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食品業界の志望動機の書き方 | 良い例・ダメな例・注意点

更新日:2023年12月10日

業界・企業研究

就職活動をするにあたり、履歴書というものを企業に提出しなければなりません。自分の学歴や趣味、とくいなことや苦手なこと、今までの活動履歴などが中心ですが、ほとんどの履歴書には「志望動機」という欄があり、自分がどうしてこの企業、この業界で働きたいと思ったのか、ということを主張する場所があります。

しかし、給仕の人の愛想は悪く、食器も綺麗とは言えず、いつも赤字状態でした。清潔感のない食に違和感を覚え、自分の人生を考えたときに、日々の営みである食べる行為をより楽しく行いたいと思い、食品業界を志望しました。

貴社を志望した理由としては、国際的に活躍できると思ったからです。貴社は世界各国に支社があり、他社よりもいち早く海外展開を始めた、日本で最も先進的な企業です。貴社のその自由な社風と将来性に魅力を感じ、是非そのような環境で働きたいと思っています。

これは、最近よくあるパターンで、グローバルを意識したものです。海外展開をしている企業にそのことをほのめかすと、世界規模でビジネスを考えている人という印象を与えることができます。

例文3

私は学生時代から、地球の飢餓、貧困について研究していました。世界では毎年多くの人が飢餓で亡くなっています。

一方先進国の私たちは多くの食べ物を無駄にしています。コンビニエンスストアで並んでいるほとんどのものは捨てられてしまいます。この状況に歯止めをかけたいと思い、ビジネスからアプローチしていきたいと思いました。

貴社のCSRでは、できるだけ食べ物を無駄にしないように取り組み、余剰生産物は寄付したり無償で提供するなどしており、まさに私の理想です。

さらに、発展途上国で研修できる制度も整っており、現地で活躍できるチャンスも用意されています。私と同じ志を持った同期と世界をよりよくしていきたいと思い、貴社を志望いたします。

これは、自分の体験や想いに基づいた志望同期です。学生生活でそれなりの功績を残した人に向いています。自分がどんな自分になりたいかを日々意識しながら人生を過ごしていたことのアピールにもなりますし、自分のことだけを考えていないことの主張にもなります。

食品業界の志望動機のダメな例

次に、ダメな例を紹介します。良い志望動機を書くためにはダメな例を見ておくことも重要です。ぜひ目を通して見てください。

ダメな例1

私が貴社を志望した理由は、直感です。食品業界の企業を調べた際に、この場所こそが自分にふさわしいと強く思いました。大学の先生に相談しても良い噂しか聞かず、給与や福利厚生の面からみても充実しており、良い企業だと思いました。是非貴社で働かせてください。

これは、誰がみてもよくない印象を受けます。まず、自分のことを主張していませんし、全体的に上から目線です。直感という言葉には論理性が全くなく、説得力もありません。

また、最後の一文ですが、自分が働きたいとした手に出るのではなく、お前たちに自分は必要なんだぞ、というくらいの気持ちでいないと、面接中に自信がなくなってきて、声も小さくなる原因です。抽象的な表現を避けて志望動機を書きます。

ダメな例2

私は、大企業で働きたいと思っていましたが、中小企業でも良いと思えるようになり、自分が好きな食を扱っているため、貴社を志望します。もともと、自分は世界で活躍したく、大きな企業での就職を目指していましたが、競争率が高く、不可能でした。

しかし、自分が好きならば企業の大きさは関係ないと思い、食品業界に的を絞り、貴社を見つけました。半ば運命的な出会いとも思っております。是非、よろしくお願いいたします。

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