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「オミット」の意味と使われるシーン|コミットとの違いなども解説

更新日:2024年04月07日

言葉の意味・例文

「オミット」という言葉の意味を知っていますか?この記事では「オミット」の意味や使われるシーンを例文も合わせてご紹介します。また、「コミット」との違いも解説します。ビジネス用語の使い方が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

「オミット」の意味や例文を理解したところで、ビジネスシーンやその他の状況で使われる、「オミット」について知っていきましょう。 ここでは、日常会話やビジネスシーンで「オミット」という言葉を使うタイミングを解説していきます。

IT業界

例文:このコードの指定の部分をオミットしてください この場合の「オミット」は「除外する」「省く」という意味です。サイト制作でのコーディングの場面や構成の編集、修正を行う際に使われます。 「オミット」はあまり聞きなれないビジネス用語ですが、IT業界では比較的使用頻度が高いといわれます。

テレビ業界

例文:番組収録でカットされたオミットシーンを集めて放送する テレビ業界・映像業界の「オミット」は、撮影済みのシーンを「省く」という意味で使われます。映画やドラマの撮影において、撮影をしたものの放送されなかったシーンを「オミットシーン」といいます。つまり「未公開シーン」「カットシーン」と同様の意味です。

ビジネスシーン

例文:この案はオミットする方向で進めます ここでの「オミット」は「除外する」という意味で使われています。つまり、「この案は不採用の方向」という意味になります。 会議中に「オミット」という言葉を聞いたとき、もしわからなかったら、話についていくことができません。理解ができないまま会議が進んでしまい、自分の主張が出せないという結果に陥る可能性もあります。 そんな思いをしないためにも、しっかり理解していきましょう。

音楽理論

音楽の世界では、「オミット」は専門用語として使われます。ここでの「オミット」は、「ある音を抜いたコード」を意味します。 例えばCのメジャーコードの場合、構成音は「C、E、G(ド、ミ、ソ)」の3つの音になります。Eの音を抜くと、3度の音を省略したコード「C、G(ド、ソ)」になります。 これを「(Cメジャーの)オミット・サード(omit3)」と呼びます。また、楽譜上では「C omit3」のように表記されます。

「オミット」の例文

続いて、「オミット」の例文を紹介していきます。 「オミットする」という能動的な言葉、「オミットされる」という受動的な言葉をそれぞれ例文とともに解説します。ぜひ、一度自分でも例文を作成してみましょう。

「オミットする」

例文:不具合が見つかったので、止む無くこの機能をオミットした。 ここでの「オミット」は、主に「(人や物を)排除する」「機能を削る」「選手を失格にする」という意味で使われます。ここでは、「この機能を排除した」という意味になります。

「オミットされる」

例文:不祥事を起こした芸能人のシーンが、番組から全てオミットされていた ここでの「オミット」は、主に「必要だったものが省かれていた」などのようにネガティブな意味で使われます。ここでは、「番組から全て省かれていた」という意味になります。

「オミット」の類義語

「オミット」は「除外する」「省略する」という意味がありますが、日常会話ではあまり多用されない言葉ですので、類義語や言い換え表現を覚えておきましょう。 類義語には「オミット」と意味が同じである「除外する」「切り取って省くこと」を意味する「カット」などがあります。 また「追い出す」「締め出す」などの意味がある「シャットアウト」も言い換えられる表現です。このとき「人や物をその場から退ける」という意味で使われます。

「オミット」の対義語

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初回公開日:2018年01月14日

記載されている内容は2018年01月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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