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更新日:2024年08月17日
カフェ業界といってもさまざまな形態がありますが、本格的なセルフサービス型(*)のカフェに限定するのであれば、その先駆けは1980年に原宿と青山に開店したドトールコーヒーショップです。
昔ながらの喫茶店が姿を消し、低価格のコーヒーチェーン店が台頭する一方で、喫茶店のようなこだわりのコーヒーを売りにする「サードウェーブ」が注目されています。
代表格は、「ブルーボトルコーヒー」で、2015年に清澄白河に国内1号店をオープンしました。コーヒーの価格は、450〜600円程度で、コーヒー豆の産地や焙煎にこだわり、1杯ずつ丁寧に入れることが特徴となっています。
これを受け、キーコーヒーではサードウェーブ向けのコーヒー豆「KEYシングルオリジン」の提供をはじめました。国内のコーヒーの消費量は拡大しており、カフェ業界の競争はさらに激しいものになっています。
カフェチェーン各社は、コンビニが格安のコーヒーを提供するなど競争が激しくなっていることもあり、紅茶に力を入れています。
タリーズコーヒージャパンは、季節限定のフルーツティーの商品数を増やし、紅茶と合うスコーンや菓子類も合わせて販売しています。プロントコーポレーションも紅茶のグランドメニューを増やし、季節ごとに紅茶商品の顔ぶれを変えています。
これまで手薄だった紅茶にスポットをあて、女性を中心とした需要を取り込みたい考えです。
カフェチェーン店「コメダ珈琲店」を運営するコメダは2016年、株式を上場しました。
上場を機に知名度を高め、中部地区以外や海外の店舗を増やしていくとのことです。コメダは名古屋流のモーニングサービスが売りで、郊外を中心に全国で店舗を増やしています。
スターバックスコーヒージャパンは、関東や関西を中心にコーヒーの豆かすを回収する店を増やしています。
これは、コーヒーの豆かすを牛のえさや堆肥にリサイクルし、環境対策と資源の有効活用を推進するためです。堆肥は農家に販売するほか、専門のリサイクル施設で牛の乳酸発酵飼料や野菜を育てる堆肥として再資源化します。
日本フランチャイズチェーン協会の資料によると、コーヒーショップの2013年度の売上高は前年比17.5%増の3,584億円2,000万円で、増加基調にあります。
チェーン数は41チェーン(前年度と同数)、店舗数は5,392店舗(同0.6%増)となっています。
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