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更新日:2024年07月01日
高齢化社会を迎え、その将来性を取り沙汰されることも多い葬儀業界ですが、葬儀業界の仕事はどれも大変な仕事になります。
葬儀にはさまざまな人および会社が関わります。そういった協力者を手配し、取り仕切っていきます。
通夜が始まるまで棺に納めます。地域によっては専門の納棺師が行う場合もありますが、近年は葬儀社が行うことが多くなっています。
葬儀会場の設営を行います。自社のホールで葬儀を行う場合は比較的簡単に済みますが、貸しホールや寺院、自宅の場合は、必要な道具を持ち込んでゼロから設営をしなければなりません。
当日はいくつかの担当にわかれます。葬式の進行係、会場案内、受付、飲食の接待など、すべて葬儀社スタッフで行います。
葬儀の依頼を増やすための広告や企画を考えます。チラシ、交通広告、看板が中心になりますが、最近ではインターネット広告も増えています。
葬儀社のスタッフにかかわる資格として、「葬祭ディレクター」と呼ばれるものがあります。絶対に必要な資格ではありませんが、会社によっては資格手当がつくこともあります。
「葬祭業に従事する人びとの、知識・技術の向上を図り、併せて社会的地位向上を図ること」を目的として作られ、1級と2級にわかれています。2級は「葬祭サービスの一般的な知識と技能」、1級は「葬祭サービスの詳細な知識と技能」が審査されます。
2級を受験できるのは、葬祭実務経験が2年以上あることが条件になり、1級は5年以上になります。2013年の時点で、葬儀業界従業者の約30%がこの資格を取得しているとのことです。
近年において、葬儀は小規模化しています。以前は参列者が100人を超えるものが当たり前でしたがが、ここ数年は50人以下が主流となっています。
最近の葬儀の傾向として多いのが、映像や音楽を用いた演出です。
個人が好きだった音楽を流しながら、故人の写真で構成されたスライドを上映したり、故人の写真・思い出の品などを展示したコーナーなどを設えることも多く、こうした演出は以前の葬儀にはみられなかったことです。
そして、個性化は、お墓の分野でも進んでいます。
以前は、縦に長い長方形型の和型墓石が一般的でしたが、今では、横型の洋型墓石も増えています。また、墓石自体をピアノの形や将棋の駒の形にしたり、「〇〇家」という文字だけではなく、「ありがとう」などといったメッセージ性のある言葉を刻むケースも少なくありません。
さらには、墓石を建立せずに木を植えて墓碑がわりにする樹木葬や、遺骨を墓地に埋葬せずに海や山に骨をまく散骨も増えています。
「終活」という言葉があります。
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