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「体が資本」の意味・使い方・例文|名言/仕事/ことわざ

初回公開日:2018年02月21日

更新日:2020年07月25日

記載されている内容は2018年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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言葉の意味

とくに職場でよく声を掛けられるのが、「体が資本なんだから無理禁物だよ」と心配してくれるようなもの。このなかの「体が資本」という言葉の意味や使い方を正しく理解できているでしょうか。今回は「体が資本」の意味や使い方、類語などをご紹介します。

「体が資本」ってどういう意味?

「体が資本」という言葉の意味について、使い方・類語などと一緒に紹介していきます。 「体が資本」という言葉を分解して、「資本」についてだけ考えてみます。「資本」とは、事業活動などをする際に必要な元手・基金という意味です。資本である体が、体調を崩していたり疲労をためたりしていると、思うように動けません。 「体が資本」とは、仕事や日常生活をスムーズに行うためには「体」が必要だという意味だと、理解できます。

「体が資本」の例文

それでは実際に「体が資本」を使った例文を見ていきましょう。 「体が資本なんだから、あんまりがんばり過ぎないようにね」。これは仕事をがんばっている人にも、スポーツを本気で取り組んでいる人にも掛けることができるフレーズです。はたから見て無理をしているように見える人にはついつい掛けてしまいたくなる言葉です。 「体が資本なのはわかっています」。これはがんばり過ぎている側の人が言うフレーズです。このように心配する側もしてもらう側もどちらも使うことのできる言葉です。また「体が資本なのは十分わかっているので、健康には気を付けたいです」などと目標や気を付けることを言う際にも使えます。

「体が資本」の使い方

例文をご紹介したときにもあったように、体調を崩していたり、無理していたりする人に対しても、無理している当事者自身も使うことができる言葉です。加えて目標を話すときにも使えます。 「体が資本」という言葉自体は、周知の事実として使われています。だれもが理解している揺るがない事実として、体は健康でないと思うようには動けないという意味で使われます。そのため心配をして声を掛ける場合には、「体が資本なんだから~」と理由として使うことができます。 もしも相手に無理をしてほしくなければ、体が資本だということを根拠に無理しないようにということを伝えられます。

「体が資本」を含むことわざ

「体が資本」を含むことわざ
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「体が資本」という言葉自体を含むことわざはありませんが、少し似た意味を持つことわざはあります。それは「裸一貫」ということわざです。これは元手となるのは自分の身体しかなく、ほかには何も頼るものがないことのたとえです。「体が資本」と比較するとかなり極端ですが、体がないとどうにもできないという意味では似ていると言えるでしょう。 ちなみにこのことわざは「私は幼いころから頼るところがなく、裸一貫で生活をせざるを得なかった」などと使うことができます。「裸一貫」は体しか資本がないという極限状態のような印象を受けますが、「体が資本」は資本とみなされるものがいくつかあるうちの1つが体といったような印象を受けます。似ているなかでもこういったところが違いと言えるでしょう。

「体が資本」と同じ意味で使える言葉

「体が資本」という言葉にはいくつか類語があります。ここではそれについて確認していきます。 体がなければ何もできないというニュアンスを持つ言葉には「健康第一」、「健康が何より」、「体を壊しては元も子もない」などがあります。1つずつ意味と使い方を見ていきましょう。

健康第一

「健康第一」はいろんな場所で耳にしますし、ポスターなどにはよく書かれている言葉です。これは言うまでもなく、健康が最も大切であるという意味を持つ四字熟語です。体がなければ意味がない・何もできないという意味の「体が資本」と、健康が最も大切であるという意味の「健康第一」は、活動の土台には健康な体が必要だという点で意味が似ていると言えるでしょう。 「健康第一にがんばりましょう」などというフレーズはよく聞きますが、このように目標などによく登場し使われることが多いです。

体が何より

「体が何より」は文字のままの意味ですが、何よりのあとに大切や大事などを入れるとわかりやすくなるでしょう。結局のところ、体が何よりも一番大切ということです。これも「体は資本」と、何をするにも健康な体が大切だというニュアンスが同じであり意味が似ていると言えるでしょう。「まじめに働くのもいいけれど、体が何より大切だ」というふうに使います。

体を壊しては元も子もない

この言葉はまず「元も子もない」という慣用句の意味から見ていきます。「元も子もない」という慣用句は損をしてすべてをなくしてしまうという意味です。すべてつなげて「体を壊しては元も子もない」全体の言葉の意味は、体を壊すと損をしてすべてを失ってしまうという意味になります。この言葉が「体は資本」と意味・ニュアンスが似ていると言えるでしょう。 使い方は、「今まであれだけがんばってきたのに、体を壊しては元も子もない」のようになります。 ここであげた3つのいずれにも共通するのは、(健康な)体は大切であるという意味が含まれているということです。さまざまな場面でそれぞれの言葉を使ってみてください。

仕事においての「体が資本」の使い方

仕事においての「体が資本」の使い方
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仕事と場面を限定しても使い方はとくに変わりありません。例えば残業している人に対して「体が資本なんだから早く帰ったほうがいいよ」などと声を掛けることもありますが、使い方はこれで間違っていません。仕事だからといって、とくに同僚などは使い方を変える必要はありません。 では敬語で使う場合は「体が資本」をどのように使えばよいのでしょうか。

「体が資本」を敬語で使うと?

