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【業界研究】ビール業界の現状・動向・課題について

更新日:2024年11月13日

業界・企業研究

ひとことに「ビール」と言っても、様々なものがあります。ご存知の方も多いと思いますが、まずはビール。そして発泡酒。第3のビール。ノンアルコールビール。これらの製造・販売を事業にしている会社が形成しているのがビール業界です。

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ビール業界の現状

ひとことに「ビール」と言っても、様々なものがあります。ご存知の方も多いと思いますが、まずはビール。そして発泡酒。第3のビール。ノンアルコールビール。これらの製造・販売を事業にしている会社が形成しているのがビール業界です。

ビールの種類は様々ですが、ビール業界を形成する会社は大きく分けて4社。アサヒグループホールディングス、キリンホールディングス、サントリーホールディングス、サッポロホールディングスの4社で、国内出荷シェアは99%を占めています。では、近年、どのような傾向にあるのでしょうか。業界研究をすると、様々な一面が見えてきます。まずはそれを紹介していきます。

国内のビール業界については、大きな傾向としては、消費者の節約傾向が挙げられます。飲食店でビールを飲み、いわゆる「飲みニケーション」を楽しむ、というよりは、安い値段の缶ビールを購入して家で楽しむ。

または、ビール自体から離れ、チューハイなどを飲む。そんな消費者が増えてきています。「このままではビール業界の市場拡大は見込めない」というのが各社の見解で、ノンアルコールビールやカロリーオフ、糖質ゼロなど、消費者のニーズを細分化した商品の開発に注力しています。

では、どんな仕事があるのか?これも業界研究の大きなポイントになりますが、大きく分けて言うと営業、マーケティング、商品開発、生産管理など。様々な職種がビール業界を形成していることがわかります。

現状1:基本情報

アサヒグループホールディングスの「アサヒスーパードライ」、キリンホールディングスの「一番搾り」、サントリーホールディングスの「ザ・プレミアムモルツ」、サッポロホールディングスの「ヱビス」…ビール業界を形成する各社は、代表となるブランドを保持しています。

味も様々で「私は絶対にアサヒスーパードライ!」という方が少なくないように、大きな特徴があります。特徴といえば、それだけではありません。売上構成比についても、各社傾向があります。

まず、サントリーホールディングス。新ジャンルの売上が60%以上を占めており、残りはビール。発泡酒はほとんどありません。キリンホールディングスは、新ジャンル、ビール、発泡酒がだいたい30%〜40%ずつ。

アサヒホールディングスは60%以上がビールで、新ジャンルが20%前後、残りが発泡酒、という割合になります。サッポロホールディングスは、ビールが売上の半分を占め、新ジャンルが40%弱。残りが発泡酒、という割合になります。

過去5年の伸び率はほぼ平行線をたどっており、各社ともに、次の打ち手を探している最中です。働く人々の平均年齢は42歳。平均勤続年数は15年前後。一度働き始めると、腰を据えて働く人が多いことも特徴のひとつです。長く働く理由として多いのが安定的に魅力的な収入を得られるから。平均年収は913万円と、平均水準より高いものがあります。

現状2:業界シェア上位3位

グループ類での売上を見ると、 サントリーホールディングスが2兆6867億円、営業利益は1851億円で第一位。 続くのがキリンホールディングスで、2兆1969億円、営業利益は1248億円。 第3位がアサヒグループホールディングスで1兆8574億円、営業利益は1351億円になります。

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