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IT業界の今後の動向とは?課題や求められるスキルについても解説

更新日:2024年10月11日

業界・企業研究

IT業界の今後はどうなるのでしょうか。本記事では、IT業界の今後や、現状についてわかりやすく解説しています。これからIT業界に就職したい、もしくは、IT業界への転職を考えている人は、本記事でIT業界のことや、職種について学んでみてください。

5G対応機種が発売された

スマートフォンの新しい通信規格5G(第5世代移動通信システム)が運用を開始されました。高速・大容量化し多人数での同時接続も可能になったことで、スマートフォンで運用できるアプリケーションの幅が広がっています。 今後、今以上にネットワークの活用が広がっていくことが予想され、同時にネットワークエンジニアやIoT技術者はこれからも必要とされていくことでしょう。

IT業界で注目されている6つの話題

IT業界にも流行り廃りはあります。技術革新の早いITの世界で近年注目を集めている6つの話題を知っておきましょう。 注目が高まっているということは、今後発展する可能性を大いに含んでおり、技術者の需要が拡大するということです。 また、先端技術を知っておくことによって、これから習得する内容の参考にもなります。

AI(人工知能)

AIとはArtificial Intelligenceの略です。日本語に訳すと、そのまま人工知能となります。 最近登場した概念ではなく、昔の書籍などで目にしたこともあるでしょう。その場合の人工知能は、汎用人工知能と呼ばれており、存在はしていません。 では、現在AIと呼ばれているものは何なのでしょうか。 現在注目されているAIは「ディープラーニング」という技術によって、膨大なデータを処理し、そこからさまざまな学習ができるものなのです。 まだまだ研究の余地はあり、公的機関だけではなく企業でも積極的に研究しています。

IoT(モノのインターネット)

IoTはInternet of Thingsの略称です。これまで、インターネットに接続するのはほとんどがコンピュータでした。そこで、これまでインターネットと繋がっていなかった様々なモノを接続し、情報をやり取りすることがIoTなのです。 今までネットワークに繋がっていなかったモノが繋がることによって、これまでは埋もれていたデータを活用することができます。 センサーや高性能な半導体が普及してきたこともあり、IoTは身近なものになってきています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

DX(デジタルトランスフォーメーション)はビッグデータやAI技術などによって、業務プロセスに限らず、製品やサービス、ビジネスモデルなどを改革していくことです。 そう聞くと、かつてIT革命と呼ばれたものと同じではないのかと考えるかもしれません。 二つには違いがあります。IT革命は、企業内部でのコスト削減や業務効率化が中心でした。しかし、DXにおいては顧客対応や、もっと広い範囲でのビジネスモデルなども対象なのです。 より広範な部分でのIT技術の活用と言えるでしょう。

5G(第5世代移動通信システム)

先に少し紹介した5G(第5世代移動通信システム)も注目を集めています。 大容量・高速化したことによって、通信の問題がなくなり、さらに遅延も少なくなったことによって、4Gでは不可能だったサービスが実現可能になっているのです。

量子コンピュータ

従来のコンピュータは1か0の状態しか扱うことができませんでした。しかし、量子コンピュータならば、1でもあり0でもあるような状態を扱うことができるのです。 これによって何が変わってくるのかというと、並列計算の能力が飛躍的に上昇します。 これまでのコンピュータでは、計算量が増えると時間が増大していきました。これに対して、量子コンピュータは非常に計算が早くなります。 計算が早くなるということは、処理速度が上がるということです。対応速度が必要なサービスにおいては、この点が非常に重要になってきます。

XAI(説明可能なAI)

いま注目されているAIは学習するAIです。これまではディープラーニングという手法によって学習してきましたが、弱点があります。 ディープラーニングの場合は、AIの学習がブラックボックス化してしまうのです。そのため、利用するのはハードルが高くなっていました。 これを解消しようとしたものがXAIと呼ばれます。XAIは人間の手法を用いてAIに学習させようとする技術です。これによって、AIを実際に運用する際の信頼性を確保することができるのです。

IT業界で注目されている生活に関係する4つの言葉

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初回公開日:2022年11月08日

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