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IT業界の今後の動向とは?課題や求められるスキルについても解説

更新日:2024年10月11日

業界・企業研究

IT業界の今後はどうなるのでしょうか。本記事では、IT業界の今後や、現状についてわかりやすく解説しています。これからIT業界に就職したい、もしくは、IT業界への転職を考えている人は、本記事でIT業界のことや、職種について学んでみてください。

IT業界の今後の動向とは?

IT業界の今後の動向とは?

IT業界は今後、どうなっていくのでしょうか。もちろん、正確な予想は不可能です。しかし、これまでのデータや統計からある程度の予測を行うことは可能です。 これからIT業界に起こるであろう変化を知っておき、柔軟に対応できるようにしていきましょう。

インドや中国の躍進が目立ってくる

世界の中でもIT技術者が多い国は、インドといわれています。一つの要因は人口が非常に多いことでしょう。 10億人以上が暮らすインドでのIT技術者の割合は0.2%ほどですが、数にすると約270万人です。さらに、公用語が英語であったことも要因の一つです。 プログラミング言語は英語がベースとなっており、習得にかかる労力がそれだけ軽減されると考えられています。 また、中国も人口が多い国であり、IT技術者の数も多くいます。そのためアウトソーシングが容易なIT市場では、この2か国が人材を進出し続けることでしょう。

ITの人材の需要が減ることはない

IT技術にも様々なものがあります。従来型と呼ばれるタイプの技術者の需要は減少傾向にあるので、一見すると需要が先細りするように見えるかもしれません。 しかし、一方で近年登場した「クラウド技術」や「ビッグデータ」「AI」などについては先端IT人材と呼ばれ、約1.5万人の人材不足が起こっています。さらに、経済産業省は今後さらに拡大していくだろうと予測しています。 出典・参照: 参考資料(AI人材育成の状況等について)|経済産業省 商務情報政策局

IT技術がさらに発展する

次々に新しい技術が登場していることからもわかるように、IT技術はまだ発展途上と言えるでしょう。そのため、多くの試みが行われ、変化が非常に早くなっています。 従来型のサービスと組み合わせることによって、新たなサービスが生まれていく一方で、技術を習得しなければなりません。 特にIT業界は技術革新が早く、旧来のテクノロジーが陳腐化してしまいます。今後の発展に合わせた技術獲得が重要になってくることでしょう。

IT業界の需要が高くなる4つの原因

IT業界の需要が高くなっていくと述べました。では、その理由はなんでしょうか。 いくつか存在しているのですが、それぞれ詳細に見ていきましょう。理由を知ることができれば、そこから求められてくるものを把握することができます。 IT業界のことを知るためにも、需要の高まりの理由を知っておきましょう。

DXが推進される

DX(デジタル・トランスフォーメーション)はICT(情報通信技術)によって、人々の生活を便利にすることです。 令和2年12月、政府において「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」が決定され、自治体におけるDX推進が進んでいます。 出典・参照: 自治体DXの推進|総務省

巣篭もり消費の増加

コロナウイルスの拡大によって、巣籠もり消費が増加しました。これに伴い、宅配サービスやインターネットショッピングの利用が増えています。 この巣籠もり消費は常態化すると考えられており、多くの人がインターネットショッピングを継続して利用すると回答したアンケートもあります。 サービスの需要が高まってくると、新たなサービスも登場してくるのは必然で、店舗を訪れることなく買い物ができるシステム構築が求められているのです。

人工知能やビッグデータが発展している

人工知能やビッグデータは、コンピュータが高性能化してきたことによって、実現されてきました。 あらゆる産業でこの二つを導入しようとする動きが活発化しており、そのノウハウの構築にも積極的に動いています。 しかしながら、どちらも先端技術であり、さらにお互いを連携させることができるような人材は不足している状態です。 どちらもプログラミング技術を用いることもあり、IT業界としても今後の人材確保のために様々な手段を講じています。

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初回公開日:2022年11月08日

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