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「託す」の意味とは?使い方の例文や敬語表現についても解説

更新日:2024年02月25日

言葉の意味・例文

「託す」という言葉の正確な意味をご存じでしょうか。今回の記事では「託す」の言葉の意味や読み方、「託す」を使った慣用句や英語表現、敬語表現などを紹介しています。言葉の意味を正確に知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

望みを託す

望みを託すという慣用句の意味は、自分の夢や希望を他の人が叶えてくれるように頼むことです。 夢や希望は、なかなか叶うものではありません。望みを託すという慣用句には、叶えられなかった望みを他者に叶えて欲しいと頼むことで、自分で叶えることは諦めているという意味もあるでしょう。

一身を託す

一身を託すという慣用句は、自分の体や自分の運命のすべてを誰かに預けるという意味で使われる慣用句です。難しい手術をする際に、自分の身のすべてを医師に預けるという意味で使われるとがあります。 かなり重い意味を持つ慣用句であるため、現代ではあまり一般的に使われていないでしょう。

「託す」の英語表現

「託す」の意味をもつ英語表現は、「to confer」や「to entrust」になるでしょう。 他に「give over to」で~に託す、「ask someone to deal with」で人に~を託す、「place one's hope in」で~(人)に希望を託すといった英語表現があります。

「託す」の敬語表現

「託す」という言葉は、通常自分が持っている仕事や何かを任せたり頼んだり、気持ちを何かによせて伝えることです。そのため「託す」と使ってしまうと、相手によっては失礼になってしまうことがあるでしょう。 相手が目上の場合や丁寧にお願いしたい場合には、「託す」の敬語表現を参考に使ってみましょう。

尊敬語

尊敬語で「託す」は、「(相手が自分に)お託しになりました」といった表現ができます。相手に尋ねる場合は、「(誰から)託されたのでしょうか?」という聞き方になります。 託すという言葉は、使い方によっては相手に失礼になりかねません。難しい場合は、他の言葉に言い換えてもいいでしょう。

丁寧語

丁寧語で「託す」を使うには、「託します」や「託しました」というように、です・ますをつけて丁寧語表現にしましょう。 普通に「託した」や「託す」という言葉では、丁寧語にはなりません。目下の部下や後輩に対して使うなら失礼にはならないでしょうが、同僚等には丁寧語を使った方がいいでしょう。

謙譲語

「託す」を謙譲語で表現する場合、「していただく」を使って「託していただく」や「任せていただく」、「(伝言等を)ことづかります」といった表現になるでしょう。 しかし、目下の立場から託してくださいと申し出る機会はそうそうありません。「任せてください」を使う方が一般的でしょう。

「託す」の言葉の意味を知って使いこなそう

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初回公開日:2022年06月22日

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