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解釈の意味・使い方や例文・意味の違いや使い分け|理解/認識/考察

更新日:2024年11月22日

言葉の意味・例文

解釈は、意味を知らない人でも、人と話すときに無意識に実行している行為です。会話は文書と違って全部伝えきれないことがある場合、不足部分は解釈で補うことになります。ネットでは、難解な歌詞を解釈して投稿する人も多くいます。この記事では、解釈の意味について紹介します。

これから紹介する4曲は、「パンダヒーロー」、「マトリョシカ」、「ハナミズキ」、「千本桜」といずれも歌詞が難解で解釈が難しいものばかりです。

パンダヒーローは?

「パンダヒーロー」は、ハチ氏のミリオンセラーの曲です。歌詞は難解ですが、歌詞の中に野球関係の言葉と麻薬関係の歌詞が多く含まれています。 このことからかつて野球をしてたけど、なんらかの事情で続けられなくなって今はやめているけど未練はあることが考えられます。現在、麻薬中毒であることが想像できます。サビの部分の「パッパッパラッパパパラパ」は、麻薬でらりっている状態を表現しています。 かつて野球少年だったパンダヒーローは、すたれた場所に住んでいて麻薬中毒で売人になっています。麻薬でらりると、野球をやっていたころの思い出が脳内でリアルによみがえります。 ラストの「壊して回れ ブラウン管」の歌詞から、パンダヒーローがこんなことになってしまったことへの後悔している様子がうかがえます。

マトリョシカは?

「マトリョシカ」は、ハチ氏のミリオンセラーの曲です。歌詞の内容は、ハチさんからハチさんの意図しない歌詞の解釈をやっている人たちへの皮肉的な歌です。タイトルの「マトリョシカ」は、「真意がみえない」という意味です。 出だしの「考えすぎのメッセージ」は、「深読みしすぎた解釈」、4行目の「継ぎ接ぎ狂ったマトリョシカ」は、「変な解釈で真意がみえない」6行目の「いつまで経っても針は四時」は、「いつまでたっても成長しない人たち」8行目の「世界は、逆さに回りだす」は、「世界が狂ったまま動いている」と痛烈に皮肉っています。 ラストの2行は、「酔い潰せ 歌い出せ 今日もほら継ぎ接ぎ狂ったマトリョシカ」は、「ほら今回の曲も好きに解釈すればいいじゃないか。変な解釈で真意がみえない」と開き直りともいえる終わり方です。

ハナミズキは?

ハナミズキは、一青窈さんの曲です。ハナミズキの花言葉は「私の想いを受けとってください」 です。一青窈さんは、アメリカ同時多発テロが起こった時に、当時ニューヨークにいた友人からのメールできっかけに書いた、アメリカ同時多発テロへのメッセージソングだそうです。 歌詞の中の「僕」は、テロで亡くなった人で、「君」は、娘、「母」は、妻で娘の母親と考えられます。出だしの「空を押し上げて 手を伸ばす君」は、娘さんの愛らしさを表現しています。 歌詞の途中に、「一緒に渡るのにきっと船が沈んじゃう」と船が出てきますが、これは一青窈さんが、テロのニュースのことを聞いた時にタイタニックの事故を連想したからだそうです。 サビの部分の「君と好きな人が 百年続きますように」にこの歌への想いがこもっています。一人一人が自分の好きな人のずっと先の人の幸せを願うことで、怒りの連鎖は止められるというメッセージです。

千本桜は?

「千本桜」は、2011年に黒うさPが作った曲です。作品の時代背景は、明治維新後の西欧文化が入ってきた時代です。また、ニコニコ動画2016では、歌舞伎との融合もしています。 歌詞全体で見ると『敵』、『落』、『悪霊』などマイナスイメージの字が目立ちます。このため暗い歌詞になっています。反面、『ハイカラ』、『日の丸』、『光線』などの光のイメージの字があり、歌詞末尾で光のイメージの『光線』とマイナスイメージの『銃』が一緒になった『光線銃』で光のイメージとマイナスイメージが融合しています。 「千本桜」はこのようにふたつのイメージをうまく交差させて融合させた歌詞といえます。

解釈の意味を理解して解釈をしよう

これまで述べてきたように「解釈」には、受けての側から理解するので、正解がなくある程度は自由に解釈できますが、解釈した結果を行動に移す場合に回りに大きな影響を与えます。 例えば、会話などで相手の言葉を善意に解釈した場合と悪意に解釈した場合とで、その後の行動が変わってくるので、悪意に解釈した場合、トラブルになりかねません。また、難解な歌詞などを解読してネットでブログなどで記事にした場合、読んだ人は、少なからず感化されます。その内容が、作者の意図するものと違ってたらなおさらです。 解釈は実際やってみると楽しめます。ルールを守って解釈を楽しみましょう。

初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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