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食品業界の志望動機の書き方 | 良い例・ダメな例・注意点

更新日:2024年11月10日

業界・企業研究

就職活動をするにあたり、履歴書というものを企業に提出しなければなりません。自分の学歴や趣味、とくいなことや苦手なこと、今までの活動履歴などが中心ですが、ほとんどの履歴書には「志望動機」という欄があり、自分がどうしてこの企業、この業界で働きたいと思ったのか、ということを主張する場所があります。

これがダメな理由は、いうまでもなく、企業の大小を問題にしている、という点です。働きたい理由が大企業だから、という理由が通用しないのと同様に、小さいから、という理由に触れるのもよくありません。

あくまでもその企業の理念が自分に合っているか否かを大切にして志望動機を書きます。

食品業界の志望動機を書くときの注意点

食品業界の志望動機を書くとき、「食」にこだわりすぎないようにすることが重要です。なぜなら、周りも同じようなことを書き、採用担当者に印象を与えずらいからです。また、日本国内の問題だけを論じるのも見当違いになります。食をめぐる問題はグローバル化しており、もはや世界規模での取り組み解決が不可欠だからです。

また、消費があるところにビジネスがあるように、食は常に消費のそばにあり、常にビジネスの対象になっています。単に夢や理想を押し付けるのでは採用には至りません。

したがって、食品業界で働きたいのであれば、ビジネスや物流などの経済についての知識も必要です。

志望動機は簡潔なものがほとんどですが、中には論文形式を指定してくる企業もあります。その場合は、まずその企業の意図を知ることが重要です。なんのためにわざわざ長い論文を課してくるのか、時間を割いてまでその論文を読む理由とは何かを考えてみてください。

そもそも論文は価値観や想いを書くものではなく、自分の意見や主張を論理的に証明するものです。感想文ではないので、冷静さと積極性が特に重要なパターンです。感情的にダラダラと長く説明しないようにしてください。

ただ、食品業界で働きたいと思ったきっかけは感情に訴えるものでも良いです。例えば子供の頃の思い出や、過去に受けた感動的な体験などから勉強した、という流れは自然で論理的です。食品の思い出は誰にでもありますが、それをいかに自分だけしか語れない経験にするかが、採用か不採用かの分かれ目になります。

自分だけしか語れない輝いたストーリーにしつつ、論理性と冷静さも保てるような志望動機を完成させましょう。

食品業界の会社に採用をもらうためにすべきこと

では、食品業界の会社に採用をもらうためにはどうすれば良いのでしょうか。まず、自分の人生経験を豊かにしておくことです。まだ学生のうちであれば、企業のインターンに参加したり、NPO団体に参加、設立したり、食品関係のゼミや研究会に参加したりすることができます。

他にも自主学習や実地研修なども可能です。また、すでに学生生活を終えた人や、現在社会人の人も、できることはたくさんあります。食品のもとにかえり、農業に参画してみたり、スーパーマーケットでアルバイトをしてみるのも、アピールポイントになります。

上手く書類審査を通過して、面接に進んでも気は抜けません。食品業界で一番気をつけなければならないのは衛生面の問題です。今も、衛生面の杜撰な管理が問題視されていて、報道でもよく見かけます。一度衛生上の問題が起こると、悪いイメージの払拭には相当な時間がかかりますし、費用もかかります。

できるだけ問題を起こしたくないというのもありますが、営業成績を上げるためにも清潔感が求められます。他の企業よりも髪型や肌など、周囲に良い印象を与えられる見た目かどうか、常に気を配っていてください。

外見の気遣いは内面をよくするとも言われています。食品業界の清廉なイメージに適合するように、気を使ってください。

食品業界は就活生の中でもがあり、常に需要があるので比較的安定している業界です。食が好きな人も多く、競争率は高いです。

しかし、諦めないでください。志望する人数が多い分、記念に応募する人や内容の伴っていない履歴書も多くあります。自分のこれからの努力次第で採用に至る可能性は十分にあります。

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