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「その節」の意味と使い方・類語や言い換え方・敬語表現の仕方

敬語

私達は日常生活において「その節はありがとうございました。」などの挨拶を交わすことが多くあります。「その節は~」という表現をよく使うのに、その意味や使い方を聞かれると説明するのは大変です。今回はこの言葉について詳しくご紹介していきます。

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「その節」の意味と使い方

「その節」の意味と使い方

私達は会話の中でよく「その節」と使いますが、その節とは一体どのようなことを指すのでしょうか。便利な言い回しなので何気なく使用していますが正しい使い方をしていたでしょうか。 ビジネスシーンにおいても日常生活においても、過去に何かしらの関りがあり相手に感謝していることは多くあります。具体的な事柄を指しているときもありますが、話のきっかけとしてやあいさつ代わりなど、お礼の文言や社交辞令として使われることが多くあります。 普段は気にかけない「その節」というフレーズにですが、意味や使い方を知っていますか。今回はよく使うのに知らない方が多い「その節」という言葉についてご紹介いたします。

「その節」の未来表現

「その節」は過去のでき事を話題にするときに使う言葉なので基本的には未来表現に対しては使用しないケースが多くあります。同じような意味で使いたい場合は「その際」や「その折」などがふさわしくなります。 「その節」は慣用的に過去の時点について使用されることが多くなります。ですが、日常的に「その節はよろしくお願いいたします。」などと未来を表現する場合に使われていることもあります。 相手からの誤解を受けないためにも「その節」は過去の表現として認識し、未来表現の際は違う言い方をする方が無難です。「その際はよろしくお願いいたします。」や「その折はよろしくお願いいたします。」の表現の方が適切です。

「その節」の過去表現

「その節」の過去表現

「その節」は過去のでき事や過去の特定の時点を表します。その節の意味は「その時は、この前は」などの意味合いで使われることがほとんどで、ある特定の時点を表す言葉で、過去にあった何かしらの事柄を指します。聞き手と話し手がお互い関わったことがある事柄を指して話すときに用いられます。 具体的な事柄を指しているときもありますが、話のきかっけとしての挨拶やお礼の文言として社交辞令のように使われることが多くあります。「その節」はそう遠くない過去のでき事や特定の時点を表しますので、はるか昔のことを話題にする際には適していません。

「その節」を含む言葉の使い方

「その節」を含む言葉の使い方

「その節」を含む文章は色々あり意味や使い方もそれぞれなので、個々の文章を例にして説明していきます。

その節はよろしくお願いいたします

日常生活の中でこのような言い方をしているのをよく耳にします。相手に誤解がなく伝わっていれば大丈夫なのでしょうが、「その節」は過去の時点に対する言い回しですので未来形に使用しない方が無難です。 意味合い的には「その時はよろしくお願いいたします。」となるので、「その節」を使用するよりも「その際」や「その折」などの未来を表す言葉を使ってはいかがでしょうか。「その際はよろしくお願いいたします。」や「その折はよろしくお願いいたします。」の方がしっくりします。

その節はお世話になりました

過去のでき事に対してのお礼を述べている形になり、この前はお世話になりましたという意味になります。深い意味合いではなく社交辞令や話のきっかけとして使用されることの多い言い回しですので、この後に続ける言葉が大切になってきます。 「その節」を使用することにより、あの時や以前という言葉を使うよりも両者の関係が密であるとか、相手に親近感をいだいているなど通常より特別な感情を抱いていることを表現することもできます。その節を使用することによりさりげなく自分の感情を表現することも可能となります。

その節はご迷惑をおかけしました

過去の一時点の事柄を指して、その時はご迷惑をおかけしました。という意味になります。 「その節」は感謝を述べる表現時に多く使用されますが、謝罪の場面でも使用されることがあります。過去の一時点のでき事をさしていれば感謝にも謝罪にも使用できる便利な言葉であり、その後に続く言葉により場面が異なってきます。 ご迷惑とは自分がミスをして相手に迷惑をかけてしまった時に使用する表現ですので、言葉を選んで相手に誠意や謝罪が伝わる表現をしましょう。

その節はありがとうございました

過去に話し相手と仕事など何らかの形で面識があり、お世話になったことがある場合の表現になります。直訳すると「あの時はありがとうございました。」となり、深い感謝の意を表した表現ではありません。 どちらかというと社交辞令や話のきっかけとして使われる表現ですので、相手の立場や関係の親密さを考えて使用しなければなりません。大変お世話になった場合は「その節はありがとうございました。」の表現の後に、具体的に感謝の言葉を付け加えてお礼を伝える必要があります。

