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「コーナーで差をつけろ」の意味と使い方|例文や注意点も紹介

更新日:2024年04月27日

言葉の意味・例文

ネット上でしばしば目にする「コーナーで差をつけろ」という言葉の意味をご存知ですか?本記事ではネットスラングとしての「コーナーで差をつけろ」の意味やその元ネタなどを詳しく解説しています。オタク文化に詳しくない方も、是非参考にしてみてください。

「ネットスラングに詳しくないから意味が分からない」 「実際に使ってみたいけど正しい使い方は?」 SNSや動画サイトで「コーナーで差をつけろ」という文章を見た事はありませんか? 前触れなく現れるフレーズは、インパクトがあり記憶に残りやすいです。しかしながら、その正しい意味や元ネタをご存知でしょうか。 そんな方のために、この記事では「コーナーで差をつけろ」の元ネタから使い方まで詳しくご説明します。ネットスラングに詳しくない方でも分かりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。 本記事を読めば、「コーナーで差をつけろ」の元ネタやスラングとしての使い方をより理解し、インターネットを楽しむ一助になることでしょう。

「コーナーで差をつけろ」の元ネタ

「コーナーで差をつけろ」は、アキレス社が販売するジュニア用シューズ"瞬足"のキャッチフレーズが元ネタです。"瞬足"は2003年より販売が開始され、瞬く間に大ヒットした人気シリーズで、今でも多くの子どもたちが利用する製品です。 2016年ごろ、いわゆるオタクの偏見ネタとして、自分の好きなことについて語った後に(オタク特有の早口)(アディダスの財布)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)といったフレーズをつけるオタク構文が流行りました。 "ジュニア期に使用していたものを対象年齢が過ぎても使うオタク"という偏見が込められており、その絶大なインパクトと共感性から「コーナーで差をつけろ」というスラングが広く使われるようになっていきました。

「コーナーで差をつけろ」の使い方

「コーナーで差をつけろ」は、ツイッターをはじめとしたSNSや動画サイトのコメント欄などで、オタク感を強調するフレーズとして使われています。 実際のオタクが言いそうなセリフや、思いの外オタクっぽくなってしまった文章などの文末に(コーナーで差をつけろ)とつけるのが一般的な使い方です。コメントが直接画面に流れるタイプの動画サイトでしたら、()を付けない使用も多々見受けられます。 また、(イキリオタク)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)のように複数のフレーズを一緒に使うこともポイントの一つです。特定のルールはありませんが、早口でまくし立てるような雰囲気を出すことでオタク感を高める狙いがあります。

「コーナーで差をつけろ」の例文

「コーナーで差をつけろ」は、単体ではなくその他のフレーズもつけるのが一般的で、特に多いものは「瞬足」や「イキリオタク」、「オタク特有の早口」などが挙げられます。 文末に括弧でフレーズをつける構文は昔からありましたが、2016年頃にツイッターで複数のフレーズを付けるスタイルが徐々に浸透し、診断メーカーなどで広く拡散されたことで、現在では複数のフレーズを重ねて使う手法が広く認知されています。以下の例文をご参照ください。 ・キリトに似てるってよく言われる。ちな彼女はアスナ似(オタク特有の早口)(瞬足)(コーナーで差をつけろ) ・5万しか課金してないけど俺も重課金ユーザー名乗っていい?(イキリオタク)(コーナーで差をつけろ) ・普段静かだけど怒らせたらヤバイって皆から思われてる(暗黒微笑)(オタク特有の早口)(瞬足)(コーナーで差をつけろ) 上記のようにちょっと痛々しい内容に加え、オタク要素を括弧で複数重ねることで、よりオタク感を演出できるのが「コーナーで差をつけろ」の特徴です。SNSではその他オリジナリティ溢れる使用も見受けられますので、他とは違う独自性で差をつけるのもいいのではないでしょうか。

「コーナーで差をつけろ」を使う際の注意点

「コーナーで差をつけろ」はあくまでネットスラングです。一般的なやり取りや書き込みで突然使用すると、相手を困惑させてしまう可能性があります。円滑なコミュニケーションのためにも、オタク同士以外でのやり取りでは使用しない方がいいでしょう。 また、「コーナーで差をつけろ」というキャッチフレーズは元を辿れば一企業の開発努力の賜物であり、企業や製品の品格を損ねるような内容には使用するべきではありません。元ネタに敬意を払い、分別と良識を持って使用してください。 「コーナーで差をつけろ」だけでなく、どんなネットスラングにも言えることですが、TPOをわきまえた利用を心がけることが大切です。正しい場面で正しい言葉を使うようにしていきましょう。

「コーナーで差をつけろ」の英語表現

「コーナーで差をつけろ」を英語で表現したい場合、以下に紹介する二つが該当します。ただ単純に直訳した文章ですので、日本語の「コーナーで差をつけろ」のようにオタクを表すような意味はありません。 英語圏の人と話す場合、日本のオタク文化やネットスラングによほど詳しくないと言いたいことが伝わらない可能性が高いです。特にネットスラングとしての「コーナーで差をつけろ」は複雑な意味を含むので、突然使うと相手を混乱させてしまう可能性もありますから注意しましょう。 スラングとしてではなく、本当にコーナーで差をつけたい時に使用してみてください。

Make a break in the corner

直訳すると「コーナーで脱出しろ」という意味になります。コーナーに差し掛かった集団の中から脱出しろ、転じて「コーナーで差をつけろ」という意味合いです。 Make a breakというフレーズは、脱出する、決別するという意味があります。後続が追い上げようとするところを引き離すようなイメージとなります。 どちらかというと、負けている人ではなくもともとある程度リードしていて勝ち色の濃い人に対して「コーナーで差をつけろ」と言いたい時にふさわしい表現です。

Take a lead in the corner

こちらの直訳は「コーナーでリードを奪え」です。コーナーでリードを奪うことで差をつけるイメージでの「コーナーで差をつけろ」という意味合いになります。 リードを奪う、ということは現在リードを取っていない人に対してかけることができる言葉ですから、上記が勝ち色の強い人に使われるものであることに対し、こちらはやや不利な状況で使うことができます。 先頭を奪えていない人に対して「コーナーで差をつけろ」と伝えたい時には、こちらを使うと良いでしょう。

「オタク構文」とは

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初回公開日:2022年07月28日

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