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「壁打ち」の意味2つ|ビジネスやネットでの意味や「壁打ち」のメリット

更新日:2024年10月24日

ビジネスマナー

「壁打ち」をご存知でしょうか?スポーツだけでなく、ビジネスやネット上でも使用される「壁打ち」についてまとめてみました。悩みを抱えている人やいろんな情報がありすぎて頭がいっぱいの人などには特に役立つ情報です。是非参考にしてみてください。

壁打ちとは?

「壁打ち」という言葉の意味をご存じですか。 子供の頃、公園などの壁に向かってボールを投げ、戻ってくるボールをキャッチするという「壁打ち」をしたことはありますが、どうやらこれとは違う使いかたもあるようです。 辞書の中には「壁打ち」のことを「卓の手前まで手牌を引いて麻雀を打つこと」という意味で掲載しているものもありますが、これとも違うようです。 ではいったいどういう意味なのか、調べてみました。

「壁打ち」はもともとはスポーツ用語

「壁打ち」はもともと、球技スポーツの選手が取り入れる一つの練習方法で、スポーツ用語とも言えます。 前述の子供の頃の遊びの延長ともいえるでしょう。壁に向かってボールを投げたり打ったりして、壁から跳ね返ってくるボールをキャッチしたり打ち返したりします。 自分のペースでボールの感覚をつかんだりフォームを確認することができる、基礎的な練習方法です。

テニスや卓球などで用いられる

「壁打ち」は特に、テニスや卓球などの練習で用いられます。「壁打ち」のメリットとしては、自分のペースでできるということです。 「壁打ち」することで蓄積される打感を磨くことができ、ボールをラケットの中心に当てる練習ができます。中心に当てると、力がなくてもしっかり飛ぶので、とても重要な練習です。 そのほか、自分に合った打点を見つけたり、修正フォームを体が覚えるまでやりこむことができます。

本来の言葉の意味とは違う意味を持つので注意が必要

「壁打ち」はスポーツ用語としての意味を持ちますが、別の意味も持っています。使いかたを間違えると会話が噛み合わなくなりますので、注意が必要です。 「壁打ち」の違う意味についても知っておき、どんな人との会話でも臨機応変に「壁打ち」の意味を理解できるようにしておきましょう。

「壁打ち」の別の意味2つ

それでは次にスポーツ以外で使用されている「壁打ち」の意味を2つご紹介します。別の意味の「壁打ち」は、ビジネスやネットの世界で使用されます。 これからご紹介することは、案外皆さんの身近にも存在しているので、身に覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「壁打ち」の別の意味1:返事が無くてもいいから話を聞いてもらうこと

「壁打ち」の1つ目の意味は、返事はいらないけど誰かに話を聞いてもらうということです。悩んだり落ち込んでいるときなどは気持ちに余裕がなく、ため息ばかりがでてしまい、仕事も手につかないほどになります。 そんなときは「壁打ち」宣言をして、誰かに話しを聞いてもらいましょう。話していると気持ちが落ち着き、今まで気付かなかったことに気付いたり、話を聞いてもらっている安心感から急にお腹が空くこともあるでしょう。

主にビジネスで用いられる

この意味での使用は、主にビジネスでみられるようです。特に解決方法がなく現実を受け入れるしかない状況で、なかなか飲み込めない時などには、同僚や仕事仲間に「壁打ちしていいですか。」と声をかけて話を聞いてもらいます。 休憩室や喫煙所で壁打ちをし、話しているうちに、そんなに大したことでもないと気付いたり、頭の中が整理されていつの間にか解決し、休憩終わりにはスッキリして戻ってくるということもあります。

壁打ちされる側の力量も問われる

この「壁打ち」には聞き手が存在しますが、この聞き手の役割がとても重要です。 普段の会話では意見を言ったり話がそれたりすることがありますが、壁打ちされている場合は、静かにじっくり話を聞き、タイミングよく相槌を打ち、気持ち良く話ができる状況を作ってあげる必要があります。 壁打ちされることが多い人は、ある意味「聞き上手で信用されている人」と言えるでしょう。

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初回公開日:2019年10月10日

記載されている内容は2019年10月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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