「その節」の類語・言い換え方法

「その節」の類語・言い換え方法

「その節」の類語は、その時、その頃、当時などになります。言い換え方法としては「その際」や「その折」、「その時」や「その頃」、「先日は」や「この間」などがあります。 「その際」と「その折」は未来を表現するので過去の表現には使うことができません。未来の場所や時間は関係なく、ある機会やチャンス、タイミングという意味で使用されます「その際」は未来の場所や時間も指定することが可能です。 「その時」や「その頃」は過去にも未来にも使用できますが、口語的でフランクな印象が強くなりますので、ビジネスシーンや相手などによって使い方には注意が必要です。「先日は」や「この間」は「その節」のように具体的に過去の一時点を指定して言い換えることができます。

「その節」の敬語表現の仕方

「その節」の敬語表現の仕方

「その節はありがとうございました。」という文章で考えてみると、この文章自体が敬語表現になっています。この表現をさらに敬語的表現にするとしたら、敬語表現の代表である御をつけて「その節は大変御世話になりました。」になります。 さらに敬語的要素を強めるときは「その節は多大なる恩顧をいただきありがとうございました。」や「その節は特別なるお引き立てをいただきありがとうございました。」などの表現になります。   特にビジネスシーンでは上記のような敬語的表現を使用する時が多々ありますので、色々な表現を覚えておくと役に立ちます。

目上の方に使う場合は注意が必要

過去に何らかのかかわりや面識があってお世話になったことがある場合に、「その節はありがとうござました。」と挨拶することがあります。意味としては「あの時はありがとうございました。」という軽い感謝の意味になります。 相手によっては失礼な印象を与えることがありますので、目上の方や大変お世話になった方に使う時は注意が必要になります。 目上の方や大変お世話になった方には、上記で記述しましたがもう少し敬語的要素が強い表現を使用したほうが失礼がなく安心です。使用する際は相手との関係性や親密さを考えて表現方法を選ぶ必要があります。

「その節」と「その折」の違い

「その節」と「その折」の違い

「その節」と同じように使用される言葉に「その折」という言葉があります。「その折」の意味や使い方は「その節」と同じなのでしょうか。またはどのような違いがあるのか考えてみましょう。

「その折」の意味

折には機会、チャンス、頃合い、タイミングなどの意味合いがあります。「その節」、「その折」はほとんど同じ意味ですが、機会やチャンス、タイミングなどの意味合いが強い場合はその折を使用する方がスムーズです。その折は遠い過去に対して使うことが多く、「その節」は比較的そう遠くない過去に対して使用します。 チャンスやタイミングを重視するのであれば、過去や未来にかかわらずその折を使用する方がしっくりきます。「折を見てお伺いいたします。」、「来月用事があり大阪に行きますので、その折にぜひお会いできればとおもっております。」などと使用されます。

「その際」の意味

「その折」の意味

「その際」はある特定の時点や場合を指すときに使われます。未来を表すときにも多く使われる言葉です。時点よりも場合や場面に使われることが多くなります。 「際」は何かをするときに、別の何かをするという別々の物や行動をつなげる言葉になります。「手続きの際に、必要な書類を提出してください」という文章ですと、手続きをするということと執拗な書類意を提出するという二つの事柄を際でつないでいます。 今お話ししたのは現在形ですが、これが未来形になると「手続きをする際には、書類の提出が必要となります。」となります。 「その際」と同じような使い方で「その時」という言葉も使われます。意味もほとんど同じですが、「その際」は場面に使われることが多いのですが、「その時」はどちらかというと時点や時を表すときに多く使われます。

「その節」と似ている言葉

「その節」と似ている言葉に「以前」、「その時」、「その頃」があります。 「以前」という言葉には「その時を含めてそれより前の」、「今より前の時点」、「ある状態に達する前の状態」という意味があります。過去の一時点や場面を表すのではなく、今より前という大きな時間を表すときに使用します。 「その節」も過去を表すときに使用しますが、「その節」は過去の一時点や場面を指す言葉で、「以前」という言葉は今を含めてそれより前を表す言葉になります。 「その時」と「その頃」は過去にも未来にも使うことができる言葉ですが、口語的な要素が強くフランクな印象を与えることになります。日常会話でなら使用できます。 ビジネスシーンで使用する場合は相手との関係性や親密さを考えて選ぶ必要があります。目上の方や大変お世話になった方には、「その時」より「その際」、「その頃」より「その折」を使用する方が丁寧で安心です。

自分なりに工夫して楽しもう

自分なりに工夫して楽しもう

「その節」という言葉について考えてきましたが、知れば知るほど便利で素敵な言い回しです。久しぶりに会った時でも「その節はありがとうございました。」や「その節はお世話になりました。」と挨拶することにより一瞬で距離が縮まります。その上さり気なく相手への感謝や好意も表現できます。 何気なく使用していた言葉でも改めて考えてみると、今までは知らなかった側面が見えてきます。その言い回しが社交辞令の傾向が多いとしても、お互いが話す際の潤滑油やきっかけになるとしたら素晴らしいことです。 今までは何気なく使用していた言葉ですが、今度使用するときに色々考えながら使てみませんか。言葉の組み合わせや敬語の表現などを工夫して自分らしい表現を楽しんでみましょう。

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