履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
更新日:2024年10月13日
「償却」という言葉は、聞いたことはあるけれど、自分で意味を調べたことはない、という方も多いでしょう。本記事では、「償却」を使っている用語の意味についてご紹介します。辞書に掲載されている意味との、違いなどを確認してみてください。
「償却」には、「借金などをすっかり返すこと」という意味があります。「償還」と言い換えることもできます。「借入金を償却する」とは、借りていたお金を返却し、借入金の残額が減る、もしくは、ゼロになった、という意味です。 単に「償却」と言っている場合でも、「減価償却」の意味で使うこともあります。「償却資産」といえば、「減価償却の対象となる資産」という意味になります。「減価償却」とは経理用語で、「使用したり、時間が経つことで、所持している資産の価値が減少することを見積もり、減少見込みを耐用年数に割り当て、費用として配分する会計上の手続き」の意味になります。
減価償却を、車の購入を例に考えてみましょう。100万円で車を購入すると、現金は100万円減りますが、100万円の価値の車が自分の元に残るので、自分の資産はプラスマイナスゼロです。車を、5年間乗る前提で購入した場合で、5年後には、車は20万円でしか売れないことが予測されるなら、5年間で80万円の資産価値が減少することになります。 購入した車は、5年間で、毎年16万円ずつ価値が減るということになります。この減っていく価値を、毎年の予定費用として捉えようという考え方が、減価償却の考え方です。
「保証金の償却」に、「償却」の意味をそのまま当てはめると、「保証金を返すこと」「保証金の償還」という意味になりますが、ここで使われている「償却」は「減価償却」に近い意味になります。ここでいう、「保証金」とは、賃貸借契約の際に、貸主に預け入れる「保証金」を意味しています。 賃貸借契約の際に、貸主に預け入れる保証金の、本来の用途は、借主の賃料滞納などにより、貸主が受ける損害を回避するためのものです。なんの問題もなく、契約が終了すれば、貸主から借主に、保証金が返還されます。「保証金の償却率」が設定されていない保証金であれば、預けたときの金額が、そのまま返還されます。 しかし、「保証金の償却率○%」とされている契約の場合は、1年ごと○%が貸主の収入として充当されてしまい、借主に返還されるのは、預入額から、(償却率×賃借年数)分を減額された金額しか、返還されません。
不動産用語の中で使われている「償却」は、「償還されないお金」の意味と捉えれば良いでしょう。「減価償却」の一種と考えることもできます。 不動産の中でも、土地は減価償却の対象資産にはなりません。「償却」という言葉は、不動産用語としては、主に建物に対して使われる言葉になります。
アパート・マンション経営をしている場合、アパート・マンションの経営で得た収入は、確定申告する必要があります。確定申告の際には、経費として「減価償却費」を申告することができます。減価償却費は、アパート・マンション経営の経費として、大きな割合を占めます。 減価償却費は、アパートやマンションの材質によって、大きく異なります。鉄筋コンクリート造と木造では、1年で計上できる減価償却費は、木造が鉄筋コンクリート造の倍以上になります。しかし、償却期間は、鉄筋コンクリート造の方が長い期間、減価償却費を計上できます。 不動産投資を考える場合も、アパート・マンションなどの、材質・構造によって、減価償却として計上できる金額に差異があることは、知っておいた方が良いでしょう。
不動産賃貸においては、賃貸契約を締結する際に、いろいろな費用が必要となります。そのなかには、解約時や契約終了時に「償却する」と明記されている費用や、「償却」とは別の用語が使用されているものの、実質償却される費用などがあります。 賃貸契約を締結する際には、償却されてしまう費用なのか、否かについて、確認する必要があります。また、償却される場合も、償却されるタイミングが解約時なのか、契約終了時なのかによっても、借主の負担が異なるので、契約締結時に確認すべき事項といえます。 また、保証金などの「償却」は、なんのための償却か、明確になっていないことが多いので、原状回復費用として使われるのか、原状回復費用が別途必要になるのかについても、確認しておくべきでしょう。
不動産賃貸借の契約の際に、「礼金」が必要になることがあります。この礼金は、貸主である大家さんに、「お礼のために差し上げるお金」です。礼金は、税務上の繰延資産として計上することができ、償却期間などが定められています。 償却期間については、基本は5年で計上します。ただし、賃借期間が5年未満で、契約の更新時に、再度礼金の類の支払いが必要となる場合は、償却期間も賃借契約期間で計上します。つまり、2年間の契約期間の場合でも、基本的には、5年で償却します。しかし、この契約が終了したら、再度礼金を払い直すという取り決めがある場合は、2年で償却します。
記載されている内容は2018年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
いまいち難しくてなかなか正しい意味を調べることのない「ご健勝」「ご多幸」という言葉。使いづらそうだと思われがちです...
「ご査収ください/ご査収願いします/ご査収くださいますよう」と、ビジネスで使用される「ご査収」という言葉ですが、何...
選考で要求される履歴書。しかし、どんな風に書いたら良いのか分からない、という方も多いのではないかと思います。そんな...
通勤経路とは何でしょうか。通勤経路の届け出を提出したことがある人は多いと思います。通勤経路の書き方が良く分からない...