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更新日:2024年10月28日
今回はレポートの書き出しについてお伝えさせていただきました。ビジネスシーンでも提出が求められることが多々あるレポート、その書き出しは多種多様です。ここでは一般的なレポートから専門的なレポート、看護実習や工場見学のレポートの書き出しの例をご紹介しています。
目次
ある「看護観」についてどのように書いていけばよいかそのモデル例をお伝えします。ご参考にしてください。
「看護観」についてのモデルとなる例をご紹介させていただきます。例のように書いていけばよいということを感じてください。
『私の看護観は、対象がどのような状況であっても、その人らしく生きていられるようにサポートし、その人らしさを生かした看護を行うことである。私がこの看護観を抱くようになったのは、実習で受け持ったA氏との関りからである。』
自分が経験してきたことを述べるときの書き出しの一般的な手法についてお伝えします。看護観についてのモデル例をご覧ください。「この看護観を抱くようになったのは」という部分です。このように経験や実例を書き出すための前置きとして「この看護観を抱くようになったのは」と書くことには、自分の経験や実例を続けやすくするというメリットがあります。
レポートは自分が何を伝えたいかというところが大切です。今回の例でいうならば、なぜそのような看護観を持つようになったのかということを伝えなければなりません。そこで、自分が体験もしくは経験したことを紹介していきます。すなわち読み手が納得するような書き方をしていくことが重要なポイントとなります。
さらに看護観についてなぜそのように考えたかをさらに深く掘り下げていくことが必要となります。「その人らしさ」とは何かということを伝えなければなりません。そのために必要な情報を整理する必要があります。何が必要で何が必要でないかを見極める必要性があります。こういう背景があっての「その人らしさ」であることを理由づけなければなりません。例を挙げていますのでご参考にしてください。
ある看護観の続きになります。どのような経験から何を得たかについて書いていけばよいかを表現していますので、ご参考にしてください。
『ある朝、訪室するとA氏はベッドに座っていた。「今日は遠くまで洗面に行ったのですか」と聞くと「そうだな、そろそろ行くか、頭でも洗いに」と点滴スタンドを押し洗面所へ行き、固定石鹸で頭を豪快に洗っていた。「夏場はよく公園の水道でこうやって頭を洗っていたよ」と言い、「さっぱりした」という発言が聞かれた。その姿や表情、発言はまさにA氏本来の姿だと感じた。そこでA氏はベッド上での洗髪よりも、A氏らしさを考え、自分で洗髪できるようにサポートする方法を計画した。』
ただ単に、どのような経験をしたかについて書けばよいというものではありません。例のようにA氏についてどのような人かについて述べることは大切です。その経験の中で何に気付いたかというのが3つ目のポイントとなります。例をご紹介しますのでご参考にしてください。
次にご紹介している例は、ある看護観の中の経験から得た気づきの例の部分です。どのように書かれてあるかなど、書き方についてご参考にしてください。
『後日、A氏に洗髪を促すと「こんな寒い日に洗わないよ」ときっぱり言われた。私は、清潔保持とA氏にさっぱりしてもらいたいと考えていた。しかし、その日は朝から曇り空で天候まで考えていなかった。私は援助が単なる自己満足の押し付けになってしまったと気づいた。』
記載されている内容は2018年04月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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