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更新日:2024年11月12日
日本における通信業界と言うと、携帯の電波を提供している通信キャリア(通信業)と、テレビ番組を提供するテレビ業界(放送業)に大きくは2分されます。
目次
これは日本の経済にかなりインパクトを与えることになるので、日本の産業において非常に重要な業界となっています。この通信業界の発展、もしくは衰退が日本経済に直接影響を与えることになるので、注目度の高い業界と言えます。
通信業界の労働者数は34,589人で、多くの人が通信業界に従事しています。この業界における平均年齢は42.4歳で、通信業だけで見ると若い人材が多いですが、放送業は熟練プレーヤーが多くいるため、このような数値となっています。平均勤続年数は15.9年になります。
就活生が最も気になると言っても過言ではない平均年収ですが、通信業界はイメージされている通り高く、966万円となっています。他の業界と比較しても極めて高水準な給与体系となっています。
通信業界の仕事内容は、通信業では携帯電話、固定電話、固定回線(光ブロードバンド、ADSLなどのインターネット)、クラウド関連の商材などを通信のインフラをもとにお客様に提供することが主な仕事になります。
放送業においては、視聴率の取れる番組を制作して、放送電波を通して視聴者にお届けすることがメインの仕事になります。
引用元:業界動向SEARCH.COM
通信業界のシェアは以下の通りとなっています。
1位:NTT(売上高:10兆9,251億円 売上高シェア:37.7%) 2位:ソフトバンク(売上高:6兆7,121億円 売上高シェア:23.1%) 3位:NTTドコモ(売上高:4兆4,612億円 売上高シェア:15.4%)
1位のNTTは固定電話や光ブロードバンドなどを提供しています。その他、インターネットや通信ネットワーク、システム構築などを法人向けに提供しています。
NTTは元々三公社と呼ばれる国営企業の一社です。(残りの二社は日本国有鉄道(現JR)と専売公社(現JT)になります。
当時のNTTは日本電信電話会社という企業名で、国によって運営と管理がされていました。通信というのはそもそも公共性の高いインフラであるため、法改正によって民営化されるまでは国の管理の元に運営がされていたのでした。
そのため、通信キャリアと呼ばれるソフトバンクなどの通信業者は、NTTから電波などの通信インフラを借りて、通信の提供をしています。
つまり、ソフトバンクやその他のキャリアが通信を母体としたインフラ商材を売れば売るほど、NTTも自動的に収益の上がる仕組みになっているため、批判の対象になる一方で盤石な経営資源を持っていると言えます。
2位のソフトバンクは言わずもがな、孫正義という創業者がわずか一代で築き上げた会社になります。ソフトバンクはその会社名の通り、ソフトウェアの卸売から始まった会社で、まだ創業して35年しか経たない企業です。
携帯電話ショップやお父さんと称して犬を家族の大黒柱として設定したユニークなCMで有名ですが、携帯電話は数ある事業の柱のひとつになります。家庭や会社に置かれている固定電話や、パソコンで利用するインターネットなども事業の柱として提供しています。
また、ソフトバンクの特色として上げられるのがM&Aです。米国の携帯電話会社であるSprintや、2016年はイギリスの最大の企業で、マイクロチップの設計図を提供しているARMを買収しています。
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