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更新日:2024年07月12日
リーズナブルな価格で、野菜や肉、鮮魚や惣菜、更には日用品や衣料品まで、あらゆるものを仕入れて、消費者に販売するスーパーマーケットは、私達の日常生活において、大変重要な存在ですよね。今回は、スーパー業界をテーマにし、現状や動向、将来性などをご紹介していきます。
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最初にご紹介するのは、スーパー業界の現状です。スーパー業界は、今どのような状況に置かれているのでしょうか?基本的な情報や業界シェアを通して、スーパー業界の「今」を見ていきましょう。
以下は、平成25年~平成26年のスーパー業界の各データを元にしたものです。 市場規模:21兆6588憶円 労働者数:62588人 平均年齢:40.5歳 平均勤続年数:13.8年 平均年収:489万円 引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 スーパー業界の基本情報の中で、特に目立つ点が、市場規模の大きさ。他の業界と比較して、桁外れの市場規模と言っても過言ではありません。しかし、消費者の日々の食生活や日常生活を支えていることを考えると、納得できる規模ではありますね。また、労働者数も、他の業界と比較するとやや多い印象を受けます。しかし、市場規模の大きさを考えれば、標準的~やや少なめと言えそうです。 平均年齢や平均勤続年数に関しては、他の業界の数字と比べても差はあまりなく、標準的と考えられます。 平均年収に関しても、標準的な金額と言えそうです。ちなみに、2015年の労働者の平均年収は、440万円(※2)。この金額と比較すると、スーパー業界の489万円という平均年収は、ほぼ標準通りということになりますね。
次に見ていくのは、スーパー業界の業界シェア。以下は、スーパー業界企業の、平成25年~平成26年の売上高を元にしたデータです。巨大な市場を持つスーパー業界ですが、その中でも特に大きな業績をあげているのは、どこの企業なのでしょうか? 1:イオン 2:セブン&アイ・HD 3:ユニーグループ・ホールディングス 引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 スーパー業界の業界シェア率が最も高いのは、イオンでした。比率は29.5%、売上高は6兆3951憶円。業界全体の市場のうち、約3割を占める大変高い業績となっています。 続いて、シェア率26.0%、売上高5兆6813憶円となったのは、セブン&アイ・HDでした。こちらも大変高い業績となっており、今後の業績や方針次第では、業界大手となることも、不可能ではありません。 業界シェア3は、ユニーグループ・ホールディングス。シェア率は4.0%、売上高は8638憶円となっており、1・2に大差をつけらていることが分かります。このような背景から、スーパー業界の市場は、イオンとセブン&アイ・HDが独占していると言っても過言ではないでしょう。
世界の情勢や経済、景気というものは、常に変化し続けるものです。そして、それらの上に成り立っている各業界の状況も、変動し続けています。それは、スーパー業界も例外ではありません。今、スーパー業界ではどのような変化が起こっているのでしょうか?課題や業界規模の推移から、動向を追っていきましょう。
まずは、スーパー業界が現在抱えている課題から、業界の動向を見ていきます。 スーパー業界の課題1:少子高齢化による市場の縮小 現在の日本は、少子高齢化が進んでおり、長期的な目で見ると人口は減少していくと予測されています。スーパー業界は、来店客が商品を購入することで収益が生まれるので、少子高齢化による人口の減少が進むと、必然的に来店客が減り、企業の売上は落ち、最終的には業界規模が縮小していく恐れがあります。(※3) スーパー業界の課題2:プライベートブランドの開発・展開 現在のスーパー業界の市場は、半分以上をイオンとセブン&アイ・HDが独占している状態です。所謂「2強」と言われる態勢が続いているスーパー業界ですが、この2社の強みはプライベートブランドにあると考えられています。卸業者を通さないで販売できることから、価格も安く販売することができ、消費者にも人気が高いプライベートブランド(※3)。既に、イオンとセブン&アイ・HDは展開していますが、その他の企業でも開発や展開を進めていくことで、業績を伸ばしていけると考えられます。 スーパー業界の課題3:オンラインショップの普及 インターネットが普及し、自宅で気軽に買い物ができるオンラインショップやネット通販を使用する人が多くなりました。その結果、外出をして自分から店舗へ赴かなくてはならない、実店舗への客足が落ち、売上が落ち込む店舗も増えたようです。便利で手軽なネットショッピングの利用者は、今後も増え続ける可能性があります。スーパー業界では、amazonをはじめとするネット通販・オンラインショップに対抗すべく、新たなサービスやビジネススタイルを模索していく必要があります。(※4)
続いて、スーパー業界の市場動向をご紹介していきます。近年の業界規模の推移を細かく見ていき、それらの情報をヒントにして、スーパー業界の将来性を考察していきます。 スーパー業界の市場動向:業界規模の推移 以下は、スーパー業界の、平成17年~平成25年の業界規模の推移をあらわしているグラフです。
サイトリンク:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 平成17年~平成20年までは、順調に成長し続けたスーパー業界の業界規模ですが、平成21年になると減少傾向に転じます。平成22年もそのまま横ばい傾向となり、スーパー業界の業界規模が回復傾向に転じたのは、平成23年以降となっています。このような流れの背景として、長引く景気の低迷により、消費が落ち込んだことがあげられます。また、衣料品や家電量販店へと顧客が流出し、衣料品や家具などの売上が減少したことも、スーパー業界の業界規模が落ち込んだ原因の1つと考えられるでしょう。 平成23年以降は、順調に回復していくスーパー業界の業界規模、平成25年には、平成17年以降で最も規模が大きくなりました。 スーパー業界の現状:将来性 これまで見てきた、スーパー業界の現状や動向、市場動向などを元に、将来性について考えていきましょう。 冒頭でも述べたように、スーパー業界は消費者にとって、最も身近な業界の1つと言えるでしょう。日常生活における存在感も大きく、スーパー業界そのものが消滅してしまう可能性は、皆無と考えられます。 しかし、現在の巨大な市場規模を維持していくのは、難しいかもしれません。「課題」でも取りあげたように、少子化傾向が進む日本は、今後人口が減少していくと予測されています。人口が多ければ多い程、消費の分母は増えるものと考えられます。反対に人口が減少すれば、相対的に消費も落ち込み、スーパー業界の市場規模は縮小していくでしょう。 また、ネットショップやオンラインショップという新たなライバル業界の登場により、顧客が流出している点も、スーパー業界の今後を左右する大きな問題です。自宅で買い物ができる便利なネットショップにも勝る利便性やサービスを追究するなどして、対抗していく手段を探す必要がありそうです。
記載されている内容は2016年12月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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