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「無の境地」の意味・読み方と類語|達するなどの使い方・例文も紹介

更新日:2024年04月25日

言葉の意味・例文

「無の境地」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、意味を理解することで日常生活においても使うことが出来る言葉でもあります。「無の境地」の意味をなんとなく理解していた方はぜひ一度チェックしてみてください。「無の境地」の感じ方も自分の中で変化があるかしれません。

人は、何かに没頭しているときに目の前のことだけに集中して、それ以外のことは何も考えていない時があります。この状態になると、人が話しかけても気づかなかったり、没頭している間はそれを苦だと思うこともありません。 このように雑念や邪念などが頭に無く、集中して何も考えていない状態が無の境地です。無の境地で物事に取り組み、素晴らしい発見や想像を生み出し、偉業を成し遂げた人々も多くいます。 実際の場面では「集中していて無の境地に入ってしまっていた」というように使うことができます。また、話しかけられても気づいていなかったり、聞いていなかったりしたことの指摘に対する返答として使えるでしょう。

仏道で悟りを得たとき

類語として紹介した「悟り」ですが、仏教において悟りを開いたときは無の境地に入ったと考えることが出来ます。前述したように悟りを開くとは「心の迷いが無くなり物事の真理を会得すること」であり、開放されている状態です。 このような場合に、「無の境地に入った」と表すことが出来るでしょう。

高レジリエンスなとき

レジリエンスとは、困難な状況やストレスが加わった際に、精神的に大きく落ち込むことなく成長する力であり、人間が持つ精神的な快復力であると言われています。 レジリエンスが低いと、困難な状況に直面した際に慌てたり感情的になったりして行動への影響も見られますが、レジリエンスが高いければ、強いストレスが加わった時でもそれに影響されることなく、本来の力を発揮出来ます。 そのため、高レジリエンスな状態は無の境地であると言えるでしょう。

「無の境地」を使った例文

「無の境地」の意味を理解したうえで、今度はどのように使うことが多いのか、3つの例文を意味を含めて紹介します。知っておくと日常生活の中でも使うことができる言葉かも知れません。

無の境地に達する

「無の境地」は本能から解放され、心の迷いが無くなった状態です。そのため、自分にトラブルが起こったときでも動揺すること無く、冷静な対応が可能だと考えられます。 周りの状況や自分の感情に振り回されることなく、安定して対処出来るような状態を「無の境地に達する」と表現できるでしょう。

座禅をすれば無の境地になれる

無の境地になるためには、集中して雑念や邪念を振り払うことが必要です。座禅に集中していると、周りの音が良く聴こえ、自分と他との境界がなくなり自然と一体になることが出来ます。 このことが心から離れて自分のあるがままの姿を受け入れる無の境地であると考えられるでしょう。

無の境地に近づく

人は日常的に様々な物事を抱え、悩み、雑念や欲を抱いてしまいます。このように感情に流されてしまうと、正常な判断や冷静な対応がとれなくなってしまうでしょう。 無の境地に近づくことで、余計な雑念をなくし、本来の自分や物事の真理をみることが出来るようになります。

無の境地になるにはどうする

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初回公開日:2022年07月23日

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