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「事例」の意味と使い方の例文|ヒャリハット事例・実例/判例

更新日:2024年04月22日

言葉の意味・例文

ビジネスシーンやニュースなどで目にする機会の多い、「事例」という言葉。自分で使ったことがある人もいるでしょう。しかし、「事例」の意味を正しく理解できていないと、きちんと使いこなすことができません。この記事で、「事例」の意味や使い方などを確認しましょう。

caseは、事例の類語である「ケース」の元になった言葉でもあるため、事例と結びつけやすいでしょう。発音も、外来語の表記と同じく「ケース」です。

example

for example(例えば)という表現でおなじみのexampleも、事例の英訳です。exampleの主な意味は「例」ですが、「事例」や「実例」、「例証」とも和訳することができます。

instance

instance(インスタンス)も、事例の英訳のひとつです。exampleと同じく、「例」や「実例」、「例証」とも和訳することができます。

「事例」の使い方と例文

「事例」という言葉の意味が理解できたら、例文を確認し、使い方を押さえましょう。また、事例は、他の言葉と組み合わせて使うことも多い言葉です。職業によっては頻繁に目にする使い方もあるので、この機会に意味を覚えておきましょう。

基本の使い方と例文

基本の使い方と例文をご紹介します。 ・これまでの事例にならい、対策案を話し合う。 ・過去の事例を参考にして、今後の計画を考える。 ・弊社の施工事例をご紹介します。 ・弊社のシステムを取り入れて成功した事例をご紹介します。 ・これまでにおこなった活動の事例は以下のとおりです。

ヒヤリハット事例

「ヒヤリハット事例」とは、仕事や日常生活、工事などの作業において、災害や事故には至らなかったものの、「ヒヤリとした・ハッとした」事例のことです。医療関係の現場や製造業など、さまざまな業界で活用されているため、見覚えがあると感じた人もいるのではないでしょうか。 一般的なデスクワークで例を挙げると、「事務椅子に乗ってキャビネットの資料を取ろうとしたところ、事務椅子が動き、バランスを崩して転落しそうになった」「書類段ボールをひとりで持って階段を降りていたとき、足が滑って転倒しそうになった」など、実際には事故は起きなかったけれど、一歩間違えれば大きな事故につながっていたであろう事例を「ヒヤリハット事例」として記録・展開します。

「ヒヤリハット事例」をまとめる意味

「転びそうになった」「転落しそうになった」といった事例は、一瞬「ヒヤリ」「ハッと」しても、ああ危なかった、と安心してすぐに忘れ去られてしまいます。しかし、そうしたヒヤリハット事例は、実は重大な事故につながる可能性があったことがほとんどです。 事故が起きる原因を知り、可能性を減らすために、ヒヤリハット事例はさまざまな業種で記録・共有されています。

先行事例

先行事例とは、文字どおり「先におこなった事例」という意味の言葉です。取り組みや戦略など、過去におこなった具体的なことがらのことをいいます。「先行事例を参考にして計画を考える」「先行事例から学び会社経営に活かす」のように使います。

「〇〇事例」という言葉

「先行事例」のように、「事例」の前に「何の事例なのかを表す単語」を置くことで、「過去に〇〇した事例」という意味の言葉にできます。そのため、ある単語に「事例」を組み合わせた言葉は無数に存在します。以下は「〇〇事例」の一例です。 ・成功事例 ・導入事例 ・施工事例 ・リフォーム事例 ・ヒヤリハット事例

次のページ:事例の類語(意味と使い方の違い)
初回公開日:2018年02月02日

記載されている内容は2018年02月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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