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【就活】履歴書を持参するときにおさえておくべき注意点

更新日:2024年07月07日

書類選考・ES

就職面接では、履歴書を面接会場に持参するよう求められることがあります。 履歴書を持参する場合は、企業に履歴書を郵送するときとは違ったマナーがあるため注意が必要です。履歴書を郵送する場合と持参する場合で違うのは、大きく分けて以下の4点です。

就活で履歴書を持参する時に封筒の色が何色がベストなのか

郵送・持参に関わらず、履歴書を入れる封筒は白いものが適切です。白い封筒が推奨される理由は、主に見栄えが良いからです。茶色の封筒に比べて「履歴書在中」の赤い文字が見えやすいことや、中身が見えないよう厚手の紙で作られていることが多いため重要書類に適しているとされています。

履歴書を茶封筒に入れて持参するのはダメ?

最近では茶封筒でもOKという企業が増えているようですが、ひと昔前は履歴書を茶封筒に入れて送るのはマナー違反だと言われていました。茶封筒は多くの企業で通常業務に利用されているため、一般の書類やダイレクトメールと混同されやすいというのが理由の一つです。

また一般的に茶封筒は白い封筒よりも薄い紙で出来ており、透かした時に中身が見えることがあるため、見栄えが悪いと考えられているようです。茶封筒で履歴書を送ってきたという理由だけで不合格になることは中々ありませんが、念のために茶封筒の使用は控えたほうが賢明でしょう。

柄付き封筒はNG

白の封筒であっても柄付きの封筒を使ってはいけません。ワンポイントの小さな柄やイラストが入った封筒は、企業に書類を送るための封筒としては不適切です。今一度、用意した封筒にさりげなく柄等が入っていないか確認しておきましょう。

封筒のサイズにも注意

封筒に関しては、色のほかに「封筒のサイズ」に関しても注意しなくてはなりません。履歴書などの応募書類を入れる封筒は、履歴書のサイズに合わせA4もしくはB5のものが良いとされています。

就活生がやってしまいがちなミスとして、市販の履歴書に付属している小さな長封筒をそのまま使ってしまうというものがあります。基本的に履歴書は三つ折りや四つ折りにしてはいけないため、折らずに入るA4かB5の封筒を使わなければなりません。そのため、履歴書を三つ折りにしなけらば入らない長封筒を使うのはマナー違反にあたるのです。

市販の履歴書に付属している封筒は、基本的にアルバイトやパートでのみ使えるものです。正社員雇用の面接を受ける際には、履歴書のサイズに合わせた封筒を用意するようにしましょう。

就活で履歴書を渡すときのマナー

面接官に履歴書を渡すときには、守るべき3つのマナーがあります。

一つ目は「履歴書は必ず封筒から取り出して手渡す」ことです。面接官に履歴書の提出を促されたとき、封筒ごと渡すのは減点ポイントです。カバンから封筒を取り出し、さらに封筒から履歴書だけを出して提出しましょう。

ただし、面接官ではなく受付で履歴書の提出を求められた場合は封筒にいれたままで構いません。受付で提出する場合は、できれば封筒の中に添え状も入れた状態で提出しましょう。

二つ目に注意したいのは「履歴書を渡すときの向き」です。封筒から取り出した履歴書は、必ず面接官が読みやすい方向に向けてから手渡します。間違っても、自分のほうに向けたまま渡してはいけません。相手が読みやすい方向に向けてから書類を渡すのは、履歴書に限らず全ての書類で守るべきマナーです。これが出来ていないと、最低限のビジネスマナーも身に着けていない人間だと思われかねません。

三つ目に注意したいのは「履歴書を渡すときの挨拶」です。 履歴書を手渡すときには、必ず「こちらが私の履歴書です。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶を添えましょう。無言のまま渡すのは論外です。 面接では序盤に履歴書の提出を求められる場合が多いかと思いますが、何度か挨拶を交わしたあとしばらく雑談する場合もあります。 そのような場合でも、履歴書を渡すときには改めて挨拶をしましょう。

就活で履歴書を持参する時にクリアファイルに入れた方がいいのか

履歴書は、必ずクリアファイルに入れてから持参しましょう。封筒に入れただけでは、カバンに入れている間に少しずつ曲がったり、何かの衝撃で折り目がついてしまうこともあります。また、突然の雨で濡れてしまえば取返しがつきません。

履歴書をクリアファイルに入れておけば、こうしたトラブルを事前に回避することができます。折れ・曲がり・水濡れなどでボロボロになった履歴書は、面接時に大きなマイナスポイントになります。書類を丁寧に扱うことは、社会人にとって当然のマナーです。

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