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ディレイの意味・音楽/ゲーム用語での意味・リバーブとの違い

言葉の意味

「ディレイ」は、音楽やゲームなど幅広い分野で使われている言葉ですが、正しい意味はご存知ですか?空港やスポーツ観戦など、使うシーンによって「ディレイ」の意味は異なります。この記事では、分野ごとの「ディレイ」の意味を説明します。ぜひ、参考にしてください。

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「ディレイ」の正しい意味って何だろう?

「ディレイ」の正しい意味って何だろう?

音楽やゲームなどの用語として、「ディレイ」は幅広く使われている言葉です。一般的な会話で使われることは少ないため、「ディレイ」の意味を知らない方も多いでしょう。 この記事では、分野ごとの「ディレイ」の言葉の意味を紹介します。さまざまなシーンで使われる言葉ですので、ぜひ、ご参考にしてください

「ディレイ」の意味とは?

「ディレイ」の言葉の由来は、英語の「delay」になります。 「delay」の意味は、「遅らせる」や「延期する」、「遅滞」などになります。また、「ぐずぐずする」や「手間どる」という意味でも「delay」という表現が使われることがあります。

英語「delay」の使い方・用例
A clerical error delayed delivery.
(書き誤ったせいで、配達が遅れてしまった)
The train arrived after a delay of three hours.
(その列車は、 3時間遅れで到着しました)
Don't delay.Write the letter now!
(ぐずぐずしないで、すぐに手紙を書きなさい)

音楽分野での「ディレイ」の意味とは?

音楽分野での「ディレイ」は、エフェクト(音響効果)のひとつを意味する言葉です。 具体的には、元の音に対して同じ形の波形を一定時間遅らせて重ねることで、山びこのような効果を出すことができます。また、さらに時間を遅らせれば「かえるの歌」の輪唱のようにフレーズを追いかけるように音を鳴らすことができます。 「ディレイ」の効果を出せるエフェクターは、ギター用の機械や、パソコン上で操作できるソフトウェアなど、さまざまな種類のものがあります。

「ディレイ」エフェクターのつまみ、どんな効果があるの?

「ディレイ」エフェクターのつまみには、元の音が出てからディレイ音が出るまでの時間、ディレイ音が出る回数や大きさなどを設定するつまみがあります。ここでは、その「つまみ」の代表的なものを説明します。

ディレイタイム(Delay Time)

「ディレイタイム」は、元の音が出てからディレイ音が出るまでの時間の間隔を設定します。この時間を短くすると山びこのような効果(ショートディレイ)となり、長く設定すればロングトーンのメロディー演奏に向いた効果(ロングディレイ)となります。 「ディレイタイム」はms(ミリ秒)単位で設定できるほか、ソフトウェアでは曲のテンポを参照して設定できるものもあります。

フィードバック(Feedback)

「フィードバック」は、ディレイ音が鳴る回数を調整するつまみです。 ディレイタイムを短く設定したときは1~2回、ロングトーンディレイでは3~4回位に設定するのが基本とされています。

レベル(Lebel)/バランス(Barance)

「レベル」や「バランス」は、ディレイ音の音量を調整します。ショートディレイでは音量を小さめに、ロングディレイでは元の音の3分の2位に設定すると、綺麗な効果になるとされています。

「ディレイ」で使われる「発振」って何?

音楽での「ディレイ」でよく使われる言葉として「発振」(はっしん)があります。「発振」とは「振動を発生すること」を意味します。 「ディレイ」の中には、元の音(入力した音)に対するディレイ音の音量の割合を調整する機能があります。この割合を大きくすると、ディレイ音が繰り返されるたびに音量が大きくなり、やがて繋がって発音するようになります。 その結果、マイクの「ハウリング」のようなノイズ音が発生します。このような効果を「発振」と呼ばれています。 楽曲やジャンルの中では、このような音をわざと狙って鳴らすようにして、機械的な効果を出しているものもあります。

