より丁寧に相手に気持ちを伝えることができます。 その場面に応じた言葉を使い分けることができるといいですね。

つまらないもの

「つまらないもの」は、「取るに足りない」といった、へりくだった意味を持っています。 贈り物をする時に、「つまらないものですが」という言葉を付けるだけで、相手に謙虚で丁寧な印象を与えることができます。 ただし、最近では言葉が謙虚すぎたり、「つまらないもの」という言葉の意図が通じなかったりすることがあるので、気を付けて使いましょう。

心ばかり

「心ばかり」は、「大したものではありませんが」や「ほんの気持ちだけですが」といった、贈り物を渡す際に、へりくだった意味で使われる言葉です。 心ばかりは、漢字で書くと「心許り」と書き、この「許り」には、「~だけ」「~のみ」という意味があります。このことから「心ばかり」とは、「心がこもっているだけ」を表現していることがわかります。 誰かに贈り物をする時には、「心ばかりですが」と一言添えると、「決して高価ではないけれども気持ちがこもっています」と謙虚な気持ちを伝えることができるでしょう。

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初回公開日:2022年07月28日

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