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更新日:2024年09月16日
皆さんはイラガという虫をご存知ですか。イラガの幼虫は毒針を持っており、刺されると電気が通ったかのような猛烈な痛みが走ります。イラガを駆除するためにはイラガについての知識を深めることが大切です。今回はイラガの特徴や駆除の方法についてご紹介します。
目次
イラガとは蛾の一種で、木の葉っぱのような見た目を持つ昆虫のことを指します。3センチほどの小さな虫で、夜の間明りに集まる習性を持ちます。成虫は口がないため一生の間何も食べることなく、寿命はわずか10日間ほどしかありません。イラガには幾つかの種類があり、ナシイラガ、アオイラガ、ヒメクロイラガなどが代表的なものになります。
イラガの成虫は口がないため害はなく、問題なのはイラガの幼虫となります。イラガの幼虫は葉っぱの裏に生息していることが多く、卵もそこに産み付けられます。葉っぱと同じ緑色をしていることがほとんどのため、一目見ただけではイラガの幼虫とは判断しにくい色をしています。 人が刺されるというケースが多発するのは、この幼虫に刺されるという場合のみです。幼虫は毒針を持っているため、刺されると電気が走ったような強烈な痛みが押し寄せます。だいたい6月から9月にかけて孵化して成長するため、夏場は特に注意が必要です。
一般的にはイラガという呼び方が広く知れ渡っていますが、実はイラガは地方によって呼び方が異なることはご存知でしたか。関東地方ではアマンジャク、埼玉の一部ではヒリヒリガンガンとも呼ばれています。 他の地方を見てみると、愛知や富山などではオコゼやオコジ、山口や愛媛などではイラやイラムシなど実に様々な呼び方があります。また、刺されたら蜂に刺されたかのような痛みが襲ってくることから蜂熊などとも呼ばれています。みなさんのお住いの地域ではどんな呼び方をしますか。
イラガを駆除するにあたって、大切なことは幼虫を生み出す卵を駆除することが大切です。ここでは様々な卵の駆除方法についてご紹介します。
イラガの卵は葉っぱの裏側に産み付けられることが多く、一度に20から30匹ほどの幼虫がかえります。また、イラガの卵は繭のような形をしており、木の枝分かれ部分に木の色と同化して産み付けられている場合もあります。見つけたらすぐに駆除することが先決ですが、幾つかの注意点があります。 卵を見つけた際に、絶対に素手では触らないでください。卵にも毒が残っていることが多く、迂闊に触ると危険です。卵を駆除する際にはハサミなどで切り落とした方が良いでしょう。高いところにある場合は、棒を使って駆除することも可能です。
イラガの幼虫は見た目はどこにでもいそうな毛虫であるため、多くの方が区別がつかずわかりづらいでしょう。イラガの幼虫の特徴として、緑色のトゲがあります。前と後ろに触覚のように伸びているものが毒針ですので、触らないように駆除すると良いでしょう。また、体の真ん中に黒い線のようなものがあるのもイラガの特徴です。 イラガの特徴を理解した上で、似たような形のムシを発見した場合には触らずに早急に駆除することをおすすめします。
記載されている内容は2018年02月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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