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享楽の意味・使い方や例文|享楽的/享楽主義/享楽にふける

更新日:2024年10月14日

言葉の意味・例文

皆さんこんにちは、今回は「享楽の意味・使い方や例文」と題し、「享楽」という言葉の意味やその用例、またさまざまな分野で扱われる「享楽」の用途についてご紹介します。「享楽」というあまり聞き慣れない言葉ですが、実は皆さんにとって、とても身近な言葉です。

「享楽にふけること」そのものが「享楽主義者」ひいては「享楽人」が好んでする行動で、「享楽」の意味に視点を止めながら、「どうすれば楽しみや満足を得られるか」という考えに基づいて行動すれば、それがすでに「享楽にふけること」になります。 【「享楽にふける」の意味と使い方】 ・彼は一日中ゲームをして享楽にふけっていました。 ・彼女はウィンドウ・ショッピングで、興味のある物を買いあさって享楽にふけります。 ・彼らの享楽にふける行動は、常にドライブすることです。 このように「享楽にふける」という言葉自体が動詞ですので、文章でも口語でもその内容を表現する際には「○○をして享楽にふける」という文体になります。

「享楽」との意味の違いや使い分け

日本語の多くには類義語があり、そのオリジナルの言葉と類義語との意味の間に「明確な意味の違い」が見受けられないことがあります。しかし1つ1つの言葉にはきちんと意味がありますので、微妙な意味の違いをもって混同しないように、常にしっかりと、それぞれの言葉の意味を識別できるようにしておきましょう。

「享楽」と「娯楽」の意味の違い

「娯楽」の意味は「人を楽しませるもの」や「余興になること」を言い、「楽しみを受けて満足すること」を意味合いに持つ「享楽」とは根本的な違いがあります。 「娯楽」の基本的な意味には「楽しみや興味をそそるもの・ことがら」を客観的に見た上での視点が含まれ、主に「楽しみを与える物」を1つ1つ並べて受け取る姿勢・眺める姿勢に近づきます。

「享楽」と「快楽」の意味の違い

「快楽」の意味合いについては先述しましたが、「欲望を満たすための楽しみ」を主に意味し、この「享楽」が持つ意味合いとかなり似ています。 しかし「享楽」と「快楽」の字体を参考にするとわかりますが、「享楽」の場合は「楽しみ」を「受ける・受容する」ことを言い、「快楽」は「快い楽しみ」となるので、「快楽」の意味合いには「享楽」の意味よりも強い「主観的な満足・楽しさ」が含まれます。 「その楽しさや気持ちよさ」をさらに語調を強めて言う場合は「快楽」が使われ、「どんな楽しみでも受容して満足に結びつけること」を言う場合は「享楽」が多く使われます。

「享楽」と「歓楽」の意味の違い

「歓楽」の意味は「観て楽しむこと・贅沢に暮らすこと」を言い、主に「体感することで主観的な楽しみを得ること」を意味します。この点では「享楽」の意味合いにかなり近くなりますが、この場合も「快楽」と同じく両者の字体の造りに注意するとその意味合いの違いがわかります。 「歓楽」の意味には「歓楽街」という言葉もあるように、「そこにある楽しみや遊びに興じること」を言い、おのずと「そこにある既成品を楽しむこと」をメインに言います。この点で「享楽」の意味は「主観的に楽しみや満足を追究すること」を言いますので、根本的な意味合いの違いが「楽しみを求める姿勢の強さ」に表れます。

「逸楽」と「享楽」の意味の違い

「逸楽」の意味は「気ままに遊ぶこと・快楽を貪りながら暮らすこと」を言い、「享楽」よりもさらに「快楽にふける」という意味合いが強くなります。「享楽」の意味合いは先述のとおり「楽しみを受容し、それを満足に結びつける」という姿勢が強くなりますので、「快楽にふける」という意味合いはその点で弱まります。 しかし「逸楽」の意味では主に「気ままに遊ぶこと」や「快楽ふけること」の意味合いが全面に出てきますので、その楽しみや満足を得る姿勢には「快楽性」の強みが浮き出てきます。

あまり聞きなれない「享楽」の意味をしっかり把握しよう

いかがでしたか。今回は「享楽の意味・使い方や例文」と題し、「享楽」という言葉の意味やその用例、またさまざまな分野で扱われる「享楽」の用途について、詳細にご紹介しました。 「享楽」という言葉は聞きなれなくても「楽しむ」や「遊ぶ」という言葉が代わりに言われ、この「享楽」の意味合いが持つ「楽しみを受け取る・満足を享受する」という内容を、日常用語として使っています。 このようにむずかしい言葉でも、別の言葉に代替して使われる場合が多いので、難解な言葉に対峙するときは少し視点を変えてその言葉を見つめ直すとよいでしょう。

初回公開日:2018年01月20日

記載されている内容は2018年01月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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