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「体が資本」の意味・使い方・例文|名言/仕事/ことわざ

更新日:2024年10月08日

言葉の意味・例文

とくに職場でよく声を掛けられるのが、「体が資本なんだから無理禁物だよ」と心配してくれるようなもの。このなかの「体が資本」という言葉の意味や使い方を正しく理解できているでしょうか。今回は「体が資本」の意味や使い方、類語などをご紹介します。

体を壊しては元も子もない

この言葉はまず「元も子もない」という慣用句の意味から見ていきます。「元も子もない」という慣用句は損をしてすべてをなくしてしまうという意味です。すべてつなげて「体を壊しては元も子もない」全体の言葉の意味は、体を壊すと損をしてすべてを失ってしまうという意味になります。この言葉が「体は資本」と意味・ニュアンスが似ていると言えるでしょう。 使い方は、「今まであれだけがんばってきたのに、体を壊しては元も子もない」のようになります。 ここであげた3つのいずれにも共通するのは、(健康な)体は大切であるという意味が含まれているということです。さまざまな場面でそれぞれの言葉を使ってみてください。

仕事においての「体が資本」の使い方

仕事と場面を限定しても使い方はとくに変わりありません。例えば残業している人に対して「体が資本なんだから早く帰ったほうがいいよ」などと声を掛けることもありますが、使い方はこれで間違っていません。仕事だからといって、とくに同僚などは使い方を変える必要はありません。 では敬語で使う場合は「体が資本」をどのように使えばよいのでしょうか。

「体が資本」を敬語で使うと?

相手に体が一番大切なのだから無理は禁物だということを敬語で伝えたければ、「体が資本」という言葉を使うよりも、「お体にお気を付けください」や「くれぐれもご自愛くださいませ」などのほうが適しています。丁寧に伝えたければ、「体が資本」という言葉を使わずほかの言葉で伝えるようにしましょう。 とくに「くれぐれもご自愛くださいませ」は目上の人にも使えるのでおすすめです。より敬意が伝わるように、だれに対して伝えるものなのか考えながら、言葉選びをしましょう。

「『体』が資本」と「『身体』が資本」の違い

「からだ」にもさまざまな表記がありますが、「『体』が資本」と「『身体』が資本」ではどちらが正しいのでしょうか。まずは「からだ」自体の違いを見ていきましょう。

「からだ」の漢字の違い

「からだ」を漢字で表記すると、常用漢字では「体」が正しいと言えます。「身体」は「からだ」とは読まず「しんたい」と読みます。「身」という漢字は、心や精神、地位、身分、立場の意味で使われる漢字であるため、心身を表すときは「身体」、個体としての肉体を表すときは「体」が使われることが多いです。 また心や精神、地位、身分、立場は人間のみが持つものであるため、「身体」は人間にしか使われません。逆に「体」は個体としての肉体を意味することから、人間のみならず動物や物体などさまざまなものに幅広く使われます。

どっちが正しいとは言えない?

これを踏まえると目に見えるものとしての「からだ」が資本であると言っているので、基本的には「体が資本」のほうが適しているでしょう。しかし近年では精神的な疲労も体の健康に大きな影響を及ぼしているため、一概にこちらが正しいと言い切れないのも事実です。しいて言えば間違いではないと言い切ることができるのは「体が資本」のほうということは言えるでしょう。

「体『が』資本」と「体『は』資本」の違い

次は助詞の違いです。「体『が』資本」と「体『は』資本」の違いです。「は」も「が」も上にくる体言(名詞)を主語にする役割を持つので、どちらでも正しいように見えてしまいます。しかし実際は2つのあいだに違いがあります。どこが違い、どちらが正しい表現なのでしょうか。

「体『が』資本」

「が」の場合は、体でないものは資本とは言えないというようなニュアンスを含みます。体の大切さを強調させることができる言葉です。意味から考えても、「体『が』資本」のほうがしっくりきます。

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初回公開日:2018年02月22日

記載されている内容は2018年02月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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