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謳うの意味と使い方|3つの例文と歌うとの違いを解説

更新日:2024年02月28日

言葉の意味・例文

「謳う」という言葉について、意味や使い方をご説明するとともに、「うたう」と読む他の漢字についても意味や使い方を説明しています。この記事を読んで、「謳う」の言葉の意味だけでなく、同じ読みをする他の言葉との使い分けもできるようになりましょう。

他の「うたう」との区別

「謳う」は「うたう」と読む事をご紹介しましたが、「うたう」と読む漢字は多く他にもあります。今回紹介している「謳う」と異なり、音楽に合わせてうたうときに使われる「うたう」にも多くの漢字が使われていますが、すこしずつ意味やニュアンスが変化しています。 よく使われることのある「歌う」「唄う」「謡う」「詠う」の4つを使うときの注意点や意味、ニュアンスの違いなどを説明していきます。

歌う

まず一つ目にご紹介するのは「歌う」という漢字です。こちらは、「声に節をつけて唱える」「音楽的な高低・調子などをつけて発声する。」という意味になります。詩のついた曲を音楽にあわせて「うたう」ことのほかに、動物などの鳴き声などにも使われることもあります。「うたう」の中でも一番使われる頻度が高い漢字です。 ・ピアノ伴奏に合わせて歌を歌う。 ・小鳥が歌っている。 といった例文で使用することができます。

唄う

次に、「唱う」という漢字をご紹介しておきますが、こちらは一般的な表現ではありません。 「合唱」という言葉は「合わせて唱う」という意味で使用されていることから、「唱う」の意味も「歌う」や「唄う」と変わりませんが、よく使われるものとして日本古来の伝統的な長唄や、小唄などを「うたう」ときなどに使用され、日本文化を感じさせる形になります。 ただし、辞書には載っていない表現なので使用することはほぼありません。

謡う

そして次にご紹介するのは、「謡う」という漢字です。こちらも「歌う」や「唄う」と同じように「音楽的な高低・調子などをつけて発声する」という意味を表わす言葉ですが、特に謡曲と呼ばれる能の詞章や脚本を謡う際に使用される言葉であることを覚えておきましょう。 また、「唄う」が楽器の演奏に合わせてうたうのに対し、楽器に合わせずにうたう場合に使われる漢字が「謡う」になります。

詠う

次に、「詠う」という漢字をご紹介しましょう。こちらは、「詩歌を作る。また、詩歌に節をつけて朗読する。」という意味で使用される言葉です。 この「詠う」には、文学的な意味合いが含まれることが多いため、他の「うたう」とは意味合いが大きく変化します。ですので、この「詠う」を使うときには注意が必要になります。 ・この詩には、故郷への思いが詠われている。 といった例文で使用することができます。

「謳う」を正しく理解して使い分けよう

ここまで、「謳う」という言葉について意味や使い方をご説明し、さらに同じ「うたう」と読む言葉についてそれぞれの意味の違いをご説明してきました。 細かいニュアンスの違いなどもあり、少し複雑だなと感じられたでしょう。ですが、日本語をしっかり使い分けられると、細かい表現ができるようになります。今まで何気なく使いわけていた方も、細かなニュアンスの違いを理解して、使い分けることに挑戦してみてください。

漢字の使い分けをマスターしよう

今回は「謳う」と同じ「うたう」という読み方をする漢字について、意味の違いや使い分け方をご紹介していますが、日本語には「うたう」以外にも、同じ読み方をしながら使い分けるのが難しい漢字が存在しています。 「謳う」「歌う」「唄う」といった今回ご紹介した「うたう」という漢字について、意味を正確に理解でき、使い分けができるようになった方は、他の漢字についても、その意味や使い分けについて調べてみてください。

初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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