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【業界研究】文具業界の現状・動向・課題について

更新日:2024年07月10日

業界・企業研究

オフィス文具市場での企業の経費削減、またはデジタル機器の普及による紙離れといった不況のなか、アイデア勝負の新商品をたくさん送り出して市場を切り開き、健闘を続けてきたのが文具業界です。

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業界の現状

文具こそ「おもてなし」

オフィス文具市場での企業の経費削減、またはデジタル機器の普及による紙離れといった不況のなか、アイデア勝負の新商品をたくさん送り出して市場を切り開き、健闘を続けてきたのが文具業界です。

今では、訪日外国人がお土産として爆買いするのはもちろんのこと、多くのメーカーが海外での売上高を伸ばすなど、日本の文具は世界でも一目置かれる存在となっています。

文具業界の魅力は、潜在的な不満やニーズを見つける観察力とその観察から導かれる豊かな発想力、そして技術開発を続ける姿勢にあります。

「かゆいところに手が届く」「細部を作り込む」「使う人に合わせてカスタマイズする」ということが基本的な文具業界の取り組み方ですが、これはまさしく、日本ならではの「おもてなし」の精神と言ってもいいのではないでしょうか。

「もてなし」とは「持って」「成す」、つまり、ものをもって成し遂げるということです。「どうしたら喜んでもらえるか 」を考えて実行することが「おもてなし」であり、最上級の心遣いにあたります。

訪日外国人がお土産として文具を爆買いするのは、そんなおもてなしの精神に惹かれているからかもしれません。

文具業界の主要メーカー

文具業界のメーカーは、主に「総合文具」「事務ファイル」「筆記具」に分類されます。

コクヨ:「キャンパスノート」を手掛ける大手 プラス:はさみ「フィットカット」がヒット

キングジム:「ショットノート」「ポメラ」 リヒトラブ:「ツイストノート」

パイロットコーポレーション:「フリクション」 三菱鉛筆:「ジェットストリーム」「クルトガ」 ぺんてる:「エナージェル」「オレンズ」 ゼブラ:「サラサ」「デルガード」「マッキー」 トンボ鉛筆:「消しゴムMONO」

基本情報

  • 市場規模:4,662億円
  • 労働者数:15,066人
  • 平均年齢:40.8歳
  • 平均勤続年数:15.4年
  • 平均年収:559万円

市場規模から考えると、文具業界の平均年収は十分に高いものとなっています。ただし、文具メーカーは数が多く、小規模の会社もたくさんあるので、場合によってはこの額を大きく下回ってしまうかもしれません。

仕事内容

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