「ディレイ」と「リバーブ」の違い

「リバーブ」=残響

音楽で「ディレイ」と混同しやすい言葉として「リバーブ」があります。 「リバーブ」(reverb)は、「reverberation」(リバーブレーション)のことで、残響を意味する言葉です。ここで言う残響とは、室内などで、元の音が鳴りやんだ後も残って聞こえるひびきのことです。お風呂の中やコンサートホールなどで、このような残響音を聞いた方も多いでしょう。 「ディレイ」が入力された音を設定に従って返す効果であるのに対して、「リバーブ」は残響音を出させる効果になります。

「リバーブ」のエフェクター

「ディレイ」と同様、「リバーブ」にもエフェクターがあります。リバーブ音の音量や元の音との間隔などを調整できます。 また、ソフトウェアタイプの「リバーブ」のエフェクターには、「ホール」や「(狭い)室内」など、「リバーブ」の種類や空間の大きさが決められるものも多いです。

ゲーム用語としてのディレイの意味

「ディレイ」はゲーム用語としても、広く使われている言葉です。

格ゲー

一般的に、格闘ゲーム(格ゲー)における「ディレイ」は、「タイミングを意図的に遅らせること」を意味します。 具体的には、追加技などを出すタイミングを遅らせることや、キャンセル(技が決まった後に、元に戻る動作を中断して、次の行動に移ること)を遅らせる「ディレイキャンセル (遅めのキャンセル)」のような意味で用いられます。

鉄拳

人気格ゲーのひとつである「鉄拳」シリーズでは、「ディレイ」は「連続技のうち、2発目以降でタイミングを遅らせて出すこと」を意味します。 技をわざと遅らせて出すことを「ディレイをかける」、タイミングを遅らせて出せる技を「ディレイが効く技」と表現します。また、遅らせることができる時間の幅を「ディレイ幅」と呼びます。

スマブラ

任天堂のキャラが一堂に会するアクションゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」(スマブラ)シリーズでは、「ディレイ」は「キャラクターの動作を一瞬遅らせること」を意味します。ゲーム中では、「ディレイ」は攻撃の回避などに有効なテクニックのひとつとなっています。

モンハン

「モンスターハンター」(モンハン)シリーズでは、「連続して出せる攻撃を最速ではなく、あ敢えて遅れて入力すること」を意味します。相手のモンスターの動きに合わせて、有効に攻撃を当てていくテクニックとして用いられます。

各分野でのディレイの意味

音楽やゲーム以外でも、「ディレイ」という言葉は使われています。それぞれの分野における「ディレイ」の意味について、紹介します。

サッカーにおける「ディレイ」

サッカーにおける「ディレイ」とは守備戦術のひとつで、「相手の攻撃を遅らせること」を意味します。ボールを奪われたあと、複数人でのプレスやパスコースを消すなどの動きで相手の攻撃を遅らせ、カウンターアタックを防ぐのに用いられます。

飛行機における「ディレイ」

飛行機における「ディレイ」は、悪天候や使用する航空機の不調、空港の混雑などで「飛行機などの出発予定時刻が遅れること」を意味します。 「ディレイ」が生じた場合は、料金の払い戻しや、他の便への振り替えなどが行われます。

フィギュアスケートにおける「ディレイ」

フィギュアスケートにおける「ディレイ」は、ジャンプの跳び方のひとつで「高く飛び上がってから回転が始まる」ジャンプのことです。「ディレイジャンプ」や「ディレイドジャンプ」と呼ぶこともあります。 「回転のスタートを遅らせる」という意味で、「ディレイ」という言葉が使われているとされています。

IT業界における「ディレイ」

IT用語としての「ディレイ」は、「機器内の信号の遅延や遅延時間」という意味で使われます。同じく遅延時間を意味する言葉として、「レイテンシ」が用いられることもあります。

場面ごとに「ディレイ」を正しく使いましょう

場面ごとに「ディレイ」を正しく使いましょう

このように、「ディレイ」という言葉は、さまざまな分野において幅広く使われている言葉です。シーンごとで「ディレイ」が指している意味が違う場合も多く、誤用や誤認しやすい言葉とも言えます。 特に、ビジネスシーンでの間違った言葉の使い方は、周囲からの信頼を失くしてしまうことにもつながりかねません。「ディレイ」などのように幅広く使われている言葉では、シーンごとの意味や使い方をしっかり身に付けて、正しく使えるようになりましょう。

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