相手に体が一番大切なのだから無理は禁物だということを敬語で伝えたければ、「体が資本」という言葉を使うよりも、「お体にお気を付けください」や「くれぐれもご自愛くださいませ」などのほうが適しています。丁寧に伝えたければ、「体が資本」という言葉を使わずほかの言葉で伝えるようにしましょう。 とくに「くれぐれもご自愛くださいませ」は目上の人にも使えるのでおすすめです。より敬意が伝わるように、だれに対して伝えるものなのか考えながら、言葉選びをしましょう。

「『体』が資本」と「『身体』が資本」の違い

「からだ」にもさまざまな表記がありますが、「『体』が資本」と「『身体』が資本」ではどちらが正しいのでしょうか。まずは「からだ」自体の違いを見ていきましょう。

「からだ」の漢字の違い

「からだ」を漢字で表記すると、常用漢字では「体」が正しいと言えます。「身体」は「からだ」とは読まず「しんたい」と読みます。「身」という漢字は、心や精神、地位、身分、立場の意味で使われる漢字であるため、心身を表すときは「身体」、個体としての肉体を表すときは「体」が使われることが多いです。 また心や精神、地位、身分、立場は人間のみが持つものであるため、「身体」は人間にしか使われません。逆に「体」は個体としての肉体を意味することから、人間のみならず動物や物体などさまざまなものに幅広く使われます。

どっちが正しいとは言えない?

これを踏まえると目に見えるものとしての「からだ」が資本であると言っているので、基本的には「体が資本」のほうが適しているでしょう。しかし近年では精神的な疲労も体の健康に大きな影響を及ぼしているため、一概にこちらが正しいと言い切れないのも事実です。しいて言えば間違いではないと言い切ることができるのは「体が資本」のほうということは言えるでしょう。

「体『が』資本」と「体『は』資本」の違い

「体『が』資本」と「体『は』資本」の違い
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次は助詞の違いです。「体『が』資本」と「体『は』資本」の違いです。「は」も「が」も上にくる体言(名詞)を主語にする役割を持つので、どちらでも正しいように見えてしまいます。しかし実際は2つのあいだに違いがあります。どこが違い、どちらが正しい表現なのでしょうか。

「体『が』資本」

「が」の場合は、体でないものは資本とは言えないというようなニュアンスを含みます。体の大切さを強調させることができる言葉です。意味から考えても、「体『が』資本」のほうがしっくりきます。

「体『は』資本」

一方で「は」の場合は「は」が「=」の役割をし、体=資本のような意味となります。体は資本であることには間違いはありませんが、少し違和感が残ります。またイコールで結んでしまった場合、資本は体のほかにないという意味になってしまいます。もちろん資本は体だけではなくお金などほかにも資本を示すものはあります。 資本とされるものがさまざまあるなかの1つが体なので、限定的になってしまう「体『は』資本」は間違いであるとまでは言えませんが、どちらかというと「が」のほうがふさわしいと言えるでしょう。

「体が資本」に関する名言

「体が資本」に関する名言
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「体が資本」という言葉を連想させる名言をご紹介します。 経営者である松下幸之助が残した言葉です。とくに一文目などは、「体が資本」を説明したような言葉と見て取れます。

いかにすぐれた才能があっても、健康を損なってしまっては十分な仕事もできず、その才能もいかされないまま終わってしまいます。 では健康であるために必要なことは何かというと栄養であるとか、休養とかいろいろあるが、特に大切なのは心の持ち方です。 命をかけるというほどの熱意を持って仕事に打ち込んでいる人は少々忙しくても疲れもせず、病気もしないものです。

「体が資本」は間違いない!

今回は「体が資本」という言葉の意味や使い方、表記の正誤などを確認してきました。「体が資本」という言葉を文字にする際にはこちらでもよいのではないか、という二択から一つを選ばなければならない場合もありますが、まず「体は資本」と書くなり打つなりすれば間違いはありません。 自分が使う際に、比較的「体」より「身体」のニュアンスを強めに伝えたいという場合には、本来とは別の表記を選んでも良いでしょう。ただ公に出す文書の場合は、無難な「体が資本」のほうを使うことをおすすめします。 自分がどのような意味で「体が資本」という言葉を使うのかを考えながら、表記する際には選ぶようにしましょう。話す際には、とくに相手を心配したりいたわったりする際に使える言葉なので、積極的に声を掛けてあげましょう。ただし心配はいらない、大きなお世話だと捉える人もいるので、相手との付き合いのなかで相手が欲しているのかを察しましょう。

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