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【業界研究】精密機器業界の現状・動向・課題について

更新日:2022年06月02日

就活の業界・企業研究

精密機器とは、高度な精密さを要求され、電子制御やソフトウェア制御によって精密に動作させることが求められる機器のことを指します。

技術系:研究や開発を軸としながら、製品開発、生産技術、生産管理、品質保証を行う仕事です。医療、映像、科学等の分野を問わず、高品質で競争力のある製品を開発することが求められます。

営業系:国内外への販促活動を中心に、マーケティングから製品企画までを行う仕事です。市場のニーズをつかみ、お客さまに最適な提案を行うことが大切になります。

業界シェア有数3社

1:ニコン:約9,805億円 2:オリンパス:約7,132億円 3:テルモ:約4,673億円

平均年収有数3社

1:オリンパス:約826万円 2:セイコーホールディングス:約785万円 3:トプコン:約750万円

業界の動向

ミネベアのM&A

機械部品大手メーカーのミネベアは、1970年代からM&Aを積極的に進めることで事業を拡大してきましたが、近年は計測機器事業におけるM&Aが目立っています。

とくに独同業大手のザルトリウス・メカトロニクスT&Hを買収したことにより、欧州での販路が確保され、相互に部品を調達できる体制が整いました。同社の計測機器事業は増収が続いており、収益の柱として育てたい考えです。

また、同社は2015年、ミツミ電機と経営統合し「ミネベアミツミ」となることを発表しました。モーターなど機械部品のノウハウを持つ旧ミネベアと無線・通信部品などのノウハウを持つ旧ミツミという異色の組み合わせになりましたが、今後は部品企業の枠組みにとどまらずに完成品を製造するメーカーへと変化する道を進むようです。

ニコンはX線分析機器業者に出資

ニコンは、X線分析機器を手掛けるベンチャー企業、Tribogenic社に対して優先株の増資を引き受け、約12億円を出資しました。

近年、電子部品や機械加工部品などのX線による非破壊での検査ニーズが高まっています。同社は、Tribogenic社のX線分析機器と同社が持つX線・CT検査機器を合わせることで、両社の持つ技術シナジーの創出や販売チャネルの活用を図りたい考えで、X線非破壊検査機器事業における製品競争力を強化して、新市場の開拓に取り組んでいくとのことです。

ニコンは、産業機器事業を中心に事業の規模と領域を拡大しています。

カシオはGショックからの脱却なるか

カシオ計算機は、2015年に世界中の都市の時刻が瞬時に設定できる「オシアナス」ブランドの最新機種「OCW-G1100」を発表しました。

OCW-G1100は海外とのやりとりが多いビジネスマンを対象にした機種で、カシオのブランドカラーの青色を基調に、針の動き方に独自性を持たせるなど、他のGPS時計と差別化を図っています。さらに、今回はデザインにもこだわっており、カシオの看板ブランド「Gショック」以外のヒットとなるか注目を集めています。

市場動向

カメラ市場は縮小、時計・計測機器市場は拡大

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