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更新日:2024年07月07日
ビブリオバトルに興味を持ったことはありませんか。まだまだマイナーなものではありますが、昨今、様々な場所で開催されています。ビブリオバトルはどのように、どこで行われているのか勝つためのコツはあるのでしょうか。今回は、開催場所や方法、勝つコツについてお伝えします。
目次
ビブリオバトルとは本の書評合戦です。立命館大学情報理工学部の教授である谷口忠大氏によって考案されました。発表者は自身が選んだ本を、制限時間以内にプレゼンし、聴衆にアピールをします。制限時間は5分が多いです。 発表は基本的に図や原稿を用いることなく、言葉でのみアピールをするのが基本です。その後、3分間の質疑応答を行います。聴衆と発表者たちの投票によって、もっとも優れたプレゼンをした人が選ばれる仕組みです。 投票をする基準はプレゼンを聞いて、もっとも読みたくなった本です。そのため、発表者は制限時間以内に、本を単純にアピールするのではなく、いかに読みたくさせるかが重要になります。 なお、ビブリオバトルの発表者のことをバトラーやビブリオバトラーと呼びます。聴衆のことはオーディエンスと呼ぶことがあります。
ビブリオバトルは参加者が本を持ち寄り、制限時間以内にプレゼンをして、質疑応答後、発表者と聴衆全員の投票によって優勝者を決めるというシンプルな形式です。そのため、場所と人数と本とタイマーさえ確保できれば、どこでもどのような方法であっても開催可能です。
ビブリオバトルは少人数のコミュニティ型、大人数が参加するイベント型、ワークショップ型の形式があり、場所と少数の人間と本さえ確保できれば開催可能なイベントです。そのため、さまざまな場所で開催されています。 インターネットでビブリオバトル+地域名で検索すると、お住まいの地域のビブリオバトルを調べることができます。まだまだマイナーなビブリオバトルですが、図書館や地域の新聞社が開催していることも珍しくありません。
初めて参加するビブリオバトルでは聴衆の傾向を掴むのは難しいことです。しかし、ビブリオバトルによって聴衆の傾向があるので、この聴衆の好みの本をプレゼンすることが勝つうえでは大切なコツになります。参加したことがなくても自分が参加したいビブリオバトルのサイトやバトルの参加者のSNSなどの投稿からある程度推理できる可能性はあります。 観客の傾向を掴むコツは過去に勝利した本をリサーチすることです。女性向けの小説が多く選ばれているのなら、ビブリオバトルの聴衆の大多数は女性向けの小説を好む女性と推測できます。この聴衆に男性向けのビジネス書をプレゼンしても手応えは薄いでしょう。
ビブリオバトルの聴衆も発表者もビブリオバトルに参加するくらいですから、当然、本が好きです。自分が知らない新しい上に面白い本に出会いたいからこそ参加します。いうなれば、未知の存在と出会いたいからです。 メジャーな本は聴衆にも発表者にとっても既読の確率が跳ね上がり、ハードルを発表者自身が上げることになります。すでに知っている本を読みたいと思う人は稀なため、勝利は難しいでしょう。 本選びのコツは、まだ広く認知されていない新人作家やマイナーなジャンルでのみ活躍する作家やマイナーなジャンルの本を紹介するように心がけることです。
本番では原則、原稿を持たずに本をプレゼンすることになります。アドリブを大切にするのもビブリオバトルの醍醐味ではありますが、ほとんどの人はアドリブでスラスラと言葉は出てきません。事前の練習も本番を成功させるには大切です。 原稿を持っていいのは自宅での練習の時だけです。練習では時間内に収まるように伝えることができるかどうかもタイマーを使って確かめるのも大切なコツになります。
ビブリオバトルでは質疑応答が行われるのが普通です。そのため、質疑応答をスムーズに進めるためには、事前に出る可能性がある質問に答えを考えておくのがコツになります。 どのような質問が来るのか分からないので、考えようがないという方も多いでしょうが、聴衆はどのようなことが気になるのだろうと想像してみるのがコツです。もしくは自分が知っている人を想像し、「この人なら、どのような質問を投げかけてくるだろう」と考えるのもコツになります。
記載されている内容は2018年01月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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