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itは複数形だと何?itを複数形にする基本と紛らわしい代名詞3選

更新日:2024年09月09日

英語

英語で活用頻度の高い代名詞「it」とその複数形の「they」は、同じ人称代名詞としてどのように使い分けされるのか?「it、they」と紛らわしいその他の代名詞との関係は?など具体的用例を踏まえて、その意味と活用の仕方を考えます。

主格とは

英文法における「格」とは、文中の他の語句との関係を示す語形で、名詞には主格・所有格・目的格があります。このなかで、「主格」は「主語」「主格補語」「主語と同格」「呼びかけ」に区分できます。 主格itは、「It took me aback(びっくりした)」「It was cold all right(本当に寒かった)」などと用いられます。

目的格とは

「目的格」は、「動詞・前置詞の目的語」「目的格補語」「目的語と同格」に区分されます。現代英語では、名詞の所有格は他の格と語形が異なりますが、主格と目的格は同じ形になります。 目的格itは、「That's it for today(今日はここまで)」「run for it(逃げる)」などと用いられます。

it/themと紛らわしい代名詞3選

単数形の代名詞「it」と複数形の代名詞「them」は、いずれも「人称代名詞」ですが、代名詞には、「人称代名詞」以外に「指示代名詞」「不定代名詞」「疑問代名詞」「関係代名詞」があります。 これら代名詞が名詞の代わりをする機能は、代名詞の種類や語によりさまざまで、冠詞や修飾語をつけられないものも多く見られます。 it/themと紛らわしい代名詞の例を見てみましょう。

it/themと紛らわしい代名詞1:this/these

「this」と「these(thisの複数形)」は「これ、これら」などと対象をはっきり示す「指示代名詞」で、基本的に代名詞・形容詞として用いられます。「this」は「that」と比べて心理的・距離的に「近いもの」を指します。 「this」は、現実の具体的なものを指しますが、「it」は文中での名詞の繰り返しを避けたり、天候・状態などにおける漠然とした無主的主語として使われたりします。

it/themと紛らわしい代名詞2:that/those

「that」と「those(thatの複数形)」は、「それ、それら」を意味し、this/theseと同じく「指示代名詞」として、基本的に代名詞・形容詞として用いられます。「that」は「this」と比べて心理的・距離的に「遠いもの」を指します。 「that」は、「this」と同じく、現実の具体的なものを指しますが、一部の場合を除いて、直接人をさす代名詞としては用いられません。

it/themと紛らわしい代名詞3:one/ones

「one」と「ones(oneの複数形)」は、不特定の人・物を表すほか、一定でない数量を表す「不定代名詞」としても使われます。 「one」は一般に代名詞・形容詞として用いられます。このような「one」の用法として、不特定のものを受けるには「one」を用いますが、特定のもの(「the+単数普通名詞」で表されるもの)は「it」で受けます。

間違えやすい単複同形名詞の場合のitとtheyの使い分け

waterなど単複同形名詞の場合、代名詞として「it、this、thatなど」をどのように使い分けるかは、文脈を見て判断する必要があります。 間違えやすい単複同形名詞にどのようなものがあるのか、「it」や「they」で置き換え可能な単複同形名詞はどのように区分けされるのかを見てみましょう。

単複同形名詞とは

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初回公開日:2019年10月17日

記載されている内容は2019年10月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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