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「費目」の意味と使い方・計算・分け方|家計簿/行政予算

更新日:2023年11月11日

言葉の意味・例文

忘年会や社員の研修費、これらは経費で賄われることになります。経費の仕分の際には区分を設ける必要があり、費目は区分として取り扱われています。費目は経理における簿記業務のみならず、簿記の資格を取りたい人にとってさえ、使用することの避けて通れない区分単位です。

行政予算案の費目とは?

行政予算案の費目には歳入と歳出とがあります。歳入は家計で言うところの入金、歳出は出金です。歳入には税収、国債発行、税外収入などがあります。歳出には国債費、政策経費、社会保障、地方交付税、公共事業、文教・化学、防衛などがあります。 その他、国債残高という費目があります。これは借金の残高のようなもので、例えば2018年度予算案で言えば8830万円にも上ります。歳入と歳出は、どちらも(1万円未満を切り捨てると)合計977万円で同じですが、借金があるために苦しい状態が続いています。 特に2018年度の特徴は、前年度と比較して歳入が増額しているにもかかわらず、社会保障に圧迫を強いられているところにあります。

「費目」の意味と使い方について

物やサービスを一つとってみても、値段には大小があります。ひとくりに出費や支出などとしてしまうこともできますが、後で振り返ってみて何に使ったか、思い出せるでしょうか。もちろん、思い出す必要の無い人もいます。ですが、滅茶苦茶な使い方をしていればお金は減っていく一方ですし、経費は会社のお金なので大切に使う必要があります。 例えば、飲食にかかわるお金で食費があります。食費という単語はありませんが、まかり通っている言葉です。お金の使い方には個人差がありますが、皆と同じ言葉で共通に認識することで比較が可能となります。表にすると一目瞭然ですが、自分のお金の使い方と他との使い方がどれ程似ていてどれ程異なるか、費目がなければ見分けられません。

「費目」と「勘定科目」の違いとは?

費目は家計でも会計でも使えますが、勘定科目は会計でしか使えません。 勘定科目は、会社に確定申告を行ってもらえない個人事業主などが自分の所得を計算し、確定申告と納税とを行わなくてはならない場合の会計記帳における作業です。勘定科目には資産、負債、資本、費用、収益、5つの種類があり、振り分けて記帳します。また、費用の勘定科目は費目と呼ばれています。 費用の勘定科目には、仕入、給与手当、福利厚生費、外注費、旅費交通費、通信費、荷造運賃、水道光熱費などがあります。

領収書の費目の分け方とは?

確定申告などに向けて領収書を準備する際に手間取らないためにも、日頃から領収書を整理整頓しておくことことは非常に大切なことです。 領収書の主な分け方には月別と費目別とがありますが、両方使うのはできません。月別はザックリと費目別は細かく分類することができるなど、両者異なる利点を有します。個人や法人にとって楽な方を選択しましょう。 月別は月ごとに費目別は必要経費に含まれる費目で仕分けます。後者の方がしっかりと区分できる分、経費を事細かに把握しておくことができます。 領収書はルーズリーフなどA4の紙に貼り付けるのが基本で、ファイリングしてまとめておきます。費目別だと支払先で細分化されるので、たくさんの紙を要する結果となり得、月別だと紙の節約にはなりますが、実は時短にならないという結論に落ち着くでしょう。

領収書以外の書類の費目

領収書に取って代わる書類には通帳の記録、確認メール、祝儀袋の表書きのコピー、お礼状や挨拶状、請求書などがあります。 通帳の記録は銀行振替などを行った証明なので、対象となる物やサービスの費目で区分します。確認メールも同様で、インターネットを通じて購入した製品などの費目を使います。祝儀袋の表書きのコピーやお礼状や挨拶状は、接待交際費に区分できます。請求書は事務所や店舗や倉庫などを借りている場合には、地代家賃に区分することが可能です。 いずれにしても、領収書を受け取れないケースには日付、支払者、金額、支払受領者名、支払った理由を領収書と認められる書類上に記載させる必要があります。そして、領収書以外でも、経費に含めて良さそうな支払は費目で区分しておくことが大切です。

費目別計算の仕方の肝はツールの活用にある

支出の割合を確認することは大切です。費目別で割合を確認すると、どこにどの程度お金を費やしているかが一層分かりやすくなり、です。行うまでは気にも留めていなかった費目に支出が偏っていたということもあり得る確認作業です。全体から見れば些細な支出でも、影響力まで小さいとは限りません。 電卓での費目別計算でも、何も問題はありませんが、エクセルならば円グラフを簡単に作成できてより便利です。エクセルでも手書きでも構わないので、費目別の年間支出を表することはとても効果的です。自力では難しい人は、アプリなどの力を借りて費目別の年間支出を表にするのがです。 支出のバランスを費目別の表にて確認した後は、全国平均などと照らし合わせてみることで、家計をしっかりと見つめ直すことができます。

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初回公開日:2018年02月17日

記載されている内容は2018年02月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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