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【業界研究】菓子業界の現状・動向・課題について

更新日:2025年03月05日

業界・企業研究

菓子ほど日本らしさが表れた産業はありません。商品は安くて小さいですが、高い将来性と大きな可能性を秘めています。国内限定のガラパゴス製品のように見えて、世界のどこにでも輸出できるグローバル製品であったりもします。

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業界の現状

菓子から見える日本

菓子ほど日本らしさが表れた産業はありません。商品は安くて小さいですが、高い将来性と大きな可能性を秘めています。国内限定のガラパゴス製品のように見えて、世界のどこにでも輸出できるグローバル製品であったりもします。

そして、その美味しさは、大人から子供までたくさんの人々に笑顔をもたらします。人を幸せにする菓子は、平和な日本を象徴する食べ物と言ってもいいかもしれません。そんな菓子を作っているのが、菓子業界です。

生産量は増加

全日本菓子協会によると、2015年の菓子の生産数量は前年比1.7%増の196万4,981トン、生産金額は同2.2%増の2兆4,524億円でした。訪日外国人によるインバウンド需要の増加などで、生産数量、生産金額ともに増加しましたが、残念なことに、数値的にはリーマンショック以前の水準には戻っていません。

そして、スーパーやコンビニ各社がプライベートブランド菓子の取り扱いを増やしていることもあり、店頭の限られた棚を巡ってメーカーの競争は激しくなっています。

さらには、小麦や乳製品、資材などの原材料価格が上昇するなか、小売業からの値下げ要求は依然として強く、菓子業界の経営環境はいっそう厳しいものとなっています。

基本情報

  • 市場規模:3兆3,339億円
  • 労働者数:13,672人
  • 平均年齢:40.6歳
  • 平均勤続年数:14.9年
  • 平均年収:559万円

市場規模の3兆3,339億円という額は十分に大きい数字と言えるでしょう。ここ10年間の市場規模をみても、多少の増減こそあれ、比較的堅調に推移しており、業界として安定していることがわかります。菓子業界全体で昔からのヒット商品を多数抱えていることが、この安定につながっているのかもしれません。

年収は、十分に高い数字であり、さらに大手ともなるとさらに数字が大きくなりますが、業界全体として給与が上がりにくいという傾向があるようです。

仕事内容

菓子業界の仕事は、主に「営業」「マーケティング」「企画開発」に分けられています。

商品をより多くのお客さまへ届けるために、スーパーやコンビニといった小売店や卸店に、商品の魅力や効果的な販促方法を提案していく仕事です。

ヒット商品を生み出すために、購買層の調査や分析を実施する仕事です。各種プロモーションの企画から、営業支援、新商品企画とその領域は多岐にわたります。

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初回公開日:2025年02月13日

記載されている内容は2025年02月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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