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「念ずれば花開く」の意味は?坂村真民の言葉5選|坂村真民を知ろう

更新日:2024年09月10日

言葉の意味・例文

「念ずれば花開く」の意味をご存知ですか。「念ずれば花開く」とは、詩人・坂村真民の言葉で、とても深い意味を持っています。そこで今回は、「念ずれば花開く」の作者である坂村真民の言葉5選とともに、坂村真民を知ろうというテーマで、彼についてご紹介していきます。

「念ずれば花開く」とは?

「念ずれば花開く」とは、仏教詩人・坂村真民(さかむらしんみん)の詩の一節です。 坂村真民を知らなくても、「念ずれば花開く」という言葉を知っている人は多いはずです。多くの人々に共感されたこの言葉は、詩碑として全国・外国にまで建てられています。 苦しいときに母がいつも口にしていたと続くこの詩は、多くの日本人の心を打つ名作です。

坂村真民の詩や言葉は今も語り継がれている

97歳まで生きた坂村真民の詩や言葉は、詩碑なども建てられ、全国に語り継がれています。 特に、「念ずれば花開く」が有名です。癒しの詩人と呼ばれる坂村真民は、一遍の生き方をお手本にして、毎朝1時に起きて近くの川でお祈りを捧げることが日課でした。

坂村真民記念館がある

愛媛県松山市の砥部町に坂村真民記念館があります。 砥部町は焼き物の里として有名です。砥部焼の窯元が点在するのどかな里は、坂本真民が58歳のときに移住した地です。 坂本真民は熊本県出身で、朝鮮学校の師範になったり、愛媛で教鞭をとったりと、苦労の多い人生を過ごしてきました。 坂村真民記念館は、第一と第二に分かれていて、映像コーナーや書斎の再現などが設置されていて、たいへん趣のある展示内容となっています。

「念ずれば花開く」が書かれた碑は全国にある

「念ずれば花開く」の詩碑は、全国に600基以上もあります。外国にもあります。 石碑は、坂村真民が直接書いたものや、入魂して造った真言碑、彼の愛好家が建てた物などさまざまです。それだけ、「念ずれば花開く」が全国の人に愛されて、広まっている証拠です。

「念ずれば花開く」の碑第一号は京都市鷹峯常照寺

「念ずれば花開く」の詩碑が初めて造られたのは、京都市にある日蓮宗の鷹峯常照寺です。 桜の木が100本以上植えられていて、花の名所としても有名なお寺です。 シーズン中は観光客であふれかえる鷹峯常照寺は、四季折々の草花が咲き乱れる、「念ずれば花開く」の詩碑の場所として、たいへんふさわしいお寺です。

「念ずれば花開く」の意味は?

「念ずれば花開く」の意味は、一心不乱にがんばれば、道が開けるという意味です。 「念ずれば花開く」の一説に、この言葉は母がいつも口にしていて、自分もこの言葉をいつの間にか唱えているうちに、花開いていたと続きます。 花のとらえ方は、人によってさまざまですが、人生において自分の花をしっかりと咲かせることができるように、がんばりましょうという、坂村真民のやさしいメッセージがこめられた一節です。

「念」という漢字の意味

「念ずれば花開く」の「念」とは仏教用語で、心の働きを表す単語です。 「念」には、思いや気持ち・望みなどの意味が含まれています。対象に向かって心を集中して瞑想する、一途に思う・思い詰めるなどの意味があります。

「念ずれば花開く」と言った坂村真民の言葉5選

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初回公開日:2019年10月08日

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