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アクセントの意味と用例|音楽/発音/ファッション/料理・記号

更新日:2024年02月29日

言葉の意味・例文

「アクセント」とは、どのような意味を持つのか。「アクセント」は音楽だけで使われるものではありません。言語学・ファッション・料理においても「アクセント」は使われます。それぞれの場面でのアクセントは、どのような意味なのか。その使い方について例を挙げて説明します。

発音においてのアクセントとは、単語またはその文章の中で、どこにストレスを置くか?どこを強調するか?と言う事を意味します。イントネーションと混同されがちですが、イントネーションは感情を表現する上での「抑揚」を意味しています。 話し方の調子は、その時の気持ち・感情で変わります。この点、私たちは普段、あまり意識しないで話しています。でも、例えば何かを食べた時に「これ、おいしいね」と言うのでも、どんな料理か?素材や味付けは何か?誰とどこで食べたのか?と言う事によっても、その言い方の調子は、ずいぶん変わるでしょう。

語調とは?

語調とは、話す時の言葉の調子を意味しています。「激しい語調で非難する」「柔らかい語調だった」などと使います。

イントネーションとは?

「イントネーション」とは、「アクセント」と同義語のようですが、アクセントがどこにストレスを置くか?(どこを強調するか?)を意味するのに対し、イントネーションは、感情を表現する上での「抑揚」、話し方の調子を意味します。「音調」とも言います。

アクセントの位置によって単語の意味が変わる?

アクセントの位置によって、意味が変わる単語はたくさんあります。例えば「橋」と「箸」、「白」と「城」、「雨」と「飴」、「炭」と「隅」「墨」、「柿」と「牡蠣」、「春」と「張る」のように。これは日本語だけではありません。 例えば広東語では、「牛肉」と「狗肉」をカタカナで書くと「ガウヨッ」で同じです。「日」と「一」も同じ「ヤッ」ですが、そのアクセント(発音の高さ)で、どちらを表すかが変わります。

アクセント辞典がある?

日本語の、教育用のアクセント辞典があります。主にアナウンサーや声優のトレーニングには必携です。

日本語のアクセントの特徴

日本語のアクセントの特徴は、音の高低にあります。アクセントが、どこに付くか?どこで下がるか?によってパターンが分かれます。「起伏式」と「平板式」に分けられますが、起伏式も「頭高型」「中高型」「尾高型」に分かれます。 例えば「富士山」は、「ふ」の音が高いので「頭高型」です。「色紙」は「いろがみ」の中の「ろが」の音が高いので「中高型」、「妹」や「弟」はそれぞれ、「いもうと」の「もうと」が、「おとうと」の「とうと」が高くなるので、「尾高型」です。「平板式」は、単語の頭の音にアクセントが置かれるものを意味します。

英語のアクセントの特徴

英語のアクセントの特徴は、日本語のアクセントと同じように、音の高低にあります。英語のアクセントは、音節に分けて捉えるのが特徴です。音節は、母音ごとに分けられます。1音節に付き1母音です。例えば「accent」は「ac」「cent」に分けられます。「permit」は「per」「mit」に、「important」は「im」「por」「tant」と分けます。

フランス語のアクセントの特徴

フランス語の発音の特徴は、日本語のように全ての母音をはっきり発音する事です。一つの単語が幾つかの音節に分けられる場合は、最後の音節の母音にアクセントが置かれます。

ロシア語のアクセントの特徴

ロシア語のアクセントは、日本語や英語のような音の高低ではなく、「強弱」でアクセントが付くのが特徴です。ロシア語では、二つ以上母音がある場合は、どこか一つ、長く強く発音する所があります。

スペイン語のアクセントの特徴

スペイン語は、単語の最後の音が「母音」か「s」か「n」で終わっているか否かに、特徴があります。 「母音, s, n」で終わっている単語の場合は、最後から2番目の音節にアクセントが置かれます。「s, n」以外の子音で終わる単語の場合は、最後の音節にアクセントが置かれます。また、アクセント記号(á、é、ó)が付いている単語の場合は、アクセントが付いている音節にアクセントが付きます。

次のページ:全体を引き締めるため強調したり目立たせたりするという意味のアクセントの例
初回公開日:2018年01月22日

記載されている内容は2018年01月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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