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ビブリオバトルで勝つコツ・時間制限が3分の時のコツ

更新日:2024年07月07日

ガジェット

ビブリオバトルに興味を持ったことはありませんか。まだまだマイナーなものではありますが、昨今、様々な場所で開催されています。ビブリオバトルはどのように、どこで行われているのか勝つためのコツはあるのでしょうか。今回は、開催場所や方法、勝つコツについてお伝えします。

ビブリオバトルの本のジャンル選びのコツ

小説

ビブリオバトルに参加する人は読書家が多く、まだ見ぬ本に出会いたいです。そういう人たちにメジャーな本を紹介しても意味がありません。そのため、まだ多くの人に知られていない作家を選ぶのがコツです。 見つけるのは大変になりますが、新人賞を受賞せずにデビューした新人作家やマイナージャンルの作家、昔ながらの古書店などに通い昭和の小説などを探すのがいいでしょう。これらの作家を見つけるコツは地道に本屋に通ったり、出版社のサイトなどから情報を収集することです。

専門書

どの分野であっても初心者向けに噛み砕いた内容のものが存在していますから、そのような本を選ぶのがコツです。専門性が高いと、聴衆はついて行くことはできませんが、初心者向けの内容であれば、内容も分かりやすく知識欲を満たしたいという聴衆の欲求も満たせます。 専門書ではなく、その道の専門家が書いたエッセイもおススメです。深い知識と実体験に基づく知見は読者を引き込む魅力を秘めています。

ビジネス書・ハウツー本

このような本はある特定の悩みがある人向けに書かれています。そのため、聴衆の傾向によっては心に響かないことも多いでしょう。この手の本をプレゼンする場合は事前に聴衆の傾向を把握しておくのがコツです。 サラリーマンが聴衆に多いバトルで、フリーランスや経営者向けの本をプレゼンしても心に響く人はわずかです。常に、聴衆が興味をそそる本を選ぶことを意識しましょう。 本を選ぶ際は事例や例えよりは作者の体験談が豊富なものを選ぶのがコツです。体験談が豊富なもののほうが読み手も共感をしやすく、単なる事例を紹介するプレゼンよりも著者の体験を紹介したプレゼンのほうが聴衆の心に響きます。

エッセイ・体験記

聴衆の共感を得るためには、作者や内容が聴衆と近いものを選ぶことがコツです。たとえば、作者が高齢の両親を介護するような内容のものだったら、聴衆は同じような問題に直面する中年世代がもっとも共感するでしょう。 人間は共感できないものはなかなか理解し辛いので、男性ばかりのところに、若い女性の恋愛エッセイを紹介しても理解してもらい辛いです。これでは読みたいと思ってくれる人も少ないので、勝つことは難しいでしょう。

時間制限が3分の時のビブリオバトルのコツ

時間配分

本番は予期せぬことがあって、3分以内に収まらないこともあります。きちんとプレゼンを終わらせるためには、2分50秒など少し早めに終わるように練習することがコツです。 冒頭1分では簡単な本の紹介や考えを言うことがコツになります。その後につっかえても聴衆にはどのような本が紹介されるのか理解しているため、しどろもどろになっても言いたいことが伝わりやすいです。 中盤では冒頭の考えを裏付ける根拠について述べていきます。プレゼンをきれいに終わらせるコツは、終盤でプレゼンを終わらせるための冒頭部の考えをまとめ直すことです。終盤では長々と言葉を言う必要はありません。 時間配分については中盤がもっとも長くなり、次に序盤、最後に終盤になります。序盤と終盤を長々としないことが大切です。

文字数

個人差はありますが、人間は1分間で300文字前後を話すので、3分間では約900文字ということになります。タイマーを買って、時間以内に収まるように何度も練習することも大切なコツです。 3分間ではいくら早口にしても本の内容を全て伝えるのは不可能です。そのため、早口にならないように、かつしっかりと相手にアピールすることが大切です。早口では聞き取れない人が出てきますし、聴衆への印象も悪くなってしまいます。 短い時間でのアピールは難しいですが、ビブリオバトルの最大の目的はあらすじ紹介ではなく、本の魅力を伝え興味を持たせることです。そのため、相手が最も興味を抱きそうな点を重点的に紹介するのがコツです。

ビブリオバトルを楽しもう

いかがだったでしょうか。今回は知的書評合戦とも呼ばれる本のプレゼンで勝敗を競うビブリオバトルに勝つコツを中心に紹介しました。 ビブリオバトルに参加することで新たな本との出会いや魅力を再発見することができます。その上、本をただ読むだけでは不可能な人との交流も可能なビブリオバトルは自分の世界を広げてくれます。 全国様々な場所で開催されているので、ビブリオバトルに参加をして、楽しみましょう。

初回公開日:2018年01月13日

記載されている内容は2018年01月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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